しらの風景

自然と野鳥や生き物が大好き!自然の中には学びがいっぱい。
デザインの仕事をしながら、楽しく生きる智慧を探します。

イタドリを食す。(5/12*火)

2009-05-12 | 植物大好き!
高知県で訪れた場所は、山の奥にある村。
家の数は11軒しかありません、
前にも訪れた近くのお家に挨拶に行きました。

ちょうど山から戻ったらしいおばあちゃんが
背中にカゴを担いで山菜を採ってきたようです。
見覚えのあるこの植物はイタドリ。
金沢では、スイバとかスカンポと呼んでいます。
そうなのです、高知県は全国の中でも唯一
年中イタドリを好んで食べるという地域らしく
市場に並ぶほどだとか。
野草に興味がある私はどうやって食べるのか聞きました。
皮をこうしてむいて塩漬けにしておいて
塩出しをしてから油揚げなどと共に炒め煮にするそう。

金沢に帰ってきてからさっそく挑戦してみました。
お料理してみると思ったよりすご~く美味しくて感動!
高知の人たちのイタドリ好きに納得しました。
友人にもお裾分けをしたらやっぱり
その美味しさに感動してくれました。
これからしっかり我が家のメニューになりそうですが
二度目に出かけてたくさん採りすぎて
お世話するのに夜中までかかってしまい大変でした~!
こちらでは食べる人はほとんどいないので独り占め?
この春、イタドリととっても親しくなれた春でした。

トサシモツケの花。(5/11*月)

2009-05-11 | 植物大好き!
清流の岩の上に咲くというこのトサシモツケの花は
地元の人たちに愛されている花でもあります。
四万十川と徳島県の那賀川、勝浦川流域にのみ
分布する四国固有種らしい。
山をバックに写すと映える花です。

沈下橋の近くの岩をよじ上って写したのですが
この花の美しさを支えているのは
周りの自然の風景なのかもしれませんね。

ミツバチの分蜂。(5/10*日)

2009-05-10 | 生き物大好き!
今回は高知県の四万十町で個性的な人に何人も出会いました。
この方もそのうちの一人でユキモチソウを捜しに
森の中に入っていったら出会いました。


(箱の中の天井ではミツバチたちが
 こんなふうに巣を作っていました)

ミツバチの箱らしきものをいくつも並べていたので
少し質問してみたら、いろんなことを教えてくれました。
私はてっきり養蜂家の方かと思っていたのですが
1年前から趣味でミツバチを飼い始めたのだとか。
さすがに山に囲まれた地ですね~、今まで私の周りには趣味で
ミツバチを飼っている人には会ったことがありませんでした。

この日はミツバチの群れが巣箱のそばでたくさん飛び回っていて
新しい女王蜂が別の群れを作るために出てきそうな印だというので
巣箱の並ぶ前に一緒に座って眺めてみましたがどうも違ったらしいです。
こういうのを分蜂(ぶんぽう)というそうです。

そのしばらくあとで、ミツバチのたくさんの羽音の音に気づいて
見ていると木の枝にミツバチが塊になってとまっていました。



(この真ん中に女王蜂がいるようです)
3つに分かれていた塊があれよあれよという間に
ひとつの大きな塊になりました。分蜂が始まったようです。

その蜂の変化に気づいたさっきの人がやってきて
その蜂の塊をタモですくって巣箱に入れました。


女王蜂が入った巣箱には、こうして働き蜂が
どんどん行列のように入っていきます。

蜂が入った巣箱はテリトリーの関係で元の巣から
2km離れた場所まで持って行くのだそうです。
何とか分蜂をゲットできたようでその方はうれしそうでした。
私も思いがけずタイミング良く出会えた分蜂シーン。
その方はミツバチが可愛くて仕方ないのだとか・・。
それにしても蜂を相手に遊ぶとは、
なかなか奥の深そうな趣味ですね~。

カンタロウ大好き。(5/8*金)

2009-05-08 | 生き物大好き!
初めてこの「カンタロウ」を見てから6年目。
また会いたいなぁ~と思っていたら今回やっと会えました。
あまりにうれしくって地面に座り込んで写真を写しました。

どうです、この色!グリーンにもブルーにも光るこの体!
見たこともないこの大きなミミズに
最初に会ったときは何だかビックリするとともに
すっかり魅了されてしまいました。
こんなきれいなミミズがいただなんて。

別名「シーボルトミミズ」と云って長さは30cmほどもあります。
ちょうどヤイロチョウの生息地と
このカンタロウの生息地が重なるのだとか。
地元の人によると11月頃に群れで大移動するとやら。
一度そんな風景にお目にかかりたいものである。

(見つけた場所は朝お散歩に出かけた
 ダム湖沿いのウォーキング・トレイル)

(この日はオオルリの声があちこちから聞こえていました)

ユキモチソウ。(5/7*木)

2009-05-07 | 植物大好き!
今回、見たかった花でユキモチソウがあります。
真ん中から出ている軸が白くて丸くふくれるのが特徴。
季節的には終わりかけのようで
きれいなものが一つだけ見つかりました。
会えて良かった~!

そばにはムロウマムシグサ(調べてみたらこれが
一番近い感じの花でした)のような花もあり
アートな雰囲気をかもし出していました。

こちらは森の中で見つけたオオハンゲ。
長く伸びた軸がまるで生きているようで何だかドキッとします。

みんなテンナンショウの仲間ですが
この仲間は種類が多く識別するのが難しいものも多いようです。
ひっそりと咲く花たちですがこの季節ならではの花たちです。

ここは高知県四万十の山奥のトラスト地、
私が住んでいる卯辰山付近では見たことがない
テンナンショウの仲間たちでした。

石鎚山へ。(5/6*水)

2009-05-06 | 自然大好き!
4/30日からお仕事で四国を訪れました。
今回は、西日本の最高峰・1982mの石鎚山にも行きました。
山頂付近にはまだ雪が少し残っていました。
住んでいる金沢の平地よりずっと寒かったです。

夕方に着いて少し歩いてみると谷から鳥の声が
いろいろと聞こえてきました。
そして、ヒガラやコガラの姿もあり、なんと
ゴジュウカラがすぐ近くまでやってきました。

オオアカゲラが掘った穴を見つけました。
枯れ木は、コガラやアオゲラがつつくのですが
生木をこんなふうにつつくのは四国ではオオアカゲラのようです。
フィッフィッフィッとゴジュウカラの声が
いつまでも響いていました、幸せな時間でした。

(山道で鳥の声に立ち止まると、足下には
シコクスミレの白い花がたくさん咲いていました)

(朝、金沢を出て石鎚山に着き、
しばらくするともう日没タイムになりました)