交差点、とよく言います。

「人生は交差点である」とよく言います。

まさにその通り。

色んな車や人が行きかって右へ左へ、或いは直進し、或いは車から下車し、場合によっては朝方に逆方向に行った車が夕方ににまた交わる。

人生模様も同じですね。


昨日で丁度一年そむりえ亭にいた関谷君が退職しました。

4年ちょっと前に「テレビを見た」と言ってお客として訪れた彼。
長年勤めた前職を突然辞めたというので、私としては「充電期間にでもしてもらおう」と思って「一年やって見たら」と預かった訳です。

で、最終日には皆で食事に出掛けて送別会と思っていましたら、2日前に「結石」が出てしまい・・・・

さすがに次へのステップの前に悪化させるわけにはいきませんので「一杯だけ」シャンパンで乾杯で別れました。
いや「石が流れたな、と思ったらいつでも送別会するで」と言ってますが、男の職場はドライです。

昨年の三宅君のときも、その前の店長の時も「サクッと」食事でお別れです。

先述の様にまたいつか交差点で出くわすのです。



時折「どこそこの卒業生」って言い方をされますが、私はとても彼らに対して卒業生とは言えません

なぜなら私は何も教えていないのです。
そんな大したことは出来ていません。

むしろ助けてもらったのが私、という関係です。


さて次の交差点ではどういう人とすれ違い、或いは出会うのでしょうか？

目も合わさないのか、アイコンタクトがあるのか、同じ方向に進むのか？

それが面白い人生です。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　樋口誠