駿台ヒューストンからの発信でTOEFL Sepakingの集中講習をやりました。そこを出発点にして、日本人に必要な英語力について考えてみたいと思います。
さて、Speaking講座で全米各地から集まった生徒たちですが、毎日現地校でがんばっているだけあってけっこう流暢に英語を話します。だからそこで問題になってくるのは、How to SpeakではなくむしろWhat to Speakなんです。適切に思考を進め、それを整理して相手に提示する。この力こそが英語をしっかり話すための基礎になるわけです。
日本での英語教育論議では「カイワ」主義が花盛りで、「話セナイノハ教育ガ悪イ」の大合唱が聞こえてきますが、アメリカ人の友だちと会話をするとか、会社を代表して交渉するとか、そういう場面、ほとんどの日本人にとってはありえないですよね。このインターネットの時代、なぜもっと英語を「読む」ことに注力しないのか、不思議でなりません。
実は、アメリカに住んでいて日々ビジネス上また個人的にアメリカ人とやりとりをしている中で、まあどうにか生き延びていられるのは、日本の英語教育で「読む」ことをきちんと教育されたからだ、というのが正直な実感です。
日本の英語教育の進路が大きく変わることを望んでやみません。
駿台ヒューストン(HO)