現地情報では・・・・

フランス各地で40度を超える日が続いていると伝えています。

日本では30度を超えるか超えないか、ですね。

たまたま昨日はマレーシアからのお客様が来られていたので聞いてみましたら最高気温が35度位、最低気温が25度位といいますから日本より少し暑い程度です。


「緯度が高いのにヨーロッパが暑いのは異常だ」という話になりますが、乾燥した地では夏至と連動して気温が高くなるのが早い、というのも昔から聞く話です。

日本を含むアジアの湿度の高い地域では夏至から遅れること1ヵ月から2ヶ月の間で最高気温に達しますから、間隔が掴めません。


ワインに携わる人間としては花が綺麗に受粉して、実をつけ始めて、色付きが始まって「いざ」という時の高温や雨が心配されるわけですから、現時点ではどうなるのか、予想するのは難しいと言われます。


8月にそういう気温が続いていれば2003年を彷彿とするヴィンテージを連想することになりますが、しかし開花時期も違うでしょうし、同じという事はない、・・・・・・

なんて畑にいない私がアレコレ言うのもおかしな話。


今月はブルゴーニュの生産者のワインメーカーズディナーがありますので「直前現地情報」を聞いてみたいと思います。


で、聞いてどうなるか、というと「良し悪し」を確認するわけではありません。

おそらく2017年から2018年に出荷される彼らのワインを慌てて買うか、待って買うか、在庫している他のヴィンテージの前に使うか、少し待つか・・・・・

或いは、どういうマリアージュの幅があるか、などを想定するのですね。



どんなヴィンテージでも「ダメ」ということはありません。

それなりの特徴があるのです。

あ、高くなりすぎると話は別ですけどね（汗）


便利なものでネットで現地の情報は入ってきますが、輸入元のフィルターを通すと「褒め殺し」な文面ですので、気を付けて取捨選択をしたいと思います。



　　　　　　　　　　　　　　　　　樋口誠