ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

ウイル.ド.ペルドリって・・・

2010年06月09日 04時51分36秒 | ワインの事

ま、それはさて置き、今日も昨日に引き続き「アレ」をやっていますので、どうぞ遠慮なくご利用ください。内容は昨日の記事を御覧くださいね。

で、ウイル.ド.ペルドリって、何でしょう?

直訳するとヤマウズラの目、と言うことです。どんな所で使われるかというと、例えばスイスの薄い色のロゼワインを指したり、シャンパーニュのやや色づいたものに使っています。

スイスのワインは、あまり見かけませんので、実際の所、シャンパンで聞いたことがある、と言う人がいるかもしれません。

シャンパンは通常黒葡萄と白葡萄をブレンドして造りますが、白だけ、黒だけというものもあります。

白葡萄=シャルドネだけで造った場合、薄いライムグリーンを思わせる色合いが見て取れることが多くブラン.ド.ブランと呼ばれます。

黒葡萄だけで造った場合は光線の加減によっては赤いニュアンスをもった薄いロゼ色に見えます。ブラン.ド.ノワールと言いますね。その色合いがまるでヤマウズラの目の色を連想させる、のでしょうね。日本人の使わない表現ですが、ナルホド、ッて思います。他にたまねぎの皮の色、ってのもあります。タシカニ!!って思いますよね。

と言うことで今月のグラスシャンパンに「セルジュ.マチュー.ピュール.ピノ」って言うのをお出ししています。名の通りピノノワールのみで造ったブラン.ド.ノワールで、瓶内熟成は4年以上。旨さがつまっています。そして、色合いは「ウイル.ド.ペルドリ」そのものの、ライトの光を反射すると赤のニュアンスを感じさせるチャーミングさです。

乾杯にも良いのですが幅広い相性を展開してくれそうですので、ソムリエは楽できそうです。今日の「アレ」にも適用できますので、一度「ヤマウズラの目」を実感してください。