今日は端午の節句、子供の日でした。
スーパーに行けば、鯉のぼりのデザインをしたパッケージに入った食品が並び、柏餅が陳列されています。
しかし、街中を見ると、残念ながら、子供の日を感じさせるものに、ほとんど遭遇することがありませんでした。子供の頃は、小さいながらも、鯉のぼりがあちらこちらの家庭で空を泳いでいました。時折、大きな鯉のぼりを掲げる家もあって、まるで地域代表のような存在感がありました。
すっかり鯉のぼりも影をひそめ、日本の伝統行事が消えつつあることに一抹の寂しさを感じるのですが、その要因は、必ずしも、伝統行事の軽視というわけではないでしょう。住環境の変化という要素もありますが、何よりも少子化という大きな原因がそこに存在しているのです。子供を産みたい、育ててみたい、そう思いながらも、それを妨げる社会の様々な諸事情が存在する現状。それを克服する政策が最大の経済政策でもあると思うのですが。
(nag)