読書日和

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式典での言葉

2013-08-20 23:15:48 | 政治
終戦の日の8月15日、東京都千代田区の日本武道館で行われた全国戦没者追悼式。
ここでの安倍晋三首相の式辞に対し、中国と韓国と日本マスコミのお馴染みの三大勢力がギャーギャー文句を言っています。
特に日本マスコミは「反省の言葉がない」とか何とかで狂ったように大バッシングを展開していました。
しかし式辞の「全体の内容」については全然報道されておらず、あくまで日本マスコミが一方的に大バッシングを展開しているというのは見逃せない事実です。
そこでそんなに極悪犯罪者のように扱われなければいけないほど極悪非道な式辞なのか?を検証すべく、どんな式辞を述べていたのかを調べてみました。
以下、式典での式辞の全文です。

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天皇皇后両陛下のご臨席を仰ぎ、戦没者の御遺族、各界代表多数の御列席を得て、全国戦没者追悼式を、ここに挙行いたします。

祖国を思い、家族を案じつつ、戦場に倒れられた御霊(みたま)、戦禍に遭われ、あるいは戦後、遠い異郷に亡くなられた御霊の御前に、政府を代表し、式辞を申し述べます。

いとしい我が子や妻を思い、残していく父、母に幸多かれ、ふるさとの山河よ、緑なせと念じつつ、貴い命をささげられた、あなた方の犠牲の上に、いま、私たちが享受する平和と、繁栄があります。そのことを、片時たりとも忘れません。

御霊を悼んで平和を祈り、感謝をささげるに、言葉は無力なれば、いまは来し方を思い、しばし瞑目(めいもく)し、静かに頭(こうべ)を垂れたいと思います。

戦後わが国は、自由、民主主義を尊び、ひたすらに平和の道を邁進(まいしん)してまいりました。

今日よりも明日、世界をより良い場に変えるため、戦後間もない頃から、各国・各地域に、支援の手を差し伸べてまいりました。

内にあっては、経済社会の変化、天変地異がもたらした危機を、幾たびか、互いに助け合い、乗り越えて、今日に至りました。

私たちは、歴史に対して謙虚に向き合い、学ぶべき教訓を深く胸に刻みつつ、希望に満ちた、国の未来を切り拓(ひら)いてまいります。

世界の恒久平和に、能(あた)うる限り貢献し、万人が、心豊かに暮らせる世を実現するよう、全力を尽くしてまいります。

終わりにいま一度、戦没者の御霊に平安を、ご遺族の皆様には、ご健勝をお祈りし、式辞といたします。

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以上で終わりとなりますが。
これの一体どこが問題だと言うのでしょうか。
何の問題もない式辞ではないですか。

中国と韓国と日本マスコミは「反省の言葉がない」とか何とかで大バッシングしていましたが、この式典は、戦没者の追悼式なんですよ?
戦没者の御霊(みたま)を慰霊し、感謝する式典であって、中国韓国がどうのこうのを持ち出すのは筋違いでしょう。

まず中国韓国がやっていることは明らかに日本への内政干渉です。
戦没者の追悼式にまで因縁を付けてくるこの悪質さは尋常ではないですし、中国韓国は日本への内政干渉をやめるべきです。
そして中国韓国と一緒になって日本国首相を攻撃している日本マスコミは極めて悪質かつ異常であると言わざるを得ません。
日本のマスコミなのに日本ではなく中国と韓国の側に立った報道をするこの異常さ、改めて考えてみてほしいです。

最後に、安倍首相の式辞で印象的だった言葉をひとつ。

あなた方の犠牲の上に、いま、私たちが享受する平和と、繁栄があります。そのことを、片時たりとも忘れません。

実は先日の「靖国神社 みたままつり2013 寄せられた言の葉・絵画 その1」のフォトギャラリーにも同じ言葉がありました。
以下の写真です。


「おかげさま 今こうして しあわせなのは あなたたちの おかげです」

自分の国のために戦ってくれた先人に感謝するのは、世界中どこの国でも当たり前のことです。
先人に感謝するだけで「右傾化」だの「軍国主義」だのと言われるのはおかしな話です。
それだと世界中が右傾化であり軍国主義でないと辻褄が合わないでしょう。
中国韓国及び日本マスコミが使うこれらの言葉がいかにおかしなものであるか、よく考えたほうが良いと思います。


参考記事
「なぜ不可能であったか」
NHKの言う「アジア諸国」について
その「世界」とはどこの世界か