駿台海外校・駿台国際教育センター【公式ブログ】

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普及する英語のテストで思うこと

2013年11月06日 | 全般・イベント

10月中旬に日経新聞の取材を受けました。グローバル化に関して、特にTOEFLの活用についてが話題の中心でした。本校は駿台グループの中で留学部門を持ち、TOEFL対策講座を開講しているため関心を持たれたようです。また、10月下旬には、TOEFL全般の広報活動や、団体向けテストであるTOEFL ITPの運営などを担う国際教育交換協議会(CIEE)TOEFL事業部からも、TOEFLを取り巻く現在の状況に関する意見を求められ、1時間に渡り対談・情報交換しました。

今年に入りTOEFLがマスコミで頻繁に取り上げられるようになったのは、1月に開催された「第1回産業競争力会議」で三木谷議員が『Japan Again』として提出した配布資料の一部分によります。三木谷氏は「世界で戦える人材を作り出すための教育改革」という項目の中で「英語教育の国際標準化(大学入試・公務員試験にTOEFLを採用)」と記しています。日本人のTOEFL平均点70を80に引き上げるという目標も提示しています。

英語の運用能力を評価するテストとしてTOEFLが脚光を浴びましたが、スピーキングに関して言えば驚くほど様々なテストが開発されています。日本でTOEFL iBTが導入された2006年前後から「使える英語」という観点が以前にも増して注目されるようになってきているのです。2006年に帝京大学で実施された「英語スピーキングテストフォーラム」では、GTEC、TOEFL iBT、TOEIC SW (Speaking & Writing)、SST/TSST、Versantといったテストのプレゼンテーションがあり、その後に実施された交流会でも、「どのようにスピーキングを指導するのが効果的か?」「正確に効果測定できるのか?」といった議論が続いていました。

上記の5つのスピーキング(を含む)テスト以外にも、ここ数年日本でも受験者を増やしているIELTSや、国際英検と銘打ったG-TELP、教育関連大手のPearsonが中心に開発したPTEなど、特色あるスピーキング(を含む)テストが実施されています。また日本人に馴染みの深い英検にも3級以上はスピーキングがあります。同じ日本英語検定協会のBULATSは、EUを中心に世界に普及しているビジネス英語能力テストを日本向けにアレンジしたものです。さらに、日本英語検定協会は上智大学と共同でTEAPというテストを開発しており、上智大学の2015年度(平成27年度)一般入学試験からTEAP利用型入試が導入されることが発表されています。

これらの動きは、使える英語力を社会が急速に求め始めていることを示しています。グローバル化が進むにつれ、ますます使える英語力が重要になります。入試や留学、就職等に関係なく、健康診断のように年に1回は何らかの英語のテストを受け、客観的に自分の実力を診断して対処していく、という時代が間もなくやってくるのかもしれません。
(maw)


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【レキシントン講演会開催情報】

2013年11月06日 | 全般・イベント

11月6日(水)のレキシントン講演会は予定通り開催致します。

【レキシントン Lexington(KY)】
2013年11月6日(水)
17:30~19:30
会場 DoubleTree  Guest Suites Lexington

皆様のご来場をお待ちしております。
(North-America-Team)


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