パトリシア・コーンウェルの「検屍官シリーズ」の
新作「痕跡」が出た。
正月休みに読破。
13作目となる新作は主人公のケイが
なんと懐かしのリッチモンドに戻ってきた。
マリーノはいよいよだらしなく、
眉をひそめるシーンもあり、それが
一層ケイへの淡い思慕を際立たせて哀しい。
ケイはいつものような凛とした強さは
相変わらず、揺れ動く心も微妙に読み取れ、
シリーズ当初は紋切り型であった心情描写と
比べると、そこに著者の成長さえ感じる。
しかし、スカーペッタは検屍局長という
限られたフィールドでこそ、
輝きを放っていたのかもしれない。
局長でなくなった彼女の存在は何故か曖昧で
物語りも散漫な感じを拭えない。
ただこれは最高傑作のシリーズ1作目から![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/fe/28409829382c5b1b6a0b46c0047cc57e.jpg)
5作の出来に比べてなので、他の多くの
海外ミステリーものと並べたら一気に読んで
しまうほどの面白さだ。
あとがきには4作目の「真犯人」が
ジョディー・フォスター主演で映画化されるらしい。
この主役なら期待できそうだ。
新作「痕跡」が出た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/3e/8b40f010740715bf58165284efacc09e.jpg)
13作目となる新作は主人公のケイが
なんと懐かしのリッチモンドに戻ってきた。
マリーノはいよいよだらしなく、
眉をひそめるシーンもあり、それが
一層ケイへの淡い思慕を際立たせて哀しい。
ケイはいつものような凛とした強さは
相変わらず、揺れ動く心も微妙に読み取れ、
シリーズ当初は紋切り型であった心情描写と
比べると、そこに著者の成長さえ感じる。
しかし、スカーペッタは検屍局長という
限られたフィールドでこそ、
輝きを放っていたのかもしれない。
局長でなくなった彼女の存在は何故か曖昧で
物語りも散漫な感じを拭えない。
ただこれは最高傑作のシリーズ1作目から
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/fe/28409829382c5b1b6a0b46c0047cc57e.jpg)
5作の出来に比べてなので、他の多くの
海外ミステリーものと並べたら一気に読んで
しまうほどの面白さだ。
あとがきには4作目の「真犯人」が
ジョディー・フォスター主演で映画化されるらしい。
この主役なら期待できそうだ。