東京モーターショーで、ホンダのトライク(3輪オートバイ)を見て不満に思ったのは、タイヤが3本になってもメーカーはオートバイの変種としてしか考えていないということ。新しい乗り物を造り出す、ような取り組みが見えなくて面白くなかった。
かといって、自分はデザイナーでもなく具体的にどんなトライクが見たいか、というイメージがわかなかった。
ただ、人が脚で支えなくても自立すること、大きな荷物が積めること、雨に強いこと(風防と幌)が、実現すると良いなと思っていた。
それをブログに書いてもう忘れていたのだが、たまたまケータハム・スーパーセブンというオープンカーの写真を見て、これかも、と思い出した。
スーパーセブンのタイヤをオートバイのタイヤにして、幅をもっと狭め前後も縮め腰高にする。
ハンドルはバーハンドルではなく、ステアリングにする。
定員は2名で縦に並んでシートにまたがる。
シートはインディアン式の大型バイシクルサドル(後ろはどうしたらいいか、まだ分からない)。
後輪駆動でチェーン式。
フロントガラスと幌をつける。
難しいかな。今度はタイヤが3輪の自動車になってしまうかな。
ww2で、ドイツ軍が使用していたサイドカーが実は2輪駆動で相当な走破性を持っていた、と知ってそれが進化していったらどうなっただろうか、と思ったものである。
オートバイの細いタイヤの3輪軽バギー、見たいな乗り物がなれば、それはそれで面白かったのではないかと。
実際は兵器としては、自動車と比べて安価ではあるが性能が不十分で廃れてしまったようだが。
でも幅が広くなりすぎたら、自動車と変わらなくなるし、安全基準とか法的な対応もオートバイよりずっと厳しくなるだろうし、夢想するのは楽しいが、新しい3輪の乗り物の創造、という取り組みは難しいかなぁ。