竹島と尖閣諸島

韓国の李明博（イ・ミョンバク）大統領の竹島不法上陸に続き、今度は中国が仕掛けてきました。
香港の民間活動団体が海上保安庁の巡視船の制止を振り切り、尖閣諸島の「魚釣島」に上陸。
活動団体のメンバーは上陸後、出入国管理法違反（不法上陸）で沖縄県警によって逮捕されました。

竹島と尖閣諸島、立て続けに起きた不法上陸を見れば分かるとおり、現在の日本政府は完全に舐められています
これは2010年の尖閣諸島沖漁船衝突事件での菅総理＆仙谷官房長官によるスーパー弱腰外交、あれが全てです。
あの酷過ぎる弱腰外交によって、中国や韓国、ロシアは「日本は何をやってもどうせ何も出来ないだろう」と見るようになり、あれ以降これらの国による露骨な挑発が始まりました。
特にここ数日の出来事はまさに「やりたい放題」な感じで、本当に見ていて激しい憤りを感じます。

おそらく民主党は今、竹島と尖閣諸島両方の懸案を抱えることになりパニック状態になっているのではないかと思います。
とても弱腰民主党政権に竹島と尖閣諸島の問題を同時に相手に出来るとは思えません
なので尖閣諸島の問題は強制送還という形にしてさっさと片づけてしまいたいのが民主党の本音だろうと私は思います。
民主党政府は「2004年の小泉政権の時のを参考にする」などと言っていますが、野田総理や藤村官房長官、玄葉外務大臣達はあの時とは全く状況が違うということを分かっているのでしょうかね？

昨日父と話していたのですが、尖閣諸島の「魚釣島」に不法上陸したメンバーらが逮捕されるところまでは中国も当然計算済みのはずです。
それを計算して仕掛けてきているということは、日本政府がどういう対応を取るのか、実験するのが狙いでしょう。
さっそく中国は「逮捕されたメンバーの無条件での即時釈放を求める」と声明を出してきました。

東京都の石原慎太郎都知事が「事前に（尖閣諸島上陸を）通告していて確信犯なんだから、どんどん裁判にかけたらいい」と言っていましたが、本当にそのとおりなんですよね。
「これからあなたの国の領土を侵犯しますからね」と通告していたわけです。
昨日の尖閣諸島沖での出来事は、あれがロシア辺りなら問答無用で香港漁船のメンバーを射殺していた場面です。
国の領土を侵犯されるというのは、それくらい重大なことだということを、弱腰民主党政府の方々にはよく肝に銘じて今後の対応をしてもらいたいと思います。

韓国大統領が天皇陛下を侮辱

韓国の李明博（イ・ミョンバク）大統領が竹島への不法上陸に続き、今度は天皇陛下を侮辱するというさらなる暴挙に打って出ました。
「（天皇陛下が）韓国に来るなら誠意ある謝罪をすることだ」というようなことを言っています。
これは完全に一線を越えています。
日本の天皇陛下に対して訪問時の条件を付きつけるなど外交儀礼上極めて失礼なことであり、暴挙というほかありません。
昨日の靖国神社参拝時に安倍晋三元首相は「常軌を逸していて一国のリーダーの資格に疑いを持たざるを得ない」、森田健作千葉県知事は「失礼千万」、松原仁国家公安委員長は「竹島訪問を含め一国の最高指導者として適切な行動ではない。礼を失した発言ではないか」と批判の声を上げています。

日本の天皇陛下は世界的に見ても極めて権威の高いお方であり、世界中を見回しても天皇陛下と並び立てるのはローマ法王とイギリスのエリザベス女王くらいです。
それほどまでに権威の高いお方なのです。
はっきり言って韓国の李明博大統領など天皇陛下の前では足元にも及びません。
そんな李明博大統領が天皇陛下に対して「訪韓するなら謝罪しろ」とは、いったい何様のつもりなのでしょうか。
まさに常軌を逸しているし、失礼千万だし、一国の最高指導者として適切ではないと思います。

韓国大統領がここまで露骨に日本に喧嘩を売ってくるのなら、当然日本としても強力な対抗措置を取る必要があるでしょう。
竹島への不法上陸、さらには天皇陛下への侮辱は許されるものではありません。
ICJ（国際司法裁判所）へ提訴して韓国の非常識さを国際社会に訴えていくのはもちろん、韓流コンテンツの受け入れ全面拒否、日韓通貨スワップ協定の白紙撤回、韓国国債の売却等、打つべき手はたくさんあります。
既に民間レベルではBS日テレとBSジャパンが韓流スターらが泳いで竹島に上陸した事態を受けて、韓流ドラマの放送延期を決めています。
これが当然の対応です。
地上波の各局がどう動くかにも注目ですね。
また、三井住友カードが韓国旅行向けプリペードカードの発行延期を決めたというニュースもありました。
これも当然の対応。
韓国大統領や韓流スターらが竹島に不法上陸する暴挙に打って出ているのに、「日韓友好」というわけにはいかないでしょう。

民間レベルで動きが出てきたことで、焦点は民主党政府がどう動くか。
いくら弱腰民主党政権といえど、ここまで馬鹿にされて強力な対抗措置を取らないわけにはいかないでしょう。
天皇陛下が侮辱されたんですよ？
「冷静に」とは言いつつも、韓国は完全に一線を越えてきたのですから、切るべき外交カードは常に切れる状態に構えるべきです。
国際司法裁判所への提訴、韓流コンテンツの受け入れ全面拒否、日韓通貨スワップ協定の破棄等、少しは強い外交を見せてほしいものです。