ワインの勉強の上ではよく出てくる言葉です。
フランスではパスリヤージュ、イタリアではパッシート。
単純には「陰干し」と訳されることが多いのですが、必ずしもそうとは限りません・
「陰干し」というと収穫した葡萄を簀子や藁の上で数か月に亘り乾燥させることを意味するのだろうと思います。
しかし、収穫せずに=収穫を遅らせて樹上で干からびるのを待つ、というのもパスリヤージュ。
例えばフランス南西地方のジュランソンではそうです。
今月使っているクロ.ラペール社のものはプティマンサン種を早くて11月から、数回にわたる収穫を経て最後は12月になるといいます。
貴腐ワインのような印象もありますが、フレッシュさも残し、しかし凝縮も感じられます。
この辺りでは辛口も造られますが、その場合はグロマンサン種が主体になる事が多く、原産地名にプラスして「セック」=辛口という表記が必要になります。つまり「ジュランソンセック」
甘口であるパスリヤージュによるワインは「ジュランソン」のみの表記で許されます。
熟成能力も高く「お子様の成人の時に!!!」的な買い方をしても後悔しませんし、なにより安いのです。
そむりえ亭の料理ではフォワグラは焼いてもテリーヌにしてもよく合います。
アルザスのゲヴルツトラミネールと双璧を為す、と言っても良いと思いますが、残念なことに市場に少ないのですね。
或いはビスコッティなどに浸しても美味しいですし、肉料理でも赤身白身を問わず美味しいのです。
ちなみにジュランソンは白ワイン。
赤でもパスリヤージュの技法はありますが、白の方が「パスリヤージュらしさ」が感じられて面白いかな?と思います。
今月来月は在庫あり、の予定です。
是非、ご体験ください!!
樋口誠
フランスではパスリヤージュ、イタリアではパッシート。
単純には「陰干し」と訳されることが多いのですが、必ずしもそうとは限りません・
「陰干し」というと収穫した葡萄を簀子や藁の上で数か月に亘り乾燥させることを意味するのだろうと思います。
しかし、収穫せずに=収穫を遅らせて樹上で干からびるのを待つ、というのもパスリヤージュ。
例えばフランス南西地方のジュランソンではそうです。
今月使っているクロ.ラペール社のものはプティマンサン種を早くて11月から、数回にわたる収穫を経て最後は12月になるといいます。
貴腐ワインのような印象もありますが、フレッシュさも残し、しかし凝縮も感じられます。
この辺りでは辛口も造られますが、その場合はグロマンサン種が主体になる事が多く、原産地名にプラスして「セック」=辛口という表記が必要になります。つまり「ジュランソンセック」
甘口であるパスリヤージュによるワインは「ジュランソン」のみの表記で許されます。
熟成能力も高く「お子様の成人の時に!!!」的な買い方をしても後悔しませんし、なにより安いのです。
そむりえ亭の料理ではフォワグラは焼いてもテリーヌにしてもよく合います。
アルザスのゲヴルツトラミネールと双璧を為す、と言っても良いと思いますが、残念なことに市場に少ないのですね。
或いはビスコッティなどに浸しても美味しいですし、肉料理でも赤身白身を問わず美味しいのです。
ちなみにジュランソンは白ワイン。
赤でもパスリヤージュの技法はありますが、白の方が「パスリヤージュらしさ」が感じられて面白いかな?と思います。
今月来月は在庫あり、の予定です。
是非、ご体験ください!!
樋口誠