昨日は節分だった。
「豆をまいて恵方巻きを食べる日」みたいになっちゃってるが、
その前にしなければならない大事なことがある。
イワシの頭を切って、柊の枝にさし・・・
昔から豆柄(大豆の枯れ枝)にさしていたので、豆柄のある場所を義母に聞くと、
豆柄はみんな燃やしてしまったという。
そんなら割り箸にでも挿そうと思ったのだが、庭に柊があることを思い出した。
花ばさみをもって外へ出て、柊の枝を数本切った。
なるべくイワシの頭をさしやすいものを選ぼうとして、
いたっ!
柊の葉は、かたくてしかもその形状からして手に刺さると凄く痛い。
で、出来上がったものを玄関や土蔵や倉庫の入り口に取り付けて、
トップの画像がそれである。
次に、今は使っていないフライパンで、大豆をからからと転がしながら少し焦げ目がつくまで煎った。
台所中に煎った豆の匂いが漂う。
昔は空になったみそ汁鍋で煎っていた。
どの家も鍋の数が少なく、フライパンなんかもなかった時代の名残りかな~(??自信なし!?)
市内某神社で豆まきに使った名前入りの“ます”
24年前の寅年に伯母からもらったものである。
豆まきを始める前にマスごと神棚に供え、
何か唱えながら神棚に豆をまくのだが、夫も私も忘れてる。
義父が元気なうちに記録しておけばよかった。
とりあえず、家族全員の無病息災を祈り・・・
おおう! お初の恵方巻き。
昨年11月の末頃だったろうか、
仲良くしているAさんと話をしていて、Aさんの店で恵方巻きの予約を受け付けていることを知った。
この業界も年々競争が熾烈になっているらしい。
そんなわけで、我が地方には元々恵方巻きを食べる習慣などなかったし、
特に買ってまで食べようとは思っていなかったのだが、
これもお付き合いでということで頼んだのだった。
夕方夫に頼んで恵方巻き(太巻き5本)を買いに行ってもらった。
ついでに義母の分のお刺身とバナナといろいろ・・・。
今年の恵方は「西南西」とテレビで何回も言っていたので、
古い磁石を使って「西南西」がどの方角かを確かめ・・・ふふふ。
「冷てぇ~」一口かぶりついた夫の声。
「食べ終わるまで話をしちゃいけないんだよ」
どんなに頑張っても太巻きを一気に食べるなんて無理。
結局、楽しく美味しく食べたほうがいいということになり・・・
煮物や漬物をつついだり、お酒も飲みながらゆっくりと食べた。
それにしても・・・・・
お米も海苔もいっぱいあることだし、
来年はもっと美味しい太巻きを自分で作りたいというのが一本食べつくしての感想である。
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