本日の山陰は曇り時々晴れ・・・Yahooの天気予報では時々雨のマークもついていましたが実際には私の目の前では雨は降っていません。
本日もオクラとナスビを収穫しましてお店の周囲の草刈りをしておきました。
少しはすっきりしたかな〜??
中庭はこの所の高温と雨で草が大変伸びやすくなっていましてちょっと油断をしますとすぐに30cmくらい伸びてしまいます。
今日は昨日書きました様にこれから制作を始めるFerrari330P4のキットを検証します。
と言うのもお客様がフィーリング43のキットでフルディティールの完成品のご依頼をいただいた時にはまだMFHの1/43キットはまだ無い時だったのですが今は幸いにも再販もされてキットが入手可能です。
どちらをベースに作るのかは好みもありますのでお客様にご判断いただく訳ですがその参考資料がないとご判断をいただくことが難しいかと思うのです。
幸にして今までこんな事はあまり無かったのです。
時代柄か最近はあまり新しいキットが出てくる事も無くなりましたしそれがたまたま私へのオーダーとかち合ってしまう事もなかったんです。
さてこのキット少し詳細にご紹介してゆきましょう。
開封しますと細かなレジンのパーツがたくさん出てきます。
大きなものはセンターのコクピットの上側のパーツとリアカウルそしてフロントカウルとシャーシの部品でしょうか・・・。
フルディティールという事もあってカウルはほとんどバラバラになっていまして・・・このままではボディ形状すら掴みきれないのです。
なのでボディだけでも組み立てて全体の雰囲気が掴める様にしないと判断を仰げないですね。
こんな場合はシャーシとコクピットの両サイド下側のパーツを組み立ててボディの幅を決めてゆくしかないでしょうね。
ボディだけでも組み立てないと比較のしようがありません。
キットのインストを見ますとサイドステップの部分とシャーシの接合は1.4mmのビス止めになっています。
まず下穴として1.0mmで開けてみましたが穴の周囲に余裕がないことが判明しました。
ステップ部分は1.4mmで開けてビスを通すということになりますが余裕がなくて貫通してしまいそうなのです。
そこで手持ちの中から1.2mmのビスを出してきて少しだけ細いものに変更します。
これによってサイドステップ部分は1.2mmの穴で済みますから貫通の危険性は下がります。
ビス止めでシャーシとステップ部分の一体化が完了しました。
今度はコクピットの上部を合わせてみます。
かなり念入りに梱包してあるのですが繊細(フルディティールなので厚みが薄いのです)なホワイトメタルの部品なのでやっぱり曲がっています。
一番ひどいのは左の後部ですね。
補強の部分はまだ外していないのですがこんなに曲がっています。
それにしても全体につぶれ気味で上側の部品はかなり幅が広くなっています。
リアカウルもシャーシに当てて寸法を確認しますと・・・やっぱり広がっていますね。
リアカウルはどこをどうやって幅を合わせれば良いのかなかなか難しいですね(笑)
結局リアウインドウの前側の部分を上に持ち上げる感じで横幅を短縮しました。
これでやっとシャーシ側と同じ寸法になりました。
続いてフロントカウルです。
一番難しかったのがこのフロントカウルなのです。
あちこちを微調整してやっとなんとかなりました・・・(滝汗!)
まずは横からのショットです
MFHのボディの特徴はルーフの先が少し下がっていることですね。
そしてこちらがフィーリング43のボディです。
MFHに比べますと全体に少し丸くコロッとした感じです。
もう一つ大きく違うのはルーフの先側ですね、盛り上がっています。
ちなみに・・・
ルーフ部分のアップ画像です。
随分形状が違う様に見えませんか??(笑)
ちなみに実車の写真では330P4の真横からのショットがあまりなかったので参考まで412Pの画像です。
どちらが正しいとは言いませんが・・・ここから先はお客様の好みになります。
前後長はMFHがほんの少し長め幅も少し広い感じがしますので少し大きめな印象です。
この角度から見ますとフィーリング43はボディの合わせがよくないですね。
まあこれは素材のせいもあります・・・レジンなので少し熱を加えて曲げるかパテで盛るしか調整ができないのです。
ホワイトメタルですとプラス「曲げる」が可能になります。
顔つきは・・・
MFHの方が目つきがちょっと鋭い感じですね。
フィーリング43の場合は少し温和な感じですかね〜
真上から見ますと大きさの違いは一目瞭然です。
同じ1/43なんですが・・・(笑)
フィーリング43の場合はサイドシルの部分にエッチング製のスリットを取り付ける設計(片側につき前後2箇所)になのですが実はこれがちょっと・・・と思っているのです。
レジンにエッチング部品を埋め込んだ場合何年か経過すると継ぎ目が見えてくる可能性があるのです。
これはレジンが収縮するためにそうなるのですが・・・防ぎようがないのです。
しかもリアカウルの部分はこんなに大きいエッチング板を埋め込まなければなりません。
MFHの場合は最初から一体のホワイトメタル製なので後日継ぎ目が浮き出てくる事はありません。
リアカウルの方も別部品ですが素材が同じなので大丈夫ではないかと思います。
まあハンダ付けをするのか接着剤で接着してパテを使うのか・・・でも違うかもしれませんけどね。
まあ後はお客様のお考え次第ですね。
私はどちらでも作りますから。
時間が少し余ったのでG400dも進めておりますがこれは明日まとめて更新させていただきます、悪しからずご了承ください。