昨日の当直医は大学病院からバイトに来ている外科医(女性)だった。準夜帯は1名のみの受診だが、深夜帯で1時半・2時半・5時半に受診しているので、眠れない当直になっていた。
2時半に受診したのは34歳男性で、午前1時から右下腹部痛で受診とある。受診後に検査をしているうちに症状は治まっていた。腹部CTで胆嚢内に小結石があり、十二指腸乳頭部付近にも小結石があった、胆嚢結石(総胆管?)がいったん総胆管の乳頭部に陥頓して、自然排石したのだろうと診断していた。
腹痛が消失すれば、終了となる。血液検査で肝機能障害があったが、脂肪肝の所見のようだ。既往歴の方が問題で、7年前に地域の基幹病院で潰瘍性大腸炎が疑われているが、検査も受けずに中断していた。その後も軟便(血便)が続いていた。日中に消化器内科を受診するようにと言われて帰宅しているが、受診しないか。
昨日は市医師会の講演会があり、久しぶりに座長をした。糖尿病の講演で、5年前にも同じ先生の講演で座長をしていた。内科医院の年配の先生が、糖尿病性腎症予防の治療に興味があって、と質問してくれた。昔当院で血液透析を担当されていた先生で、熱心なものだと感心した。最近は「糖尿病性腎臓病」となっているようだ。中外医学社から本が出ているので購入してみよう。
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