古くからの日本の伝統文化なのに、現代の日常生活ではほとんど、見かけないもの、そのような
ものの一つに風呂敷があると思います。
風呂敷というと、ついつい唐草模様を考えてしまうのですが、素材や色合いはさまざまなものがあります。実は風呂敷の色合いは用途によって異なります。喜事には朱色、先方への敬意を表す色は紫色、弔事には藍色などです。
しかしながら、昨今ではカラフルなものも多くあり、新機軸ラッピングのアイテムとして使われることもあります。環境問題が問われている今、レジ袋削減の観点から風呂敷が見直されてもよいのかもしれません。
ところが、そんな風呂敷をずっと利用していた人たちもいます。各省庁の官僚や検察庁の職員の人たちです。国会での答弁書や裁判の証拠品などは、現代でも風呂敷に包まれて運ばれているとのことです。
(yos)