先日の帰宅時、新今宮から阪和線の関空・紀州路快速に乗りました。
この快速電車は前4両が関西空港行、後4両が和歌山行で日根野という駅で切り離しをします。
新今宮の次の天王寺駅で何故かかなりの人が乗って来ました。
当方はボックス席の前で立って新聞を読んでいましたが、次の駅で席が空いたので座ろうとしました。
横を見ると、同年輩?ぐらいの女性がしんどそうに立っていたので席を譲りました。
するとその女性が、『あの人たちはベトナムの人でこの電車(車両)は和歌山行で関空には行かないの知ってるかしら?』と話しかけました。
車内をよく見ると、確かに東南アジア系の人が20人ぐらい乗っていますが、多分、関空に行くんでしょう。
その女性は、ベトナムの人たちがこの6両目に乗ったままだと、関空には行かず和歌山に行ってしまうのを凄く心配しているのです。
彼らの中には日本語や英語を知っている人もいるだろうし、そこまで心配しなくても分かるんじゃないかと思って適当に相槌を打っていました。
親切心の女性は、座っている他の女性たちにも『何とか説明して関空まで行けるようにしてあげないと・・・』と一生懸命訴えています。
そのうち、その女性の降りる駅に着き、『心配なので駅員さんに事情を話して、前の車両(関空行)に移って貰うよう言います。』と言って降りて行きました。
しかし、今時そんなことまで気が付いて、心配する人って少ないと思いますが、親切なお母さんでした。
当方は英語も出来ない上、親切心も湧いて来ず、お役にたたなくてスイマセンでした。
イッシー