高校生になった末っ子。
楽しく青春の時間を過ごしてくれているようだ。
さてもさても始まる前から悩みが尽きなかった彼の弁当ライフ。
何しろ繰り返し訴えるが、好き嫌いがひどい。
学校給食や友達関係の中で大分に口に入れるものが増えてきたが、
それでも「これはいやだ」「いらない」は相変わらずの話だ。
大人になってきたせいか理由を説明できるようになってきて、なあるほどと感心することもある。
曰く
「きゅうりは水っぽいくせに種がプチプチあるのがいやだ」
「ファンタのにおいするからいいかと思ったけれど、口に入れるとぬめっとするからいやだ(ブドウ)」
「こりこり過ぎるでしょう!(烏賊刺に)」
どれもこれも我儘でしかないが15年この好き嫌いと付き合ってきて言われると、説得力がある。
そばに置くことも許されなかった幼児期と違い、一応どれもチャレンジをして見せるからかもしれない。
そんな末っ子の毎日の弁当は、
これが定番。
どういうわけだか「こんなにおいしいものはない」というほうれん草のお浸しがなかったら、私はもっと悪戦苦闘していただろうと思う。
チャーハンも食べるので、中日はチャーハン。
土日の部活は、鮭のおむすびを2個。
なりはでかいが食が思い切りいいというわけではないので、昼時に委員会活動があると食べきれずに残してくる。
旦那のほうが量を食べるのではと思うときがある。
弁当箱も春からでこれが3代目。
初めはぱちっとしまるプラスチック製の物を使っていたが、何処かにぶつけたのだろう蓋に大きなひびが入った。
次の物はもう少し頑丈そうなものにしたが、これもあえなくプラ製の金具のところがかけてしまいひと月持たなかった。
不器用な末っ子が使うと考えてあれやこれや見て歩き、結局、昔ながらのいわゆる「アルマイトの蓋付き弁当箱」がいいのではないかと見当をつけた。
梅干しでふたに穴があいてしまうあれだ。
小判型のものがあれば一番と思ったが、二学期が始まってしまって目当ての物はゆっくり探せなかった。
でもよ、子どものために気を使い弁当箱一つを探して回る、そんな親バカしている自分に笑いが出てくる。
でもねでもね、こんなこともこれが最後と思っている。
子育てって、 大変、大変て言って目を回しているときがやっぱり一番楽しい時間なんだなあ・・・・・・と思います。