ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

方言

2015年07月14日 02時13分36秒 | 食・レシピ
方言はあって然るべき、と私は思っています。

確かに標準語で話さないと通じない、という部分もあるかも知れません。

しかし、それは教科書やニュースを伝えるアナウンサーで覚えていますから、多くの方はマネは出来るはずですね。


しかし、そこで育った人にはそれなりの「ニュアンス」があるはずで方言でしか伝わらない事も多いのです。


例えば今日見たCMは・・・

カップ麺で「冷やし中華」と出ているのを見て驚きました。


インスタントラーメンでもカップ麺でも関東と関西で味を変えていると聞いていましたが、「冷やし中華」は少なくても私の知ってる大阪の言葉ではありません。

「冷麺」です。


勿論、冷麺は韓国風を指し、冷やし中華は中国風で違うのでしょう。


しかし盛岡に行って冷麺を頂くとホッとするのは「冷麺文化の大阪」で育ったから、と思えます。

それが大手のメーカーが全国同じ表現で「冷やし中華」とするのは残念な気がします。



方言とともに味覚というのはあると思っています。



既に私の世代でも昔のことは判らないかもしれませんが、「おでん=関東煮=カントダキ」「すき焼=すっきゃき=割り下を使わない砂糖の旨味」「冷麺=レーメン=韓国風」とかは残したいなあ・・・・

ついでを言うと「アイスコーヒー=レーコー」「カフェオレ=ミーコー」「レモンスカッシュ=レスカ」なんかも復活しないかな?と思っている位です。

ということは「レモンティはレティー、ミルクティーはミティ」

勿論「マクドナルド=マクド」に決まってます。

他の地方の人が「それなんですか?」と聞くところから文化交流が始まるんですよね!!




ちなみにこの文章を書いている私の口は大阪弁です。


           樋口誠