soramove

読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

東京タワーを一年分は見たな

2005-01-16 22:25:42 | 邦画
「東京タワー」★★★☆☆
黒木瞳、岡田准一、寺島しのぶ主演


黒木瞳と岡田准一の
20歳差のカップルは
果たして、不倫や年の差を
越えられるのか。

「せつない」「つらい」「苦しい」
どんなに言葉を重ねても、
主演の二人は
現実でない、おとぎ話のなかにいる。

ここには実際の苦しさはない、ただ無機質に
美しく、純粋で、ありえない話があるだけ。

映像の東京タワーは何度も挿入され
一年分は見たなという感じ。
わざわざ見るものでもないからね。

「インストール」を映画じゃないと書きながら、
じゃあ、この映画はどうかと考えると、
割と見られる映画だったと書くしかない。

特にメインの二人と交差して描かれる、
もうひとつの不倫カップルの寺島しのぶが
彼女の周りだけは映画的なリアル十分で、
この映画を救っている。

エプロンをかけたまま彼のバイト先に乗り込むシーンや
フラメンコのシーンも、実際にはありえないだろうが、
もうひとつのふわふわと浮かんだ恋に、
「そんな甘いもんじゃない」と言っているようで
さすが今が旬の女優の輝きを見ることが出来た。

果たして人に勧めるかと考えると
「他にももっと面白いのがあるよ」と言うかな。



キレたデンゼル・ワシントン

2005-01-16 22:19:05 | 大作映画ハリウッド系
「マイ・ボディーガード」

子役のダコタ・アファニングは
別に誰でも良いほど、
これは、酒びたりで、
過去を引きずるボディガードを
演じるデンゼル・ワシントンの映画。

子どもを守ることから、
誘拐組織への
復讐に変わると、
殺すことをためらわない
まさに殺し屋の冷血漢となる。

この人のいい所って、やはり知性派であり、
優しさを漂わせているところにあると思うが、
アカデミー賞受賞の「トレーニング・デイ」あたりから
極端な役がどうも目立つ。

「ペリカン文書(93」「フィラデルフィア(93」
「ボーン・コレクター(99)「遠い夜明け(87)
「グローリー(89)」
このあたりの作品はどれも彼のよさがうまく生かされている。
たぶんトム・ハンクス等の息のあった共演者に恵まれて、
さらに彼は輝くのじゃないかな。

アカデミー以降の主演作というのは
やはりちょっとムリがある気がする。

今回の映画は酷いシーンも多く、後半はチョットナーと
感じることもあるが、それでも見ている間は十分映画を
楽しむことができる作品になっている。