文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

宮沢賢治について…「未来への対話」梅原猛、高橋和己との対話から。

2011年04月22日 23時59分45秒 | 日記
問いつめる人間                    黒字化は芥川。

…前略。

高橋さんのおっしゃる利益追求の主体という性格から人問は脱却するのはむつかしい。そういうことが出来る人は、自分の利益追求を離れて、愛の主体になるようなことが出来る人は、僕が見たところ宮沢賢治とか、ごく僅かしかいないわけです。そういうわけですが、われわれの生活の中に、そういう問題を深く問わずに人間は利益追求の主体であるというふうに決めてしまうことは出来ない、そういうことをもっと深く、深く人間を問うて行きたい。

…後略。
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なぜ経済予測は間違えるのか?デイヴィッド・オレル著。 4/17日経新聞読書欄から。

2011年04月22日 21時45分35秒 | 日記
難解な理論の「神話」を批判     黒字化は芥川。
 
金融危機の後、難解な数式や理論を用いる経済学の一派を、批判する声が多くなった。カナダ出身で英国在住の数学者である著者も、そうした見解を持つ1人だ。
 
原題は「ECONOMYTHS」。直訳すれば「経済神話」。「経済の主体は自身の効用を最大にするように行動する」とか「市場は公平で均衡している」といった事柄は、科学的にすべて証明できるわけではなく、むしろ「神話」に近いー。複雑系の理論にも精通するという著者の批判は、穏やかな口ぶりではあるが容赦ない。
 
経済学の神話性を説明するために使われるのは、ニュートン力学やブラウン運動、無理数など経済学と関係の薄そうな学問だ。平易な記述に徹しているので、途中からでも無理なく読める。
 
本書の批判の矛先は特に、金融危機前に主流だった新古典派の経済学に向けられる。建前とは裏腹に、米国の社会的流動性を低め、経済の仕組みを硬直的にする原因をつくっているという。

だからこそ新しい経済思想が必要である、と著者は訴える。しかし残念ながら、具体的な中身や理論には踏み込んでいない。続編が強く期待されるところだ。

*芥川が、ここに注として書き出した事は極めて重要なことだと確信する。…「文明のターンテーブル」、第一章の主題であった21世紀の資本主義を作る、安定した市場を作る、は、今、ここに、その答えを出し続けているのです。今日、明日にでも書く、…誰も発想しえなかった事…復興の財源問題について、この視点、この道理から言えるのは、もはや、断言しますが、芥川ただ一人。

それもまた、神様が芥川に与えた頭脳の意味。読者の皆さま方に、ヒントを言って置けば、…真実は、常に、シンプルなものである。ということ。

それだけの…戦後日本で最も重要な提言、思索を、書き出しています。メルマガで22:30分、発行としました。ぜひ、ご購読下さい。…どんどん、目から鱗(うろこ)が落ちて行くはずですから。
 
結びの言葉の中は、自然との関わりで経済を考える重要性にも言及している。東日本大震災を経験した日本人には重く響く。

松浦俊輔訳(河出書房新社・2400円)
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今朝の日経新聞1面の或る記事に関して、メルマガ号外、12:20分発行のお知らせ。

2011年04月22日 11時48分18秒 | 日記
1面、真ん中に在った記事に対しての、芥川の返答を書いてみました。

メルマガで、号外としました。

一読の価値は有ります。パロディとして真実を付きつけてみた。溜飲が下がる方も大勢いるはず。
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海外メディアが見たニッポン…今朝の朝日新聞4面から。

2011年04月22日 11時23分32秒 | 日記
意思決定の過程見えない 文中黒字化は芥川。

南ドイツ新聞(ドイツ) クリストフ・ナイハード氏

日本政府の情報公開が不誠実だとか、うそをついているとは思わない。ただ当初は事態が深刻で、適切に対処できなかったのではないか。情報を十分分析できていたのか、わからない。その対応の遅さは、意思決定のプロセスも一因と思う。そもそも日本の政治では、誰が決定をしているかがわかりにくい
 
日本では、政府の中枢を取り囲んでいるのは、東京電力、原子力安全・保安院、原子力安全委員会を含め、原発を推進する立場の人間ばかりで、反対意見を述べる人がいない。日本人は議論を好まないのかもしれないが、ドイツであれば、推進派だけでなく反対派も声を上げ、メディアも双方の意見を併記するだろう。


首相の指導力不足あらわ

東亜日報(韓国) 尹鍾求(ユン・ジョング)氏

韓国は大統領制で、トップの権限が大きい。同じことが起きれば、もっと強いリーダーシップを発揮し、早く意思決定をしただろう。菅直人首相が東京電力や自衛隊に指導力を発揮できないように見えたのには驚いた。日本政府が原子炉の冷却のために自衛隊を出動させるまで時間がかかったが、隊員の安全が理由だとしたら、韓国では考えられないことだ。
 
一方で、震災での日本人の対応は落ち着いていて素晴らしかった。永が不足しても便乗値上げをしないし、客も1人工本という注意書きに従う。これが日本かと感動した。日本のメディアは今回、抑制的だ。韓国なら世論もメディアも、もっと激しく政府や東電を追及するだろう。


日本人の強さに驚き

CNN(米国) キョン・ラ氏
 
原発事故への対処では、国際社会の期待と比べて日本の対応は遅かった。米国で昨年起きたトヨタ自動車のリコール問題でも、初期の対応の遅さや情報発信に批判が起きた。日本と欧米の文化の違いかもしれない。どちらが正しいかわからない。すべての外国特派員は日本の強さに驚いたはずだ。津波は被災地の建物を破壊したが、日本の文化、社会の道徳、品行方正さは失われなかった。
 
欧米社会では日本の「出る杭は打たれるIというような考えは理解しにくい。ただ、今回のような危機のなかでは、日本人の考え方はうまく機能すると思った。避難所で人々は協力し、共に強くあり続けようとしていた。


原発事故の認識甘い

フェニックス・テレビ(香港)  李森(リ・ミャオ)氏

原発事故について、東京電力、原子力安全・保安院、官房長官がそれぞれ毎日説明をしているが、なぜ一括して発信しないのか不思議だ。官邸が全体をコントロールできているのか、正直わからない。
 

放射能汚染水の海への流出は、視聴者の反応が非常に大きかった。原発事故は世界全体の関心事だということを日本政府が十分認識できていないと思う。海外の風評被害を減らしたければ、把握しているものをすべて公表し、十分説明するべきだ。日本人は地震があっても秩序を保ち、落ち着いていた。地震直後に職場から外に出たら、人々が静かに公衆電話に並び、誰も「先にかけさせて」と言っていなかったのが印象的だった。
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一ヶ月以上も経ってから、こんなことを言う首相の頭の中には、一体、何が在ったのか?

2011年04月22日 10時52分41秒 | 日記
一ヶ月以上も経ってから、こんなことを言う首相の頭の中には、一体、何が在ったのか?
国民を欺き続けること…自分の延命、保身のためetc.で、…頭が姦(かん)計で一杯だったのだろう。…嘘つきが本性な悪人の常の如くに。

何も無かったとしたら、その想像力の欠如は、もはや病的である。このような首相を選んだ、或いは、仕立て上げた…彼は、一度も、国民から、きちんと選択された人間ではないのだから…者たちの罪は重いし、

彼らに誘導されて、たった数カ月前まで、「小沢一郎は議員辞職すべきだと思うか?」「はい、」等と答えていた、80%強の国民なる者は、
自分たちが判断の拠り所として来たテレビや新聞の論説が、どれほど、酷いものであるかを、今ぞ、知るべきだろう。

何故?…貴方がたが、その事に気づかなければ、人類は滅びるからだ。

奇しくも、今朝、…gooで、芥川賢治を訪問してくれた552人の方の中で…昨日、一番多かった検索キーワード欄を見たら、あなたがたが、そのテレビで、英雄の中の英雄に仕立て上げている芸人…芥川は、この男は大分、認めているのだが、或る時期から、「オイオイ」と思いだしている所が在ったのと、彼が作る映画は、言わんとする事は斟酌するが、残念ながら、見る気が起きない。

彼もまた、「下品」テレビの、悪に染まって居る事が明白な、対談記事と言うのが在った。

これまでのテレビは、本質的にも、知性的にも、ジャーナリズムとしても、映像としても駄目なのである事にいい加減、気付いた方が良い。
でないと、もう人類に未来はないからだ。

じゃ、テレビって何なの?

昨夜、12時過ぎに放映されていた、BSアーカイブス プレミアム8 ワイルドライフ「英国〝生垣″物語」。…これが映像なのだ。
これこそがテレビなのだ。

あなたがたが観ているものは、貴方がたを痴呆にするためだけではない、・…貴方がたを犯罪者に仕立てあげる、或いは作り上げる、
この世で、最も醜悪で、「下品」なものなのだ。

嘘だと思うものは、このテレビを見て育って、貴方の周囲をうろついている、嘘つきや詐欺師たち、モンスター・ペアレント等の様々な悪を見れば分る事。
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直言。「おれらはどうするんですか、ここにいるの」…今朝の朝日新聞3面から。

2011年04月22日 10時47分44秒 | 日記
政権後手 避難者不満も  
 
菅直人首相は21日、福島県に入り、視察で2カ所の避難所を訪ねた。後手に回る政権への批判はかわせなかった。
 
この日昼すぎ、首相は福島県田村市の市総合体育館内の避難所を視察し、帰り際に避難住民から厳しい言葉を浴びた。
 
首相に「素通り」された男性が大声を出して「もう帰るんですか」と呼び止めると、首相は引き返して近くの女性に歩み寄る。
女性は「(首相から)無視して行かれる気持ちってわかりますか」と抗議。続いてこの男性が[なんでこっからまっすぐ行かれるんですか]ととがめ、「おれらはどうするんですか、ここにいるの」。首相は「いや、ごめんなさい。いや、反省させてください」と動揺した様子を見せた。
 
原発事故から1ヵ月余り経って、政権は事故当初に出した避難指示や屋内退避指示の見直しに踏み切った。判断が遅れた理由について、枝野幸男官房長官は21日の会見で「強制力のない形で理解いただくことが、一義的な原則ではないかと判断してきた」。住民に強制的な避難を迫るような判断はできるだけ避けてきたとの主張だ。
 
ただ、読みが甘かった面は否めない。住民の立ち入りが後を絶たず、福島県がより厳しい措置を求めてきたのは3月末のこと。周辺自治体からは「政権首脳は東京にいて、地元の実態を知らずに発言している」との不満が噴き出していた。とうとう政権は判断を先送りできなくなった。
首相官邸側では4月10日に福山哲郎官房副長官が福島を訪問。17日には枝野官房長官が福島入りするなど、説明を続けた。
 
だが、首相は予想外の反発を受けて視察が長引き、21日夕に予定されたギラード豪首相との首相会談がずれ込むことになった。この日、首相は記者団に語った。「被災者の立場に立ってすべてのことを考えなければならないと私にも痛感させられた」

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今朝の「天声人語」から…本日の朝日新聞1面。

2011年04月22日 10時12分04秒 | 日記
玉砕の島、硫黄島の戦いを率いた栗林忠道中将を描くノンフィクション『散るぞ悲しき』はカケハシ久美子さんの力作だ・書中でかけはしさんさんは、軍中枢で戦争を指導した者と前線で生死をかけた将兵とでは、「軍人」という言葉で一括りにするのがためらわれるほど違う、と感慨を述べている▼そして「安全な場所で、戦地の実情を知ろうともせぬまま地図上に線を引き、『ここを死守せよ』と言い放った大本営の参謀たち……」と続けている。歴史は繰り返すという。福島第一原発の事故に、その残像を見る思いがする▼時代も事情も異なるが、東電本社と、未経験の危機と闘う現場に、「大本営と前線」の落差が重なる。きびしい使命にもかかわらず、伝え聞く作業従事者の処遇はずいぶん酷だ▼体育館で雑魚寝をし、寝袋は使い回しだという。これでは疲れは取れまい。参謀の「作戦」にも疑問符がつく。たとえば汚染水を止め’るために吸水性ポリマーや新聞紙を投入した。作業員の一人は「そんなもので水は止まらない。現場はあきれて仕事していました」(週刊朝日)▼放射能の恐怖に加えて、収まらぬ余震。テレビの取材に一人が「まさに戦場です」と言っていた。収束への見通し6~9ヵ月は、精神論で乗り切るには長すぎる▼中国の兵法「三十六計」で名高いのは「逃げるにしかず」。しかし今は踏みとどまるしかない。現場と国民に対して欺瞞の大本営であるなかれ。東電だけではない。菅政権への気がかりは、より大である。
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BSアーカイブス プレミアム8 ワイルドライフ「英国〝生垣″物語。

2011年04月22日 01時30分15秒 | 日記
今、放映しているのですが、素晴らしい番組、映像です。

芥川が、大好きな野鳥も、たくさん出てくる。

この番組については、後日。
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標なき終わりへの未来論…辺見庸。 朝日ジャーナル「知の逆襲」第2弾から。

2011年04月22日 01時03分41秒 | 日記
…前略。

じっさい、世界はよくなりながら、まったくどうじに、よりひどく悪くなっている。

富みつつより貧しく、自由でより不自由で、かぎりなくすさんだ世界がいまである。

選言的とも離接原理的ともことなる、緩(よ)れたことばでしかかたることができないのがいまのこの世界だ。


正邪・善悪・過不足・美醜・暴力と非暴力・お笑い芸人と政治家・精神科医師と患者・差別と反差別・笑いと痙撃・国家と反国家・ハレとケ・騒擾と安寧・権力と反権力・リアルとヴァーチャル・狂気と正気・夢とうつつ・うらぎりと忠誠……が渾然としてひとつにとけあってなごんでいる。ジュンキンツミタテコツコツ。

われわれはとんでもない景色のなかに日々住まい、それになれるようにしむけられている。

おもえば、千態万様の現象だけがあって、世界にはもうあらかた本質がない。または本質が見えない風景だらけだ。

正と反の境界はもうないか、あるいは極端にうすれている。

神もことばも、われわれをとうに見はなしている。なべてのthe probableとなべてのthe inevitableだけがある。

中東・北アフリカの連鎖的動乱は吉兆なのか凶兆なのか。

膨張するいっぽうの投機マネーは、じつのところ戦争をまちのぞんでいやしないか。

世界は戦争をやりたくてうずうずしているのではないか。

不意の核爆発はないだろうか。「ない」とうけあえる要素はかつてよりますますへってきている。

これらの設問へのこたえは、impossibleではない。わたしの予覚ではprobableである。

これまでにまだ経験したことのない熱と寒波、地震と洪水、まだ見たこともない諍(あらそ)い、いまだきいたこともない堕落と荒廃は、いうまでもなく、絶対的にinevitableである。



わたしたちはなんでも見える。けれども、なんにも見えてやしない。ただ、徴(しるし)があるだけだ。多少の徴があっただけだ。徴は徴であるかぎり、目には見えない。感じるしかない。感じようとするしかない。
 
万視塔または一望監視施設(パノプティコン)。わたしたちはその住人である。わたしたちはその囚人である。

わたしたちはどうじにその看守である。わたしたちはいつでも他をながめることができる。ながめることができるとおもっている。そう過信していた。しかしわたしたちは他のなにが見えるというのだ。

パノプティコンは、ムバラクやカダフィがたおれるのを予見できはしなかった。

万視塔とは、もともと英国の思想家J・ベンサム(一七四八-一八三二)が考案した、効率的に囚人を監視し、どうじに囚人の矯正もできるという監獄のことである。ついに建設されることのなかったそれは、円の形に配されたたくさんの監房が円の中心に立つ看守塔をかこむように設計されており、囚人たちはたがいを見ることはできず、遮蔽物などによって看守のすがたを見ることもできない。

けれども、看守は円の中心丘スカイツリーのような塔から、すべての囚人のようすをながめることができるというしかけだった。

…以下略。
    黒字化は芥川。
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後は、職業政治家たち…政治を自分の人生の職業として選んだ人たちの、本能の問題だろう。

2011年04月22日 00時07分37秒 | 日記
今、NHKで、「災害時の情報発信」と題して、白髪の解説員が、簡潔に指摘していた事。

情報格差の対象である外国人や聾唖の人達に対しても、対応は、なっていなかった。

手話の人が付いたのは、翌日、英語の同時通訳が付いたのは、5日後だった。

この間の1週間に日本を出国した外国人は、確か26万人(24万人?)!だったと。
32の大使館が大阪等に移った、等。

最後に、情報を伝えるとは、手段のことではない。相手を助けたい、相手の事を考える想像力の問題なのだ。と

現首相、現内閣の頭の中に、当時も、今も、在るものとは、そういう至極当然なもの、自然なものとは違うものだったのである。

それが何であったかのは、芥川の読者には、言う必要ないことだと思う。

後は、職業政治家たち…政治を自分の人生の職業として選んだ人たちの、本能の問題だろう。

これではいかん、こんな有り様ではいかん、

その本能が正しいのだと芥川は思う。

ジャーナリストは、とことん、事実を検証し、伝えれば良いのである。

間違っても、弓削の道鏡の様な振る舞いをしてはいけないのだ。
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