昔、健康食品の業界と顧客管理システムの仕事をしていた事があった。12~13年ほど前の話だ。そこで老舗の健康食品会社の社長から教えていただいた話である。
天然物を原料とした「健康食品」ほど、日本国内での販売は難しいそうだ。なぜならば効能が期待される成分の含有量のバラツキが非常に大きいそうだ。また同じ「天然物」でも採取地区の違いでこの成分の含有量のバラツキも大きいため、商品表示に適応しないそうである。
成分分析の費用を考えるとその採取された地区単位で行わなければならなくなり、コストを抑えることができなくなるためだ。
但し、経験上天然物の成分の含有量は栽培物の成分の含有量の7~30倍もの開きがあるそうだ。如何に天然物の薬用植物の効果が凄いか力説されていた。考えてみれば、毒や麻薬は天然物しか過去にはなかったのであるから。
同時期、朝鮮人参の天然物が発見され莫大な金額でセリ落とされた。現在、韓国でも天然物の朝鮮人参は珍しいのである。
では、土産物の朝鮮人参は何処で栽培されているか、前述の社長が教えてくれた。韓国は朝鮮人参を輸入して土産物にしていると。その輸出国が実は日本であり、栽培地は長野県なのだそうだ。
韓国へ行く日本人観光客の土産として人気の高い朝鮮人参は、実は長野県産なのである。滑稽といえばそれまでであるが、そのまま土産としてくれれば笑い話で終わる。
しかし、加工段階の衛生情況や混合物の安全性等の問題で逆に健康被害を出すこともある。前述社長のところには少なからず中韓から並行輸入した漢方薬の薬害の相談があるそうだ。
笑えない話である。先日韓国の健康食品会社の株が暴落した記事をこのblogに書いたが、ハッキリ言うと口に入れる物は中韓の商品は要注意と言うことである。
このblogでも取り上げたが、中国の学者でさえ、「汚染された水や土地で作られた作物を食して健康被害が出ないわけはない」と昨年ネット上に発表していた。
薬品や健康食品、化粧品の個人輸入はその個人の責任である。しかし他者へ譲渡したりする場合、要注意と言うことである。ハッキリ言おう、途上国の薬品や健康食品、食品、化粧品等はその安全性に大きな疑義がある。
中韓は特に、ダンボール餃子を輸出した時、製造業者は「日本に輸出したのだから構わない」と言うようなお国ガラである。魯迅の阿Q正伝に有るように「盗んで市場で売る」と言う社会である。トウ小平がドラマ「おしん」を普及させ、「これからは魯迅の阿Q正伝ではなく『おしん』のようにどんなに辛くとも正直生きて行こう」と言ったのが天安門事件の直前のことである。
結局、中国人は変わることは出来なかったようだ。韓国人は無理なことである、期待してはいけない。朝鮮民族に対して、あなたが福沢諭吉翁より優秀であれば聞く耳を持ってもよいが。