しらの風景

自然と野鳥や生き物が大好き!自然の中には学びがいっぱい。
デザインの仕事をしながら、楽しく生きる智慧を探します。

夜回り先生講演会。(4/15*日)

2007-04-15 | 人間大好き!
金沢市で、初めての水谷修(夜回り先生)さんの講演会が
青年会議所のイベントとしてあったので行ってきました。
テレビで何度か特集されている番組を見て
こんな先生がいたの?という思いと同時に、子どもたちが
汚れた大人たちの夜の世界に引き込まれていく姿に
とても驚いたのを覚えています。

石川県は覚せい剤などでは47都道府県の中では
最も事件が少ない県らしい。その訳はあとで知って
ちょっと愕然とするのだが、子どもたちが将来もずっと
石川県に留まっているはずもない。

水谷さんは、子どもたちの世界のいじめは
大人の社会そのままが映し出されたものだという。
私もそう思う。競争や成績至上主義の中の教育体制の
どこに人間性を育てる余裕があるのだろう?

最近、急増している若い女の子たちのリストカット、
援助交際や若者を狙った覚せい剤。
どれも子どもたちの寂しさに、つけ込んでくるという。

夜も眠らずに、たくさんの子どもたちのSOSに応え続ける
水谷さん。何が彼をあそこまで突き動かしているのだろうか。
心と体、時には自分の命をも張ったあんな活動の
真似ができるとは思わないが、せめて身の回りの目に映る
子どもたちのことは気にしていきたいと思う。
もし、大人たちがみんな、社会がみんなそんな思いで生きれば
年間(実際には)約5万人いわれる自殺者のとりわけ
子どもたちの命は、少なからず守れるのではないだろうか。

それにはやっぱり大人たちが、
人間としての力をつけなくてはいけない。
さぁ、どこでどうしてその力をつけるのか?
それにはきっと、経済や仕事だけを追いかけている生活から
まず精神的に脱却すること!社会を創る一員としての
自覚から始まるような気がするのだ。

サマーバレンタイン。(4/14*土)

2007-04-14 | 私の作品
仕事では、いつも季節を先取り。
先日やっていた仕事は、サマーバレンタインがテーマ。
七夕の織姫と彦星の再会を「夏のバレンタイン」に見立てて
今、日本のあちこちでキャンペーンが展開されてつつあります。

上の写真は、クライエントからお菓子の素材をお借りして
「サマーバレンタイン』をテーマに私がイメージしたものを
写してみたものです。最終的には、
商品がもっとアップになったものが選ばれたので
これは使われなかったアイデアでしたが
自分では、とても好きなセッティングでした。

今の社会は、暗いニュースがほんと多い。
お義理になってしまっては、これも面白くないのだが
“愛の告白!”好きな人に好きって伝えることは
とっても大切なことじゃないかしら?
お菓子の世界に便乗して、恋愛だけじゃなくても
親しい人たちの間で、愛のメッセージが飛び交うことは
ステキなことではないかな~?なんて思っちゃいます。

兼六園・花吹雪。(4/13*金)

2007-04-13 | 植物大好き!
従姉が久しぶりにお花見に金沢に出て来たので
一緒に石川門や兼六園の辺りを歩きました。
今日は、気温が高くて暑い日でした。
おまけに風が強かったので、桜の花がいっせいに散り始め
花びらが風に舞って、花吹雪の中。


渡りの途中のノビタキがこんな場所にもいました。
スズメやヒヨドリが桜の花にくちばしを突っ込んでいました。
金沢の街は、今、桜吹雪の中に霞んで見えます。

ラッパスイセン。(4/12*木)

2007-04-12 | 植物大好き!
今朝は、山のあちこちからアオゲラの声が聞こえてきました。
ベンチに座ると、近くの枯木に飛んで来てドラミング!
その大きな音が山に響きます。朝のひんやりとした空気と桜の木々。
何だかそれだけで幸せ気分だったなぁ!

もうずいぶん前にいただいたバラの鉢植えの中に
水仙の葉っぱが一緒に出ていました。
大きくなるように畑の隅っこに地植えしました。
数年経って、その水仙の花が、今は満開です。
花の数を数えると、20個もありました。

ちょっと変わったやさしい花色のラッパスイセンです。
水仙の花には、いろんな種類がありますが
このラッパスイセンが一番最後に咲くようです。
今、金沢の街中では桜の花とともに
このラッパスイセンも満開です。

(川縁に咲くラッパスイセンはこんな色!)

ツバメが!(4/11)

2007-04-11 | 野鳥大好き!
いつものように、川沿いを朝のお散歩。今日も
「あ~、楽しかった!」と帰り道を歩いていたら、
顔見知りの近所の人が2、3人集まって手招きしています。
何だろう?と思って近づくと
どうも、道に座り込んでいたツバメを拾って
どうしたらいいのかとみなで考えあぐねていたらしい。

ちょうど、保護する場所を知っていたので私が預かりました。
引き取り手が現れて、近所の人たちはホッとした様子。
今、石川県で怪我した野鳥を引き受けているのは「いしかわ動物園」。
金沢の私の家からは、1時間くらいかかるのですが
偶然なのか必然なのか、今日はちょうど
用事でその近くまで行く予定でした。

間じかで見るツバメのかわいいこと!なんてつぶらな瞳。
どうも右の肩を痛めてしまって飛べないようでした。
怯えもせず、とてもおとなしくしていたので
この際、観察を!優雅に飛ぶだけあって長い翼、と芸術的な尾の形。

ツバメの数は環境の変化で、最近どんどん少なくなっています。
(我が家に巣を作ってほしくてツバメに
 話しかけたこともあるのですが夢は今だ、叶っていません。)

ツバメは毎年、同じペアで巣作りをするらしいのですが
片割れは、さぞ困っていることでしょう。
それよりも何よりも、南の国から長い旅をしてやっとたどり着いたのに
ここで怪我をしてしまうなんて、とってもかわいそう。

動物園の獣医さんに渡すと、同じようなツバメがこれで3羽目だとか。
テーピングして様子を見るけど、治る確率は五分五分らしい。
でもタイミング良く出会えたのが縁、
きっとこの子はまた空に飛び立ってくれるでしょう!
そう願いながら動物園を後にしたのでした。

ヤツデの実。(4/10*火)

2007-04-10 | 植物大好き!
前年の花の果実が、春に熟すヤツデの実。
今日出会った、そのヤツデの実はグリーンから黒色に変化しようと
しているところで、とてもきれいでした。(写真上)

今朝は、アオジのさえずりに出会ってラッキー!
野鳥たちが一生懸命にさえずっている姿はとても好きな風景です。


今、金沢の街は桜が満開!
金沢は観光地で桜が多いので、
街全体が桜に覆われているような気さえします。
しだれ桜がピンク色のシャワーのようでした。



山道でも、新緑のグリーンと桜の組み合わせがこれまたステキ!
足下には見事なかたまりになって、スミレの花が咲いていました。<

桜満開!兼六園。(4/9*月)

2007-04-09 | 植物大好き!
兼六園の桜の満開宣言が出たので、今から夜桜見物に行くよ!と
夕方、お知り合いから電話をもらいました。
ちょうど、今日は兼六園の近くを自転車で通ったので
見事な桜の写真を写したところでした。写真上は、石川門の桜。

朝歩いた、浅野川の川辺の桜も満開を迎えようとしていました。

桜ばかりに気をとられていたら、足下に咲くチューリップが、
「私も見て!」と言ったような気がしました。


河原では、見事なまでにつくしたちが
空に向かって伸びていました。


今日は三女の中学校の入学式!新しい生活の第一歩に、
子どもたちの緊張感が伝わって来るようでした。

普正寺探鳥会。(4/8*日)

2007-04-08 | 野鳥大好き!


野鳥の会・石川支部では、金沢の外れにある
普正寺の森で毎月、定例探鳥会をしています。
ここは、川あり森あり海ありのなかなかいい地形で、
渡り鳥の休憩地でもあります。
今日は、その探鳥会の担当だったので出かけてきました。
森の中の桜も、きれいに咲き誇って美しい!
野鳥たちも春の陽気に誘われたのか
54種も観ることができました。

今日の私のお気に入りは、ルリビタキ♂♀でした。
早々とオオルリも現れて、青い鳥の出現に大賑わいでした。
卵を抱いているアオサギや、巣に出入りするカワラヒワも観察できました。
探鳥会風景を写そうと意気込んでいたのに
うっかりカメラを忘れて、仲間のS氏に頼んで写してもらいました。
届いたのは、みんなでヒバリを観察している場面でしょうか。
とてもいい雰囲気のショットで写っていました。

サクラソウ。(4/7*土)

2007-04-07 | 植物大好き!
子どもの絵の教室が少し早めに終わって
子どもたちに石拾いに行こう!と誘われたので、
一緒に手をつないで、近くの河原まで。

途中、家の近くで見つけたサクラソウは、
八重咲きの上品な花で思わずシャッターを切りました。
子どもたちときれいだねぇ~!としばし見とれました。

河原でこうしてお気に入りの石を見つける時間は楽しい!
子どもたちも口々に「青色の石見つけた!」とか
「きれい!」とかいいながら、時間を楽しんでいる。
そして、こんなふうに手のひらに広げて見せてくれました。


日々の楽しみは、この河原に転がる石のように
きっとゴロゴロとたくさんころがっている。
それを子どものように、無邪気に見つけることができる人が
幸せルンルンで生きていけるんでしょうね!

しだれ桜。(4/6*金)

2007-04-06 | 植物大好き!
仕事が一段落して、今日は友人たちと
お花見&朗読会にいく約束の日。
もうすぐ仲間の一人が県外に引っ越すので
なるべく時間を会わせて会おうね!という気持ちです。

朝、私の家に集まって出発!
みなさん県外出身なので、コースは私のお勧めコースを歩きました。
浅野川の川沿いを歩いて、卯辰山に上がります。
途中で野鳥が現れたら、野鳥の解説、植物の解説が入ります。(笑)
谷を下ると、ピンクに包まれた世界が私たちを待っていました。
しだれ桜!いつもの年は染井吉野の方が先に咲いているはずなのですが
気温の関係なのか、なぜか今年はこちらが
先に満開を迎えようとしています。


急な坂道を上って、今度は山を下ります。有名な梅の橋辺りでは、
明日から始まる、浅野川園遊会のイベントの準備が進んでいました。
お昼に、みんなでおそば屋さんに入って美味しいおそばに舌鼓!
今日は、お知り合いにチケットをいただいたので、
この界隈の朗読小屋で“金沢文学”の朗読会も聞いてみました。


金沢の三文豪、室生犀星、泉鏡花、徳田秋聲の作品の朗読会。
きょうの演題は、泉鏡花の『滝の白糸』。
地元では有名な演題ですが、
話の筋まで知る人は案外少ないかもしれません。
金沢に住んでいる私も、お恥ずかしいながら今まで
ストーリーを知らなかったので、この機会に学ぼうという魂胆です。
かつての時代背景をからめて描いた金沢の雰囲気、
泉鏡花の独特のこの世界は、水芸の太夫・滝の白糸が主人公です。
今日は何だか新しい金沢を発見したような気分でした。

雲の形。(4/5*木)

2007-04-05 | 自然大好き!
毎朝、仕事前に双眼鏡を持ってウォーキング。
遊歩道の行き止まりまで歩いて屈伸をするのですが
これが気持ちい~い。背中と腰を伸ばして
ついでにアキレス腱も伸ばして、痛さが効~く!

風のとても冷たい日でしたが
空を見上げると“コブタ”が・・・。
これだけで一日の始まりがうれしくなります。
冬鳥のジョウビタキやツグミ、ベニマシコの姿がまだ見られます。

(肉眼で見ると、こんな感じで見えるジョウビタキ♂。
鮮やかなやまぶき色のお腹と羽の白班がポイントです)

金沢の桜は、少しづつ咲き出しました。
いつもの年は気づかなかったけれど、
今年は木の下の方の蕾から順に花開いています。
気温のせいかしら?まだ風は冷たくて
とても外で宴会する気分にはなれない肌寒さです。

クロサンショウウオの卵。(4/4*水)

2007-04-04 | 生き物大好き!
いつも歩く道のため池に、この季節になると
産卵されているのはクロサンショウウオの卵。
親の姿は、ここでは見かけたことがないのですが
この卵を見ると、毎年ちゃんと生きているんだなぁ!と感じます。

今日は風が冷たい日でした。
川には、まだカワアイサのペアも見かけます。
やってきたイワツバメたちが巣の補修をしながら
川面を飛び交っています。藁や土をくわえる姿がかわいい!


山ではコブシの花が満開、ちょっと覗き込んでみました。
「ほほほ~」とはにかんで笑っているようです。
眼下に見える赤いモクレンの大木が、風になびいて見事でした。
大きな木は、見る者に大気の空気感を感じさせてくれますね。

ショウジョウバカマ。(4/3*火)

2007-04-03 | 植物大好き!
今、山道ではショウジョウバカマが咲き始めています。
枯れ葉の中から、スクッと首を伸ばして
華やかに咲くこの花は、人目を惹きます。

ずいぶん以前に、植物採集をした時に
葉からも増える植物だと知って、
そのたくましさと、姿の可憐さの
ミスマッチが印象に残りました。

雪が消えて、間もなく咲き始めるショウジョウバカマ。
スミレの花とともに、山にも春がやってきました。

カタクリの花とカモシカ。(4/2*月)

2007-04-02 | 植物大好き!
金沢では、桜の花がちらほら咲き始めました。
そんな季節なのに、仕事ではもう“七夕”がテーマです。

毎年一度は必ず見たいお花の風景、それがカタクリのお花です。
金沢の郊外の里山では、群生地があるので行ってきました。
前回訪れたときは、早すぎて葉っぱも出ていませんでした。
今回は、咲いてる咲いてる!
地面がカタクリのお花の濃いピンク色に染まっています。


写真を写すのに夢中で道に寝転ぶ人やしゃがみ込む人に
娘が「みんな、ちょっとおかしいんじゃない?』と
言っていましたが、あなたの母も同類なんですけど・・。
芸術を突きつめる姿はそんなもんです。

群生地の奥まで遊歩道を歩いていくと
そこで出会ったのはカモシカくん。
まだ、子どものカモシカくんだと思うのですが
ゆっくりと歩いてその姿を楽しませてくれました。

キジの対決。(4/1*日)

2007-04-01 | 野鳥大好き!
今日、山の方に向かって車を走らせていたら
なんと道路の真ん中で、大ゲンカが始まっていました。
大ゲンカといっても、人間ではなくこちらはキジのオス同士。
オスの縄張り争いの現場なのでしょう。

車を止めてしばし観戦!
あちらは戦いに夢中で、人が観ているのにも気がつかない。
向き合ったかと思うと、空中で正面からぶつかり合い。
降りて来ては、体勢を整えて睨み合いから。
ちょっと相撲に似ていますね。
何度も激しくぶつかり合って羽毛が舞っています。
オスのけづめは縄張り争いのときの武器らしい。

車の中から、持っていたカメラで写してみました。
こんなに激しい戦いを、こんな間じかで観たのは始めてです。
最後は一羽が飛んで逃げて、その後を
もう一羽が追いかけていって幕を閉じました。

オスは自分の縄張りを訪れる全部のメスと乱婚し、
子育ての手伝いはいっさいしない鳥らしい。
この縄張り争いが、オスの一番大切な
体を張った仕事なのかもしれない。