昨日は皮膚科医が当直だった。当直の終わり間際に、頭痛を訴える51歳男性の救急搬入依頼があった。通常の診療も始まるのでいいかと思って受けたそうだ。
頭部CTで明らかなクモ膜下出血を認めた。血圧が140/90台で、血圧の下げ方をどうするかと連絡が来たので、救急室に向かった。
患者さんは早朝に新聞配達をして自宅に戻った。朝食後の午前7時半に、突然頭痛が発症したという。まさにsudden onsetだった。じっと目を閉じていたが、普通に会話は可能でほぼ意識清明になる。
地域の基幹病院脳外科に連絡してもらって、救急搬送となった。新型コロナの抗原検査だけ当方が行って、陰性の結果を診療情報提供書に記載してもらった。血圧は120台になったので、降圧薬は使用しなかった。
日当直の手配は外科医が行っているが、10月は大学病院からの応援が2日しか来ないそうだ(これまでは6日、3週間分の土日に来ていた)。日当直セットで2回になるので、4枠だけになる。後は常勤医7名で埋めるので、一人5~6枠入ることになる。
週1回の当直と土日の日直か当直を1~2回になる。救急を診ない病院ならできるが、少なくなったとはいえ救急も診ているので、けっこう大変だ。