つれづれおもふ

思えば遠くに来たもんだ~ぼつぼつ語る日々の出来事

家庭菜園

2013年07月24日 | 日記

私が仕事でうかがっているお宅の中に、家庭菜園を楽しんでいらっしゃる方がいる。

マンションの一階、庭を畑にして毎日世話をしていらっしゃる。

一人暮らしで、お孫さんたちがちょくちょく手伝いに来られるし、

近所づきあいもまめにしていらっしゃって、若い隣の奥さんが差し入れに来られる場面に何度か遭遇した。

その方が “水やり” に対して、こういう風に言われた。

「水肥料をね、やりたいと思ったんだけれど、

肥料をやるには水をまかなければいけないの。

その水もね、こお・・・根にしみとおるようにたっぷりやらないといけないの。

●●くんや、お兄ちゃんがやってくれるんだけど、さあっとうわっつらばかりで

根にしみとおるほどまいてくれないの。

もっともっとやって頂戴と言うんだけれど、それ以上私言えなくてね。

帰ったあとで、もう一回水をやるの。

やっぱり私がやらないと野菜が育たないの。」

 

うん、うんときいていて、子育てと通じるものがあると思いが湧いてきた。

どれだけ素晴らしい肥料をやろうとも、吸収する環境にしてやらないと

栄養として吸い取ることがないんだろうなあ・・・・。

 

本当はいけないのだが、

持ってきなさいと言われたその場で収穫された、“小松菜”“大葉”“ラディッシュ”を頂いた。

一つかみずつだが、香りが高く存在感があって、こういうものだよなと思った。

さてもさても、我が家の子育てはもう親の手を離れ出している。

今更のように見えた“何か”が、切なく思える。

すべてがこういうものなんだろうなあ・・・・。

 

やっぱり年長者って、すごいや!!                       

                                               

 

コメント (2)
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