よく聞かれることです。
「ワインの表現でミネラルって良く言うけど判らないので教えてほしい」と・・・・
ワインは葡萄から造られるわけですから、地中から色々なものを吸い上げて育ちます。当然果汁にも色々な成分が含まれるわけですからミネラル分もあるわけです。
それが目立つか目立たないか、と言うことなのです。
ではどんな感じなのか?例えば石灰水、言い換えれば硬いミネラルウォーターなんかがそうですね。小学校のころ、ライン引きをした時に舞い上がった石灰の香り、ともいえます。
今、お出ししているワインだと、リースリングやソーヴィニヨン.ド.サンブリがミネラル感バリバリですね。香りはというと粉っぽい、と言うのが正しいと思いますが、他の香りと合わさると香ばしさを感じたり、鋭角な酸の香り(例えばレモン汁の酸っぱい香り)をレモンキャンディの様に円やかに包んだように感じますね。
「ミネラル」というと難しそうですが、色々な食材などに含まれているはずのものです。それが葡萄という水分の少ない土地で育つ植物では目立ち、更にアルコールの力によって持ち上げられる、と言うことではないか、と思うのです。そしてワインの中でも、目立つ目立たないがあるのですね。
で、これは気取った表現ではない、と言いたい訳ですが、ま、食事中には必要ないって言えば必要ない、かも知れませんね。
しかし、ミネラルを感じるワイン、と言う場合、きっちりと栽培した葡萄から造られた、という証しとも取れます。
一度探してみてください。