自転車で船橋近辺の松戸から鎌ヶ谷、八千代、習志野、千葉市西部とあちこちを散策すると、実にアップダウンに富んだ地形が多く、坂を上ったと思ったらまたすぐ下りとなったり、住宅街の中に大きな高低差のある崖のような地形があったりで飽きが来ない。
昔は遠出する往路復路でそういったアップダウンを避けたくて、裏道を探したりしたが、今は逆に坂を探して散策している。
坂がきつければ、もう無理をしないで自転車を下りて押している。
こういう地形を谷津というらしい。
氷河期前後の海水面の上下によって大地が侵食されてできたということで、江戸川を渡って埼玉県に入るとこういったアップダウンの激しい地形はみかけなくなる。
新京成線はこの谷津の尾根伝いに線路を敷いたらしく、そのすぐ横がどんと落ち込んで3階、4階分くらい低い土地になっている場所が何か所もある。
場所によってはそういった崖のような土地にもびっしりと家が立ち並んでいて、なんとなく探検しているような気分になり散策していて楽しい。
で、千葉県の西部ではこういう地形の底の低地や、上の台地に団地がたくさある。
台地の上であれば緑台の船橋グリーンハイツ、低地であれば津田沼グリーンハイツ(グリーンハイツという団地が多いので検索してみたが、多分、大成建設が開発・施工した団地の名前のようだ)、それからURの団地もあちこちにある。
そういった団地は古くても綺麗に管理・清掃されていて植栽も刈り整えられているのだが、あまり人はみかけず深閑としていて隠里のよう。
たいてい、駅から離れた少し辺鄙な場所にあるので、車の音や街の喧噪も聞こえず、大型の団地の中に入ると別世界のように感じる。
特に谷間にある団地だと、外部の音が上を通り過ぎて中まで入ってこないためか、静けさが際立つ。
住んでみるとまた大変な事があるのかもしれないし、辺鄙な所が多いので通勤・通学には時間がかかると思うが、もう少し歳をとったらああいう団地に住むのも良いかもしれない。
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