つれづれおもふ

思えば遠くに来たもんだ~ぼつぼつ語る日々の出来事

久しぶりに、

2014年09月20日 | 日記

夫婦喧嘩をした。

ああ、こういうの・・・しばらくしていなかった!

言い争いや、口論はあったが、こういう夫婦喧嘩・・・前はよくしていた。

原因はたった一つ。 旦那の経済力。

経済力というとかっこいいが、要は稼ぎがないのだ。

昔、昔は、まるっきり収入が無い月もあった。

私は役人の娘で、そういう生活をしたことがなかった。

銀行引き落としが間に合わなくて、再振替も利かなくて、集金に来た人に「今払えないのです」と、初めて言った。

立て続けに子どもが生まれて、それでも、旦那は毎月給料がもらえる仕事をしなかった。

やりたいことがあって、それに向かっているのならまだしも、

そうでないのに「俺を使ってくれるところがない」という理由から、稼ぐことをしなかった。

若かったからな・・・私も・・・

 

夕べ、そのころの話が出た。

子どもが学校に通うようになり、旦那がPTAの会計監査を引き受けていたことがある。

1年だけということで引き受けて、その翌年、私に何の相談もなく副会長を引き受けた。

推薦委員長さんという方が、奥様にご挨拶をと電話を入れていらして発覚。

寝耳に水の話で、大人げないが「冗談じゃありません」とお断りした。

あわててその方と教頭先生が飛んできたが、断固として許さなかった。

当時本当に旦那は収入が無く、仕事を探して歩くということもなく、私に尻を叩かれていた。

あまりのことに私は、気力が無くなり、立ち上がれなくなった。

別れる!と思って、荷物をまとめようとしたが、力が尽きてしまった。

立って歩いてという当たり前のことが出来なくなり、ただただ心が休まるのを待った。

 

軽い気持ちで旦那は言ったんだろうと思う。

「あなたに断られて、副会長ならなかったんだよな」

忘れていたあの時のつらいつらい日々、時間。

忘れていた…あの時、旦那に抱いていた不安。

我慢に我慢を重ねていた。そんなつらい気持ちだったことを、この人はいまだに理解していないんだ。

私の気持ちを慮って副会長職を断ったのではなく、私が反対したから断ったんだ。

そう思ったとたんに涙が次から次に止まらなくなった。

 

「大ばか者だ!あんたは!そんなにやりたかったのなら、いまからでもやればいい!」

 

雪が降ると玄関が凍り、トイレが凍り、水道は水抜きをしても凍り、隙間風が零下で、

ストーブを焚いても焚いてもすべてが凍る、寒くて寒くて寒くていた古い家で、

つらくてつらくてたまらなくなると、東京の姉に電話をしていた。

電話代が大変だからと折り返してくれた電話で、私の気のすむまで話をしてくれたっけ。

 

うちの旦那は人柄は抜群にいい。

いいが、そのため周りの人間にすぐちやほやされてしまう。

それが故に天狗になり、自分の足元を固められないということを繰り返している。

「ほめて育てろ」と今は言うがそれだけでいいなんて絶対ないと、旦那を見ていると思う。

 

いつまでも口きかないのも大人げないので、旦那と和解しないといけないが、

旦那はきっと自分の何が悪かったのか気が付いていないから、いつものように絶対に謝ってこないだろうなあ。

これが面倒くさい。さっさと「ごめん」と言えばいいのに、本当に一人っ子はこういうところがへたくそだ。

ま、間に入った一番大人の末っ子が、ひょうひょうと話してくるので、何とかなるだろう・・・・あはははは

子は鎹とはよく言ったものだ。 夫婦喧嘩は本当に犬も食わないよなあ・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (2)
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