日曜日の堺歴史街道の散策は、朝から線香の「薫主堂」、町家歴史館の「清学院」、鍛冶屋の「水野鍛錬所」と続き、その後はチンチン電車を横切って阪神高速堺線の高架下の方に進んで行きます。
次の訪問先は、町家歴史館の「山口家住宅」です。
先程寄った「清学院」の方から連絡が入ったらしく、説明役のボランティアの人が玄関前で待っていてくれました。
ここも国の重要文化財となっており、現存する数少ない江戸初期の町家のひとつです。
とても広い土間が印象的で、当時の庄屋さんみたいな民家でした。
さて、この辺りから南の方面はお寺がいっぱいあり、30ぐらいはあるようです。
その中でも有名なのが「妙國寺」で、ここではボランティアの方の上手い説明が30~40分ぐらいはあったでしょうか。
樹齢1100年を越す境内の大ソテツは、織田信長も怖がらせた『夜泣きのソテツ』伝説の話が面白かったですね。
また、幕末維新の「堺事件」というのがあったとのことで、土佐藩の十一烈士が切腹をした地でもあったそうです。
ここでは説明が長いので、廊下で座りながら話を聞いていたんですが、隣のSさんが余程お腹が空いたらしく、腹の虫が賑やかに鳴り始めました。
それも2種類の虫がいたらしく、奇妙な音を出しながらデュエットするもんですから笑いを堪えるのに困りました。
「妙國寺」の見学が終わったのが12時過ぎなり、予定の1か所をパスしてランチに向かいました。
2時間ばかりのランチの後は、堺市役所21階にある展望ロビーです。
地上80メートルの高さから堺市内の眺望が360度楽しめますし、ここでもボランティアの方が待機しており、詳しく説明して貰えるのはありがたいです。
そして、たまたま天気が良かったので、東南の方向では金剛山、葛城山そして生駒山等がきれいに見えました。
また、北の方向では、勿論、あべのハルカスや梅田、西方面では淡路島が僅かに分かる程度に見ることが出来ました。
ということで、今回の「パソコン教室同窓会」はいつもと違った野外ハイキングと趣きを変えてしましたが、皆さん意外と堺が馴染みがなく、江戸時代の貴重な歴史を学ぶ事も出来、結構楽しい歴史街道になった次第です。
イッシー