魚が判りやすい例だと思います。ちょっと産地が違うだけで同じ魚の呼び方が変わります。出世魚などはややこしいですね。
ワイン用の葡萄も同じです。有名な所ではボルドーでカベルネ.フランと言うのをロワールではブルトン、アルザスでピノグリというのをブルゴーニュではピノブーロ、フランスでグルナッシュがスペインやイタリアの多くではガルナッチャと呼び、イタリアでもサルデニア島ではカンノウナウ。まだまだ数え切れない程あります。
しかし、これを覚えておかないとソムリエは務まりません。何故か?
あるお客様が「イタリアのホニャララというワインある?」と言った時「無いですねえ」と答えるか「フランス産ですが同じ葡萄のワインがあり、良く似た風味のがあります」と答えるか。知らなければ話が出来ません。
ソムリエの試験などでは必ず出てくる問題です。
ちなみに今開けているワインの中ではポルトガルのティンタ.ロリスと言う葡萄のワインがありますが、これはスペインのテンプラニーヨというのと同じです。産地もスペインでデゥエロ河というのがポルトガルに流れてドウロ河となる、つまり同じ流域のワインなのです。
同じ産地にこだわらず、色々な産地を試していると面白い発見がありますね。
さて、29日のパラグアイ戦までの間、「パラグアイに負けるな!!」の合言葉でシャンパン一杯800円、他全てのグラスワイン200円引きです。いつもより色々試してください。