読書日和

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揺れ動く未来

2010-11-15 23:51:29 | ウェブ日記
今日は検察が、尖閣ビデオ流出の海上保安官を逮捕しない方針を決めるというニュースがありました。
これは良い判断をしてくれたと思います。
政府はやたらと罪に問おうとしていますが、中国人船長を釈放しておきながらこちらが逮捕では、論理的におかしいですしね。
国民の反発が必至な上、情報が「機密」かどうかも怪しい状況では、無理に逮捕することはできないと思います。
この後は任意で取り調べを続け、起訴するかどうかを決めるとのことです。
これについても、中国人船長を”事実上無罪放免”にしてしまったのですから、こちらだけ起訴というのはおかしな話です。
なので、私としては起訴猶予にしてほしいと思います。
その上で、行政上の懲戒処分はやむを得ないかなと思います。

もとをたどれば、政府が最初から公開しておけばこんな事件は起きませんでした。
政府にはやたらと罪に問おうとするよりも、自分達が何をやったかをしっかりと受け止めてほしいです。
海上保安官を逮捕しないことに不満があるのなら、中国人船長釈放の件が重くのしかかってきます。
映像流出に不満があるのなら、公開せずに隠そうとしたことが重くのしかかってきます。
仙谷氏の「犯罪者を称揚するのか」という発言については、例の船長が中国で英雄扱いされ、そうさせたのは日本政府だという事実が重くのしかかってきます。
やることなすこと意味不明で、到底理解できません。
今日は仙谷氏と馬淵氏に不信任決議案が提出されたりもしたようですが、馬淵氏はともかくとして仙谷氏のほうは不信任に値するのではと思ったほどです。
もっと国民の声に耳を傾けないと、民主党政権…まずいことになるのではと思います。