ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
 06‐4963‐3098 
 樋口誠

硬いんです。

2009年06月21日 04時44分34秒 | お勧めメニュー

が、美味しいんです。

ビスコッティ、ていうのが正式名称でしょうか?硬いビスケットです。

これだけ食べても、そんなに美味しいとは私も思いません。しかし、甘いデザートワインに浸しながら召し上がってみてください。どんどん手が出ます。

本来はイタリアのデザートワイン「ヴィンサント」でやるのがいいのでしょうが、そむりえ亭には現在ありませんので、貴腐ワインやVDNと呼ばれる酒精強化ワイン、或いはトウニィポートなどで合わせてもらっています。

甘いものが苦手、と言う方、是非チャレンジしてみてください。きっと虜になりますよ!!!


本日20日は・・・・

2009年06月20日 03時58分48秒 | ニュース

松本君のお店「wine bar BASE」のオープンの日です。

18時開店午前4時閉店。1ヶ月は休みなしと聞いています。カウンターのみでカジュアルな料理だそうです。

場所は京橋駅数分、片町2丁目、クローバービル2階 ℡06-6881-1134です。席数が少ないので予め空具合を確認してお出かけください。

そむりえ亭のメンバーは少し落ち着いた頃、層ですね、4,5日経ってから少し早めに閉店してお祝いしに出かけます。


ソムリエ協会の教本

2009年06月19日 05時45分48秒 | ワインの事

毎年、改定されたソムリエ協会の教本が出ます。2009年版がいよいよです。

この本、本当に素晴らしく色々な国の最新のレギュレーションがまとまっています。これを作る苦労は大変なものであると言うのは、当然私は知っているのですが、全く頭が上がりません。

が、この本、大変重いし大きいのです。持ち歩くとしたら筋肉が付くこと間違いありません。

で、強い味方です。電子辞書に入っているのです。ソムリエ協会で扱っています。他の色々な辞書も入っていますので、本当に便利です。早速私も買いました。

これなら大きなポケットなら入りますし、かばんに入れても苦になりません。別に商売で言っているわけではなく、便利なのです。ま、試験を受ける方には本の方がページを捲りやすいかもしれませんし、マーカーで印を入れたりするのに良いでしょうから、これは既に試験に受かった人や、ちょっと調べ物、と言う方にお勧めです。

ご興味のある方、そむりえ亭に私が買った見本がありますので一度手にとって御覧ください。欲しくなりますよ~~~!!


ボルドーの誤解

2009年06月18日 02時48分33秒 | ワインの事

ボルドーのワインについて「濃くって重い」と思っていらっしゃる方が結構多いように思います。

葡萄はカベルネかメルロですからタンニン=渋みは確かに多いですね。でも渋い=重いではありません。色は濃くなりますが。

少なくともニューワールドなどの雨の少ない産地のようにアルコールが強いわけではありません。むしろ世界の産地の中でも低ではないでしょうか?ですから口に含んで「重々しい」と感じることはないのです。温暖化のお陰で多少のアルコール度数のアップは認められますが、ニューワールドほどではないのです。

ブルゴーニュやピエモンテのように涼しい産地では無い訳ですから酸が強い訳でもありません。と言うことは口の脇のほうに「キュッ」と引き締める強い感覚もありません。

だからボルドーは長きに渡り人々に愛されていたのだと思います。タンニンがあるので、それが和らぐまで寝かせてあげると、旨み、優しい酸味、こなれたタンニンの触感、良いフレーバーの余韻が出てきます。逆に喉が焼けるようなアルコールは感じません。食事のお供にワインを飲むヨーロッパで愛された理由はその辺なのでは、と私なりに解釈しています。

といってもボルドーは大産地です。お安い価格から何十万もするグランヴァンまでピラミッドは計り知れないくらい大きなものです。その頂点のいわゆる一級シャトーのものはさすがに「濃くって重い」こともありますが、2,000円から3,000円程で買える物の多くはしなやかでエレガント、飲み飽きしません。

赤ワインを知り始めると「濃くって重い」物に走りがちですが、少し観点を変えると同じボルドーを食事に合わせやすいエレガントなものとして頂けるはずです。

ところでヴィンテージによって違いますが、ボルドーのワインを美味しく頂く為にはコルクを抜いたあと一口味見してみて渋みが歯茎に残るようならデキャンタ(なければ空き瓶でもOK)にゆっくり内壁に膜を張るように流してください。物によっては2度3度してもいいと思います。温度は18度前後に整えるのが望ましいですね。今の季節なら夜の気温が20度くらいですから飲む前に少し冷蔵庫に入れるのが良いでしょうか。セラーのある方は設定温度から類推してみてください。また充分に熟成したワインをお持ちの方は澱を取り除く為のデキャンタが必要かもしれませんが、自宅で飲む分には多少混じってもいい位のつもりで荒い澱だけ取り除いてやってください。

合わせる料理は?それはそむりえ亭でお話しますよ!!


パン

2009年06月17日 02時19分52秒 | ちょっと休憩

そむりえ亭ではパンも自家製です。過去に書いたことがあるかもしれませんね。

大体3種類くらい焼いていまして、お代りのたびに違うパンをお持ちしています。3回目までは・・・

そむりえ亭のスーシェフ菊田君は研究好きで過去何種類くらいにパンを焼いたか、数えられないくらいです。

で、最近ヒットがあります。食パンです。フレンチで食パン?と言う方もあるかもしれませんが、これが中々いけるのです。ソースも吸いやすいですし、料理をちょこっと乗っけて召し上がるなんてのもいいですね。

毎日焼いているわけではありませんが、もし食パンを焼いてる日に当たりましたら是非お試しください。


満員御礼!!

2009年06月16日 05時55分31秒 | ちょっと休憩

昨日は月曜日と言うのに爆発的に入りました。ここの所ず~~~~っとヒマでしたから、大変助かりました。

けど、やはり未熟な私たちは充分なサーヴィスが出来ずに皆様にご迷惑をかけてしまっています。お待たせしたり、ワインのお勧めが遅れたり、お話できなかったり・・・・

何時までたっても未熟でお恥ずかしい限りです。次こそはと、いつも考えておりますが、なかなかです。それが出来るようになりますまで叱咤いただきますよう宜しくお願いいたします。


グランエトワール10周年

2009年06月15日 04時26分57秒 | ちょっと休憩

私のソムリエ仲間二宮久さんの会社「グランエトワール」が10周年を迎え私の前職場ホテル日航大阪でお祝いのパーティがありました。盛大で独立1年も経っていないよちよち歩きの私には「尊敬」の言葉しか浮かんできません。私より5歳若いと思いますので35の時の独立です。

彼のお店は現在2店舗、まもなく3店舗になります。江坂にあるレストラン.バー「ダウンD」、新地のワインバー「NINOMIYA sjr」、それから7月オープンの鉄板で仕上げた料理にワインを合わせる店(名前は確認できていません)

私にとって印象深いのは「手間のかかるサーヴィスをあえてやらないとお客様との接点を得られない」と言うようなことを若い内から言っておられ、「良いことを言うなあ」と・・・・・

私も負けないようになるべく面倒くさい「細かなグラスワインサーヴィス」でお客様との接点を沢山持って、前に進みたいと思います。が果たして10周年持ちますでしょうか?

良いパーティに出させていただいた昨日でした。


シャンパーニュの色合い

2009年06月14日 04時48分57秒 | ワインの事

シャンパンの色合いは熟成による違いと武道による違いが出ます。

熟成によって濃い色合いに変化していきますし、黄色になり、やがて褐色化していきます。ワインですから、あまり褐色化することは好ましいとはいえませんがシャンパンとしてでなく熟成した白ワイン、或いはシェリーの印象の飲み物として面白いかもしれません。

が、それは「シャンパン」としてはつらいですね。

もう一つの色合いの違いは葡萄によります。白い葡萄即ちシャルドネから造られたものはエッヂにグリーンを帯びます。酸がしっかりしていますので、この色合いは長い年月持続します。もう一つは黒葡萄即ちピノ.ノワール、或いはピノ.ムニエによるものでエッヂは黄色からオレンジのニュアンスを感じさせます。こちらのほうが熟成による色合いの変化は早いように思います。(この辺はワインの格やメーカーに左右されますが・・・)

ちなみに今月そむりえ亭でグラスで開けているものにベルナール.ペルトワというのがありますがシャルドネだけで造られたものですのでグリーンを帯びたタイプです。熟成は4年ほどしていますので長いほうなのですが、まだまだ若い色合いです。なのに熟成による旨みはたっぷり、果実実と複雑さもあります。

多くのシャンパンは白黒ブレンドして造られますので、中間的なものが多いのですが、それはそれでバランスがよく楽しめます。

シャンパンの色合いだけとっても色々楽しめますね。一度、じっくり御覧ください。


客層

2009年06月13日 02時59分38秒 | ちょっと休憩

毎日、毎日客層と言うものは微妙に違います。以前にも書きましたが同じ職業の方ばかりが重なったり、家族連ればかりだったり・・・・

しかし、そむりえ亭では圧倒的に私樋口と同世代かそれ以上の男性が多く、中でもお医者様が多いかなと言う所です。

が、昨日は殆んどが女性で、しかも若かったですね。月に2,3度そういうことがありますが、やっぱり華やいでいいものです。(鼻の下が伸びていたかも・・・・)

男性の方も大歓迎ですが、女性の方も怖がらずにお越しくださいね。といっても男性より飲みっぷりのよい方ばかりでしたけどね、昨晩は・・・・


アミューズ

2009年06月12日 04時30分14秒 | ちょっと休憩

お食事前のちょっとしたお突き出し様のものを「アミューズ」と呼んでいます。正確には「アミューズ.ブーシュ」とか「アミューズ.ギョール」などというようです。

何も入っていないお腹に少しのものを入れることで食欲を誘発する、或いは「これから出てくる料理が楽しみ!」と思わせる、などの理由でお出しします。大事な一品です。

そむりえ亭ではお一人当たり二品ご注文の場合、無料でお出ししています。それ用に別に考えることもありますが、ご注文のお料理によって似たものが出ないようにメニューの中から別のものを少量でお出しすることが多いですね。

食前のシャンパンや軽めのワインをアペリティフにしながらメニューを決めて、最初のお料理が出るまでの間、「もう一口欲しいな」って感じでアミューズをパクッとやってお待ちください。

シェフはその間に頑張ってお料理に取り掛かっています。