読書日和

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「声」の大きさ

2013-08-12 23:40:45 | ウェブ日記
今日はテレビ朝日の「報道ステーション」を見ていて、「声」の大きさについて考えさせられました。
この番組は全国放送であり、声の大きさは非常に大きいです。
ひとたびニュースを報道すれば、それだけ多くの国民が影響を受けることになります。

今日の報道ステーションは「集団的自衛権」について特集していました。
集団的自衛権とは同盟国が敵国に攻撃された場合、「仲間が攻撃された」ということで敵国を攻撃する権利のことで、国連憲章でどの国にも認められています。
しかし日本では「憲法9条」があり、「権利は持っているが、憲法9条により、行使をすることは出来ない」という解釈で今日まで来ました。
この解釈を変更して集団的自衛権を行使出来るようにしようというのが、「集団的自衛権の解釈変更の議論」です。

報道ステーションはこの集団的自衛権の解釈変更について、明確に大反対のようです。
一見中立を装っていましたが、あの報道ぶりを見れば視聴者をどこに誘導しようとしているのかは見て取れます。

問題なのは、「公共の電波」を扱う公正であるべき報道機関が、こういった露骨に偏った報道をすることです。
これを「偏向報道」と言います。
報道ステーションでは、最初は賛成派の意見も出しつつ、途中からは一方的に視聴者を「反対」に誘導するような報道になっていました。
こういったことが国民に対して影響力の大きいテレビ、それも「全国放送」で頻繁に行われているから大問題なのです。

報道ステーションは今年の4月、5月に憲法改正論議が活発化した際にも大々的な「憲法改正反対」のキャンペーンを張っていました。
番組に出てくる言論人も憲法改正反対の人ばかりで、明確に報道が偏っていました。
あんな報道を連日連夜繰り返されれば、見ている視聴者はそちらに誘導されることでしょう。
これは2009年、テレビが連日連夜民主党大絶賛と自民党猛批判を組み合わせた報道を展開し、マスコミ主導で民主党政権を誕生させた時と全く同じ手法です。
世論操作・世論誘導と呼ばれる手口ですね。

報道ステーションに限らず、TBSの「サンデーモーニング」なども相当酷い偏向報道を繰り返しているのですが、こういった番組は憲法改正や集団的自衛権の解釈変更の話題が出るとすぐさま大々的なネガティブキャンペーンを張りますよね。
必ず憲法改正などに悪いイメージを持つように番組を編集しているし、安倍晋三首相に対しても「公平な報道」を無視した露骨なネガティブキャンペーンを展開しています。
私はこの憲法改正や集団的自衛権の解釈変更の議論さえ許さないというようなマスコミのやり方は明確に間違っていると思います。
「議論さえ許さない、徹底的にネガティブキャンペーンをして弾圧する」ではもはやマスコミとは呼べないでしょう。
ただの権力を悪用する団体です。
日本のマスコミの報道は世界最低水準の酷さだと改めて思いました。
国民がしっかりしないとまた2009年の時のようにマスコミによって誘導されるのではないでしょうか。
報道を鵜呑みにするのではなく、自分の頭で考えることが必要です。