なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

S状結腸癌

2020年05月22日 | Weblog

 先週、地域の基幹病院腫瘍内科の先生から転院の依頼がきた。お久しぶりです、と始まったが、そういえば1年以上(2~3年?)やり取りがなかった。患者さんはS状結腸癌の70歳代前半の女性だった。

 4年前に腸閉塞で当院の救急外来を受診した。S状結腸癌と思われる腫瘤があり、左水腎症と肺に転移巣と判断される結節影を認めた。尿管を巻き込んでいて、泌尿器科医にも診てもらう必要があるのと、肺転移があればsatge4なので、腫瘍内科での化学療法になる。救急外来担当の外科医は、すぐに基幹病院に救急搬送していた。(そちらの泌尿器科を受診した既往があるらしい)

 外科で人工肛門造設が行われて(摘出は不可能)、その後は腫瘍内科で癌化学療法を受けていた。それなりに効果を上げてここまで経過していたが、現在は緩和ケアのみとなっていた。泌尿器科で右腎臓の腎瘻造設をしていた。 

 今回は4月初めに骨盤部の癌性疼痛で入院して緩和的な放射線治療を受けていた。家の中を歩いていた方だが、ADL低下ですぐには自宅に戻れないので、リハビリ目的の転院だった。

 今週の火曜日に転院となった。患者さんは案外元気で、来月初めに泌尿器科外来で腎瘻のカテーテル交換があるので、その日に当院を退院して受診できれば一番都合がいい。杖をついて立位はとれるが、筋力低下があり(骨転移があるが加重はまだ大丈夫とされていた)、リハビリをやってみないとわからないが、意欲は十分だった。

 送られてきた画像をみると、癌は後腹膜に浸潤して、両側の肺転移も増加していた。

 腫瘍内科の先生は、以前は当院にいらした。知識も技術もすごいものを持っていて、本当に何でもできる先生だった。ただなるべく省エネで済ませようというところに特徴(個性?)があった。

 コカ・コーラボトリングと伊藤園から、医療従事者の皆様にということで飲料の寄付が来ていた。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 閉塞性腎盂腎炎 | トップ | 心因性非てんかん性発作 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事