なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

コロナの隔離解除後に

2022年12月29日 | Weblog

 12月7日にCOVID-19が発症して12日に入院した88歳女性は、いったん軽快していたが、また発熱がみられた。

 感染病棟から一般病棟に転棟していたが、胸部CTで入院時にはなかった左肺下葉背側の浸潤影を認めた。食事開始後から微熱があったが、誤嚥性肺炎を来していたらしい。

 食事時に明らかなひどいムセはないので、食事摂取は継続しながらの抗菌薬使用とした。解熱して軽快してきた。自宅退院へ向けてのリハビリがかなりかかりそうだ。

 

 12月6日に発症して14日に入院した92歳女性は、感染病棟から一般病棟に転棟してからも酸素飽和度が低めだった(本人は無症状)。浮腫はなかったが、胸部CTで両側胸水貯留を認めた。無症状で心筋梗塞が起きていたかもしれないと心電図をとったが、異常はなかった。

 

 利尿薬内服で経過をみることにしたが、自宅退院へ向けてのリハビリが遅れてしまう。施設入所の話になりそうだ。

 

 感染病棟から一般病棟に転棟した90歳女性は、中等度の血便があり、虚血性腸炎が疑われた。せっかく食べていた食事を短期間休止して経過をみることにしたが、リハビリは遅れてしまう。

 

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