まあた、やっちまった!
末っ子が長期休暇に通う講習会は、上の子どもたちがお世話になった“●大学力●●会”という、
名前を聞けばだれもが知っている大きな塾だ。
もともとこの地区に塾はあまりなく、ここ10年のマンション建設によっていくつか開かれるようになってきた。
中学校のこの期間だけの付き合いだが、
私はやっぱりモンスターペアレントだと思うほどクレームをつけている。
とくに末っ子が関わるようになってからは、必ずクレームの電話を入れるという次第で、
もう、何とかしてくれええ!という感じだ。
というのも、どんな場所でも楽しんでしまう傾向のあった長男は、
「友達の居ない塾に行け!」 と旦那に言われ、この大手塾の本部に地下鉄で通った。
娘たちは、歩いて15分もかからない場所に系列の会場があったのでそこに通った。
年月が経ち、徒歩15分の会場も、地下鉄で行く本部もまとめられて、
希望の場所を選べるようになった。
選べるようになったが、その徒歩15分の会場は、
末っ子の学年の生徒数が教室開設に満たないという理由から、
いつも直前になって本部への変更を求められてきた。
一人や二人で開けないという事情もわかる。だから、これまでも文句は言ったが受け入れてきた。
このたびは、それはないだろうという扱いだった。
春休みに入って講習が始まり (当然だが、この春期講習会も、
近所で開設できそうだからと向こうから電話をしてきて、直前で会場が変わった)、
短いその期間の中で継続授業への勧誘が行われた。
4月、学校と同時にクラスをスタートできるようにテキストを準備するため、
3月30日まで申し込むようにという説明だったようだ。
これまでの経緯もあるし、そんなにあわてて申し込まなくてもいいんじゃないかと思ったが、
せっかく本人のやる気もあることだし…で、念のため検案の徒歩15分の会場の有無を確かめた。
末っ子がもらってきた資料には、他と変わりなく、曜日、時間、時間割が設定され、
人数うんぬんの説明もない。
本当に開けるの?と疑ってはいたが、まあだめならまた本部に行けばいいと考えていた。
ところがだ・・・相手のやり口に怒りが爆発した。
30日まで申し込むように促されて、末っ子が一生懸命書いて、持って行った申込書をみて講師が
「●●●は開かれない。本部になるから」 と言ったという。
それはないだろう!
説明の電話がかかってくるかと一日待ったが、なかったので、腹をくくって電話をした。
百歩譲って、開設できないのは理解できるが、
開くと言って募集をかけて申し込みを急がせて、申し込んだその場で開設しないといいながら
受け付けるのはいかがなものだろうか。しかも中学生相手にだ。
誇大広告と私は受け止めている。
3年目になったこれまでのやりとりから、消費者センターに相談しようと考えていると伝えた。
改めて夜に偉い人から電話がきた。話は堂々巡りで、私が言っていることは正しいが、
徒歩15分の会場は今のところ開設の見込みが立っていない。
ばかにされているんだよなあ・・・あやつらに・・・。
でも、品が悪い生き方だと思う。私は、やっぱり品があるほうがいい。
だから、本当はこんなクレームをつける人間でありたくない。
「貴方も仕事で申し訳ないけれど、あと一年だから、我慢してね」
さんざんに文句を言い放った相手に言って謝ったが、自分にも言い聞かせている。