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冬を告げる使者

2012年11月17日 | 全般・イベント

いよいよ明日、旧帝大帰国生入試の先陣を切って北大が入試を行います。
天気予報では、今日・明日と雪が降るという予報が出ています。
 
早く出発した駿台の受験生は昨日から北海道へ、またほとんどの受験生が、今日の朝、北海道に向けて出発しています。風邪を引かぬよう、十分体調管理には注意するよう送り出していますが、心配です。
 
ところで北海道といえば、『冬を告げる使者』がいます。この姿を見ると、もうじき初雪が降ることを予感させます。その使者が『雪虫』です。
  
雪虫は、体全体が綿で包まれたようになるアブラムシの通称をいいます。
具体的な種としては、トドノネオオワタムシなどが代表的で体長5㎜前後ととても小さい虫です。
  
アブラムシは普通羽のない姿をしていますが、秋になって越冬する前に羽を持つ成虫が生まれ、交尾をして越冬のための卵を産みます。
  
この時の羽を持った成虫が綿を纏って飛ぶのですが、アブラムシの飛ぶ力は弱く、風になびいて流れる姿はまるで雪のように見えます。
  
そして雪虫が飛び始めて数日で初雪が降ります。雪虫は、北海道の冬の風物詩となっています。
(ots)


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