王水という液体は濃硝酸と濃塩酸を混合させてつくります。王水は金をも解かす非常に強い溶解性をもつ液体です。(金はとても安定度のある金属で、めったなことでは腐食しません。そのようなことから、貴金属のなかでも資産価値が高いのです)この性質から液体の王という意味合いでこの名称で呼ばれています。
しかし、この王水は銀を溶かすことはできないのです。ここが、自然界の面白さだと思います。また、この王水を生成する際は普通にガラスのビーカーでつくります。化学の発展は中世の錬金術からだといわれています。このような化学の現象から中世の社会状況を考察してみるのも興味深いかもしれません。
(yos)
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