文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

本日、22:00分発行として、日本中の皆さんに読んでいただきたい、未完成原稿を出稿しました。

2011年04月01日 17時42分47秒 | 日記
本日、22:00分発行として、日本中の皆さんに読んでいただきたい、未完成原稿を出稿しました。

読者の方の中には、鶴見俊輔たいじんが、いかほどの哲学者であったかは、きちんと知っている方も多いと思う…知らなかった人も多いだろうが。

昨夜の、朝日新聞夕刊紙上に彼が、寄稿した文章は、これまでに、彼が書いた、どんな文章とも違うものだったことに、気付いた方がいたら、芥川の言わんとしている事は分かる。

芥川が、決して、ガセネタで、物を言ったり、乱雑な頭で、物を言っている人間ではないこと…有名に成りたいなどと思っている人間でも全くない事は、読者の方々には、とうにお分かり頂いていると思う。

芥川と、鶴見俊輔たいじんは、同じ事を見ているのです。

人間の愚かしさが、私利私欲という名のエゴイズムが、人類を、今、のっぴきならない所まで、来させてしまったと、言う事。

芥川の天才は…佐藤栄佐久・前福島県知事が伝えてくれた、或る投書で、一瞬の内に気がついた…「原発は、本質的に駄目なんじゃないか」…下世話に、今風に言えば、「原発は、ヤバイ」、聞かされていた事と全く違う…本当は、ヤバイぞ、と。

昨夜の、鶴見俊輔たいじんの、異様な文章が何を意味していたのかは、この号外を読んで頂いても、少しは分かる。

芥川は、嘘は言わない…真実を知るためには、読んだ方が良い。

何故?、芥川も、鶴見たいじんも、その真実を知っているからだ。

乱雑で、がさつで、愚かな金もうけだけの頭は、人類そのものを滅ぶすのだ、という事を。

今は、或いは、今だから、敢えて、未完成のままで切って、本日22:00分発行の
メルマガとしました。
是非、読んで下さい。今言えることは、それだけ。

新グループ分けでも解消しない?「計画停電」の不公平とヘンな噂

2011年04月01日 16時23分00秒 | 日記
週刊朝日年4月8日号から。

なんでうちばっかりー東京電力が震災3日後の3月14日から始めた「計画停電」の不公平さに、不満が爆発している。同じ停電グループなのに、“狙い撃ち”のように何度も停電する地域と、そうでない地域で、格差が生じているからだ。企業、商店、家庭……不信感は増すばかりである。
 
…中略。
 
都内の障害者福祉施設では3月中、作業所でのパン製造を中止したのに、なぜか施設のある一画だけ停電が見送られた。
 「警察署の並びだからとか、近くに米軍横田基地に配電している送電線があるからだとか噂が立ちましたが、真相はわかりません」(施設関係者)
 
…中略

一方的な。“ゲリラ停電”には、経済界も反発している。日本経団連の米倉弘昌会長は「輪番方式」の見直しを求め、「半導体など業種によっては、細切れに停電すると生産ができない。きめ細かい対応が必要だ」と苦言を呈した。経団連といえば、東電の清水正孝社長が副会長を務めているが、"身内”からも突き放された格好だ。
 
そんな停電パニックの中、この騒動を政治利用しようとする輩まで現れている。菅首相のお膝元、東京都武蔵野市では、民主党市議の松本清治氏が「自分が東電に要請して、一部地域の計画停電が除外された」という趣旨のビラを自慢げに住民に配布したのだ。
 
松本市議は菅首相の元秘書で、自身のツイッターでは菅首相とのツーショット写真をこれ見よがしに使っている。騒ぎになったため、市議はその後、ツイッターで 「要請が実現しましたの文字記載を謝罪いたします」(原文ママ)とつぶやいたが、あまりにお粗末な話だ。


 
非難を浴びる東電は、早くも「電力需要がピークを迎える夏場には、再び計画停電が必要になるかもしれない」と牽制している。が、これこそ電力を人質に取った脅しではないか。協力を求める前にやれることをやれーという庶民の怒りは高まるばかりだ。

日本経済新聞 2011年3月25日 私の履歴書 安藤 忠雄から。

2011年04月01日 11時54分02秒 | 日記
(文中敬称略)

芥川は、安藤忠雄と、たびたび、無言で、遇ったことがあるのだが、…彼の双子のお兄さんとは、東京で、彼の事務所に連れて行かれて、直接話したこともある。

先日、弊社専務が、安藤忠雄を、…弊社事務所近所に在る、何と言う事もない、ごく普通の散髪屋さんで…見かけたと、話していたが。

思うに、彼とは、実は何がしかの縁が在って、…多分、その人生経歴に…度々、遭遇していたのだろうと思いもする…それらの事は、いずれメルマガに書きますから、その時に、お読みください。

今は、彼の…日本経済新聞 2011年3月25日(金)22面 私の履歴書 安藤 忠雄…から抜粋します。

JR京都駅の大階段を見上げるたび、優れた建築への素直な感動と、悔しさがこみ上げる。1990年、新しい京都駅の国際建築コンペ(設計競技)に指名を受け、参加した。鉄道によって分断された京都の南北を空中広場と巨大なガラスのゲートで結び付ける「平成の羅生門」のアイデアで臨み、最終選考まで残ったが、結局落選。当選した原広司さんの案は確かに魅力的だった。現実にできあがった建物を前にすると、改めて構想力の違いを思い知らされるのだ。
 
2001年秋、東京大学で行った連夢講義を本にした。タイトルは「連戦連敗」。建築家は夢をもって向かってもたいてい、思い通りにはいかない。その負け続きの人生を生き抜く自信があるなら頑張ってみろ、と学生たちへ私なりのエールを送ろうと考えたタイトルだ。
 
本が刊行されると、周囲の友人に「連戦連勝だろう」と冷やかされたが、彼らは現実を知らない。公募型のコンペなら、数百の設計事務所がライバルとなる。建築のアイデアだけを武器に戦いぬくのは容易なことではない。どんなに力を注いでも、負ければゼロである。でもそのアイデアは、必ず次の建築の糧になる。
そう思ってしつこく挑戦を続け、連敗の記録を更新する。
 
真剣勝負は力量の差という現実を思い知らされることがあるので恐ろしい。しかしその緊張感のなかでしか生まれないのが創造力である。

…以下略。

この様な火事場泥棒まで生みだす、悪の揺りかごであると…。

2011年04月01日 11時15分54秒 | 日記

商業主義の悪、或いは商業主義がもたらす悪とは、どういうことなのか?

テレビの報道枠とは短いもので、重要な問題を論及するのに十分だとは言い難い。

通常、人間の集中力が持続する時間は、最長、40分位であると私に言った、お医者さんがいた…だから、話に集中したりした時は、最低でも、その感覚で甘い物=砂糖を補給した方が良い、と。

テレビは、本来ならば…映画の超大作=長時間映画に成る場合が多い…に於いては、途中休憩が入るように…コーヒーブレイクを入れて為すべきだと私は思うが。

番組編成上、NHKでも、大体45分で終わってしまう…これだけでも凄い映像量ではあるが。

閑話休題。

伝えるべき事、知らなければならない事は山ほど在るのに…例えば、今回の未曾有の大災害なら尚の事…それでなくても足りない短い時間…民放は合間あいまにCMが流れるのだから更に短くなる…なのに、何故、タレントなんぞの顔を映さなければならないか

言うまでもなく、視聴率を稼ぐため、或いは、タレントの顔で稼げるとの安易な思い込み…それが、商業主義。

叡智ではなく、資本が=金が支配していることを、視聴者に伝えているのである。…キャスターたちの、…私たちは正義の味方です然とした表情とは、裏腹に、…全ては金であると、視聴者に、…特に子供たちに無意識の内に伝えているのである。

そこから出てくるものは表面的な同情や、おためごかしな哲学でしかない。

だから買占めにも走るし、…被災地の県外でバールが異常に売れて、それが、仙台新港近辺の、無人となった街で、自動販売機等を荒らすのに使われていると、今週号の週刊朝日は伝えているが…この様な火事場泥棒まで生みだす、拝金主義の揺りかごであると、私は思うのだ。


言うまでもなく、そこに、タレントなぞは一人も登場しない…。

2011年04月01日 09時11分26秒 | 日記
つまり、日本の、或いは世界の、商業主義に毒された…視聴率なるものに…魂すら掠め盗られた…民放テレビが流す映像は…ニュースであれ、ワイドショーの類であれ、
政治家が到着した場面や、政治家が話しかけている場面。

「クローズアップ現代」は、そうではないのだ…官邸や、日本一の高給をもらって、立派な官舎に、ただ同然の家賃で暮し、飛行機や新幹線の無料パスをもらい、何からかにまで、結構な暮らしをしている人たちの思惑なんぞは、全く、追いかけもしない。

そこに居る人たち、そこに押し込められている人たち、そこに避難している人たちの、今の問題や、今後、当然生じてくる彼らの、心を含めた、様々な問題…地域の産業復興の問題…「下品」テレビを見続けていた頭では、何にも知るよしもない事々…例えば、此処が、どれだけ優秀な部品産業の拠点となっていたか…その復興の為には、どうすれば良いのか、其処に在る問題とは何か…それを克服するためには、どうしたら良いのか。

そういう、ジャーナリズムとしては、当然なことを、「クローズアップ現代」、は、連日、報道しているのである。

言うまでもなく、其処に、タレントなぞは一人も登場しない。登場するのは、国谷裕子さんと、それぞれの問題に於いて、自分の人生をかけて研究し続けてきている、本物の専門家の人たち。

国谷さんと専門家が映る時間よりも、そこに在る問題…現場の状況…現場だけではなく、その分野で競合する世界の現場も…を映している=報道している時間の方が、圧倒的に長い事は、言うまでもなく。

「原発どうする」「ちゃんとやる」岡田幹事長の10分視察…サンデー毎日より。

2011年04月01日 00時07分45秒 | 日記
民主党の岡田克也幹事長が初めて被災者と会ったのは、震災後2週間以上たった3月26日になってからのことだった。
 
空路で山形入りした岡田幹事長は、福島県の被災者が多く避難してきている山形市総合スポーツセンターを視察した。正面入り口から入った岡田幹事長は真っすぐに被災者がいるフロアへ降りて行った。南相馬市から避難所に来た富谷竜一さんは、その様子を言う。
 「『おっ、さすがだな』と思ったんですが、その後にはびっくりしました」
 
避難生活が長引き、疲れがピークに達しつつある被災者に対し、「どう、元気?」「ちゃんと食べてる?」「何か困ったことない?」。

そう話すものの会話をするでもなく通り過ぎるだけ。被災者たちは、あきれ顔で口々にこう言った。
「上から目線の物言いでしたし、これでは私たちや避難所のことが何も分からないでしょう。どうして私たちの声に、もっと耳を傾けてくれないのでしょうか」 ようやく立ち止まって話をしたのは、体育館の出口付近だった。

南相馬市で塾を経営する女性(61)が声を詰まらせながら。「原発事故や健康への不安が消えません。もっと的確な情報をいただくことはできないでしょうか」と切実に訴え、86歳と84歳の夫婦は涙を浮かべながらこう問いかけた。
 「生まれ育った故郷に帰れない、この気持ちが分かりますか?」
 
しかし、岡田幹事長は「難しい状況ではあるけれど、不安がらなくていいんですよ」と曖昧に答えるばかりだった。
 
避難所のフロアにいたのは10分足らず。車に乗り込もうとしたとき、付近にいた被災者の男性に、岡田幹事長が笑顔で手を振りながら「しっかりやるからね」と言うと、男性が声を張り上げながら詰め寄った。
 
「原発を早く何とかしてください。どうしてくれるんですか」

 岡田幹事長は一瞬ひるみ、言葉が出てこない。やっと絞り出したのは、「ちゃんとやるから……」。
 
そう言うと、足早に立ち去ってしまった。
 
3時間後、自民党の谷垣禎一総裁も避難所を訪れたが、被災者と直接話しだのは15分ほど。
会場からは「これではテモンストレーション。来なくても同じ」という声が漏れた。
 
ジャーナリスト・高城龍二