大ばか旦那は、本当に大馬鹿で、
「申し訳ないことをしました」と口先でモノ言ったので、まあた妻にとことん言い返される始末に陥った。
何しろ根は深い。
25年ものだ。
丁寧な扱いをしないと、ぽきっと行くに決まっている。
もう腹が煮えくり返って仕方がないから、
「こんな家やるから、好きにしていいよ!私は私の道を行かせてもらうから」
で、荷物をまとめだした。
あわてた旦那は平身低頭、土下座の様相。
まったく何もわかっていない!半沢直樹じゃあるまいし、いまさら土下座すればそれでことが終わると思ったら
ちゃんチャラおかしい!
旦那は卑屈なところがある。この謝罪の時にこれがまた如実に表れる。
卑屈 っていいことはなあんにもないんだなあと、そういうときの旦那を見るたび思う。
卑屈 のせいで、本当に心から謝っていても、それが響いてこないのだ。
喧嘩の度にそう感じ、そのたびにどうにかそれを伝えようとしてきたが、
このたびもしっかり“卑屈”
私の怒りはそれも受けてマックスに上昇した。
堂々めぐりになっているのはわかったが、治まらないからとにかく腹が立っていることを1から全部ぶちまけた!
そして、最後に、
「あんたねえ、子どもは親そのまんまで育つのよ!
その卑屈さ加減!どうにかしてくれない!? 子どもが俺の父さんすごいんだぜ!って言えるような
父親になって見せてよ!」
ようやくそこまで話して私の怒りは終息を迎え、
旦那もやっとたどり着いた「子どものために卑屈に謝ってはいけない」というゴールには納得したようだ。
ああああ、ここまでに3時間。
オータムフェストに行けなかった! 今年はビアガーデンも行きそびれたし、ついてないなあ・・・・・?