内科医院からの紹介で、78歳女性が発熱と関節痛?で受診した。20日くらい前から発熱(微熱)と後頭部・肩・上腕の疼痛が出現して、その2-3日後に腰から大腿部の疼痛もあった。一定の症状が出そろっからは程度は同じだという。歩行はできるが、しゃがんで起き上がるのがつらいという。疼痛のある部位に把握痛がある。頭痛はなく、触診で側頭動脈の拍動は正常に触れて圧痛はなかった。顎跛行もないようだ。肘・手・手指・膝・足関節痛はない。リウマチ性多発筋痛症と判断される。白血球数は7800、CRPが22、血沈は1時間値84mmだった。凝固系の異常が軽度にあるが、その他は異常なかった。プレドニン15mg/日内服を開始して、1週間後に再受診とした。
ずっと忙しくて、月曜日に終わるはずの内科学会生涯教育講演会の出張報告をやっと書いた。昨日は医学書院から出た「神経症状の診かた・考え方」を購入した。まだ拾い読み程度だが、すぐに役立つ良書のようだ。今日は外科医の送別会と腎臓内科医の歓迎会を兼ねた歓送迎会。