読書日和

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悔やんだって後の祭り

2010-08-21 15:07:57 | 音楽・映画



もう昨日に手を振ろう
というわけで、Mr.Childrenの「fanfare」という曲の感想です。
この曲は歌詞が特徴的で、冒頭の「悔やんだって後の祭り もう昨日に手を振ろう」がとても印象に残っています。
仕事でも私生活でも、色々と悔やむことが多いのが世の常。
しかし悔やんだところで、それはもはや後の祭りなんですよね。
時間は戻りません。
いつまでも悔やんでいるより、もう昨日に手を振ったほうが良いです
実際は、引きずってしまいがちかもしれませんが

映画「ONE PIECE FILM Strong World」のエンディングテーマとして知られるこの曲。
映画の内容が何かを「悔やむ」ようなものではないのにこの歌詞だったのでちょっと気になっていたのですが、原作のほうの最近の展開を読んでいくうちにその意味が分かりました。
以下、7行ほど原作のネタバレを含みますので、ご注意ください。

白ひげ海賊艦隊と海軍本部&王下七武海の戦争の最中、ルフィの目の前で兄であるエースが殺されてしまい、彼は大きな挫折に直面しました。
まさに、悔やんでも悔やみきれない場面でした。
さらに白ひげ海賊団にとっては、エースの救出失敗と船長”白ひげ”の死という、最悪の事態となりました。
挫折したルフィはエースの死を受け入れられず、一時自暴自棄になります。
しかし最近の話では、ついにそのことを受け入れ、前を向き始めています。
これがまさに、「悔やんだって後の祭り もう昨日に手を振ろう」ということなのかなと思いました。
また大海賊”白ひげ”が死んだことにより「新時代の幕開け」にもなっていて、旧時代に手を振ってお別れをするという意味もあるのかなと思ったりしました。

そんなわけで、色々と考えさせられるこの曲。
アニメ映画のテーマ曲とは思えないような壮大な曲になっています
何か悔やんでいる友達がいたら歌ってあげると良いかも知れません(笑)
悔やむ過去に手を振って、頑張って前を向いていきましょう