しらの風景

自然と野鳥や生き物が大好き!自然の中には学びがいっぱい。
デザインの仕事をしながら、楽しく生きる智慧を探します。

映画「恋空」92点。(12/20*木)

2007-12-20 | 映画大好き!
「今度、映画観に行こうね」と中1の末娘と
約束していたので、昨日の夕方一緒に出かけました。
「続・三丁目の夕陽」を観るつもりだったのですが
この映画を観た友人たちの反応が今イチだったので
急遽『恋空』を観ることにしました。

今どきの高校生の生活なんかが描かれていて
「あらっ、うちの子には早すぎたかも!」
と思ったのですがもう仕方がない。
最初はストーリーの中に入りづらかったのだけど
純粋に人を恋する気持ちが観ている者に
どんどん伝わってくる映画で、
いつのまにか引き込まれていました。

ストーリーは悲しい結末だったけど
その中に切ないほどの前向きさと一途さが感じられるいい映画だった。
誰もが経験したであろう人を好きになる喜びや切なさ、そして別れ。
実話だと聞いたけど、彼らはもしかしたら、そのあたりの大人たちより
よっぽど大人な恋をしていたんだと思う。

ときに人は年齢でものを語るけど年齢って何だろう?
年を重ねて、心の中から失っていくものと失わずにいるもの。
ひとり一人の心の中で失わずにあるものって何だろう?
そして、私の中にある大切なものは?
純粋でないと突破できない壁があると私は思う。
その壁を乗り越えたいか、乗り越えたくないのかは
人それぞれの選択なのだろうけど。

映画を見終わったあともジ~ンとやさしさが残る映画で
泣けて泣けてなかなか席を立てなかった私と娘だったのでした。

ニュースなどで伝えられているよりも
ちゃんと生きている若者たちは案外たくさんいるのかもしれない。
余韻の残る映画、こんなに泣けた映画は久しぶり!
そして余韻の残るような生き方、できたらいいですね。