文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

鈴木宗男氏を仮釈放し、モスクワに派遣せよ…佐藤優。 サンデー毎日から。

2011年04月02日 13時36分00秒 | 日記
…前略。

ここで京都学派の哲学者・田辺元(1885~1962)の死生観が参考になる。田辺は1958年に「メメントモリ」というエッセイを書いた。メメントーモリ(Memento mori) とは、ラテン語で「死を忘れるな」という意味だ。田辺は、原子力時代になって、人類は常に死を意識しなくてはならなくなったと考え、こう述べる。
 
〈今日のいわゆる原子力時代は、まさに文字通り「死の時代」であって、「われらの日をかぞえる」どころではなく、極端にいえば明日一日の生存さえも期しがたいのである。改めて戒告せられるまでもなく、われわれは二六時中死に脅かされつづけて居る。しかしそれではわれわれは果して、この死の威嚇によって賢さを身につけ知慧の心を有するに至ったのだろうか。

否、今日の人間は死の戒告をすなおに受納れるどころではなく、反対にどうにかしてこの戒告を忘れ威嚇を逃れようと狂奔する。戒告を神に祈るなどとは思いも寄らぬ、与えられる戒告威嚇の取消を迫ってやまないのである。

例えば毎日のラジオが、たあいない娯楽番組に爆笑を強い、芸術の名に値いせざる歌謡演劇に一時の慰楽を競うのは、ただ一刻でも死を忘れさせ生を楽しませようというためではないか。「死を忘れるな」の反対に「死を忘れよ」が、現代人のモットーであるといわなければならない。〉(藤田正勝編『死の哲学田辺元哲学選Ⅳ』岩波文庫、2010年、13~14頁)
 
ここで田辺元が言う原子力時代とは、核兵器を指すが、平和利用を目的とする原発であっても、事故が起きれば「死の時代」をもたらしうる。田辺元がこの文書が発表してから53年がたった。

今日的状況にあわせて「ラジオ」を「テレビ」に置き換えてみよう。お笑い番組によって、われわれは無意識のうちに死について考えることを封印していたのではないだろうか。死の恐怖から逃れようとしても、不可能であるという現実を知ることだ。

そして、もう一度、死について深く考えてみようではないか。そのときに重要なのが、今回の原発事故で、他者のために犠牲になろうとする気構えを持った人たちの死生観である。田辺元は生と死を一体にしてとらえよと強調する。
 
〈一般に人間は生か死かの行詰まりにおいて自ら進んで自己を拠ち棄てる行為に出づるならば、死にながら生との緊張聯関を保ちつつ、かえって死を生に転換し得る。

生死は本来自覚にとり離ればなれのものではなく、表裏相即し、決死行為に依って相入流通せしめられるものだからである。

もしただ生のみに執着するならば、かえって反対に死を招くという矛盾に陥ると同時に、自ら進んで死する自己拠棄の実行は、生の自己矛盾を脱出せしめることができる。〉(前掲書19~20頁)

…後略。

*読者の方々は、芥川が「第一章」から、書き続けている、「下品」、についての…田辺元からの裏付けだと思われるのではあるまいか(笑)

北海道の自然の中で再出発 農業酪農で震災被災者を雇用…サンデー毎日から。

2011年04月02日 12時46分27秒 | 日記
業務用スーパー・神戸物産(本社・兵庫県) の子会社で農業生産法人「神戸物産エコグリーン北海道」が、北海道むかわ町と協力して東日本大震災で自宅を失った被災者を対象に、50~100人の従業員(給与18万円以上)を募集している。

同法人がむかわ町に保有する農地は日本最大級の700ヘクタール(東京ドーム約149個分)あり、大豆、ジャガイモなどを生産している。隣の平取町に300頭の牛を飼育、さらに日高町に牛乳などの加工場を建設している。
 
「エコグリーン北海道は社員20人が、大型機械を導入して種まきから収穫まで生産性の高い農業に取り組んでいます。当社も阪神大震災の時に被災して、震災の苦しみは身にしみています。孤立した地域の人たちに応募してほしい」(神戸物産広報担当)
 
神戸物産は業務用スーパーを直轄、フランチャイズ(FC)などで全国に550店舗以上を展開する。この業界では6割程度のシェアを占める。同社は「食の製造販売一体化」を目指して、低価格戦略に基づく店舗運営で急成長してきた。昨年は石垣食品の筆頭株主に就くなどM&A戦略にも積極的だ。むかわ町には08年10月にエコグリーン北海道を設立、平取町、日高町も含めて年内に牛を1000頭まで増やし、将来的に3000頭を目標にしている。
 
「町には廃校になった小学校や町職員住宅などが15世帯分あり、エコグリーン北海道で働く人に当面、無償提供します。新しく雇用促進住宅3棟50戸を建設する計画も検討中です」(むかわ町役場)
 
震災では、被災地によっては地盤が約5が沈下した地域もあり、神戸同様に沈下した場所での復興は困難とされる。
政府は東北・北海道で大規模な農林漁業事業などを立ち上げ、復興の起爆剤とするべきではないか。

問い合わせは神戸物産総務部(☎079ー496ー6533、平日9~18時)。(中村芳平)

英国でも「これは人類の危機」 被災者支援で広がる善意の輪…サンデー毎日から。

2011年04月02日 12時34分08秒 | 日記
英国で東日本大震災の被災者への支援活動が広かっている。英政府は災害発生直後、医療支援隊や救助犬を含む1征旧人近い救援チームを派遣。「Save The Children(セ-
ブ・ザ・チルドレン)」などのNGO(非政府組織)も、[いち早く被災地入りして日本砂救援活動を助けた。

このほか、多くの英国のNGOが「日本災害基金」を立ち上げて募金を呼びかけているのをはじめ、英国在住の日本人社会の間でも支援活動が広かっている。
留学生による募金活動や日本人音楽家によるチャリティー・コンサートなどが次々に開催されて、草の根レベルで共感と支援の輪が広かっている。
 
学校も例外ではない。ロンドン郊外・ウィンブルドンの私立小学校、ウィリントン・スクールでは3月18日、日本人祖校生の保護者を中心に、お菓子や日本食の売り上げを
募金に回す「緊急チャリティー・セール」が行われた。セールは大盛況で、関心と共感の高さが示された。同校の受付には募金箱も置かれ、セールと合わせてこれまでに約1500ポンド(約22万5000円)が集まった。募金はロンドンで日英の文化交流を進める「ジャパン・ソサエティ」の災害基金に送られる。
 
震災と原発事故に対する英国人の関心は最大級である。世界有数の経済大国であり、地震など自然災害への事前準備をきちんと整えていた日本で、これほどの災難が起きた
ことに対するショックが広がっている。自然の底力の恐ろしさ、いざという時の原発の危うさ、もろさが露呈されたため、英国社会はこの災害を人類全体の危機として受け止めている。
 
一方で、悲しみに耐えて、早くも復興に向けた意思を口にしている被災者たちの勇気と精神力は、英国社会に大きな感動を与えている。
支援活動は今後も長期的に続く見込みだ。(阿部菜穂子)

菅の“大連立延命”に怒る「震災病院」の患者90人…サンデー毎日から。

2011年04月02日 12時25分52秒 | 日記
病院はゴーストタウンと化した瓦磯の町外れに建っていた。宮城県石巻市の南東部にある伊原津地区-。周辺は住宅地で家屋は根こそぎ損傷を受けていた。今も遺体が埋まっているのか、ツーンとした腐臭が漂う。
 
「周りが瓦傑だらけだったので、ここには誰もいないと思われていたようです。早急に転院が必要な90人の患者が今も取り残されているのです」
 
3月25日、粉雪が舞う寒空の中、記者にそう訴えるのは「伊原津病院」(旧恵愛病院)の木村勤院長(61)だ。消防署員が初めて病院の様子を見に来だのは3・11から3日後のことだった。その後、自衛隊員がやって来た。
 
「その時、病院が”救援リスト”に入っていなかったことが分かりました」(木村院長)
 
病院は精神科で120床の病床を持ち、統合失調症などの精神疾患者や認知症など寝たきり高齢者が入院している。
 
「周囲は皆、避難場所の近くの幼稚園に避難していると思っていたそうです。車イスや寝たきりの高齢者を抱え、とても移動できる状況ではありません。自衛隊員が来てくれるまで完全に孤立状態でした」
 
…中略。

2階にいる職員たちは、急いでシーツをつないで命がけで屋根をつたい、患者を懸命にすくい上げた。しかし全員を助けることはできず、目の前で水の中に沈んでいく患者をどうすることもできなかった。
 
藤中看護部長も大量に水を飲んで、意識を失った。同僚は全身が冷たくなった看護部長を一晩中、抱き抱えていると、2日後、奇跡的に蘇生した。耳から黒いヘドロが出てきた。
 
しかし、避難はできても電気、水道、ガスのライフラインはすべて止まり、携帯電話などの通信もまったく通じない。薬品庫や食糧の備蓄はI階にあったため、ほぼ全滅。事務長らが浸水した1階に潜り、薬や食糧を見つけ出してなんとかしのいだ。

乾電池がないため貴重な懐中電灯を夜の暗闇の中、薬を飲むときだけに使った。食事は朝と夕方の1日2回、コップー杯の水とビスケットー枚。水が流れないため糞尿もたまる。不潔な環境にあるため、感染症が蔓延しかねない状況だった。
 
「ヘリコプターが飛んできたので、助けに来たと思ったら取材のヘリ。いくら手を振っても、天井に白い布でSOSと書いても救援には来てくれませんでした」(木村院長)
 
3日目に職員が避難所になっている町のスーパーマーケットまで行くと、消防署の隊員がいた。救助を訴えたら、「今日は無理だけど、後で行かせます」と言われ、ようやく病院に生存者がいることを公に知らせることができた。
 
「いま、いちばん必要なのは明かりです。夜になるとトイレに行くにも真っ暗。患者たちは外界からの刺激に対する反応が鈍り、錯覚や妄想、マヒなどを起こす譫妄(せんもう)と呼ばれる意識障害になって症状は悪くなる一方です」(藤中看護部長)
 
患者たちがそうした症状を示し始めたのは、震災の2日後からだ。回復の兆しはない
 
「せめて単一乾電池がたくさんあれば、廊下に明かりを置くことができて患者の精神が少しは安定すると思います。水で洗うこともできないので衣類や下着類は、いくらあっても助かります。このままでは病院機能が果たせません」(同) 90人の患者をどこにどう運べばいいのか。搬送車両もガソリンもない。取材中、記者は妙案を考えることができなかった。石巻市内ては同病院のように救援リストから漏れ、物資は行き届いていない地区がそこかしこにある。
 
木村院長は行政や国の対応にこう直る。
 
「私たちが必要としている石巻の情報は全然入つてきませんでした。救援を待ち続ける中、菅直人首相が谷垣禎一自民党総裁に震災担当相として入閣要請したとラジオで聴きました。(被災者より)自らの延命のための行動に本当に腹が立った」 自力で避難できない。“災害弱者”は置き去りにされたままだ。
 
ジャーナリスト・池上正樹

専門家たちの指摘は続く…サンデー毎日4月10日号から。

2011年04月02日 11時51分13秒 | 日記
…続き。 (文中敬称略)

井野博満・東大名誉教授も、原子炉周辺の状況を政府や東電は早くから認識していたのではないかと言う。
「1号機と2号機のタービン建屋地下の水たまりは18日に判明しており、3号機の水たまりは従業員の被曝で24日に分かった。
原子炉内の水が漏れているのはその時点で明らか。

たまった水は、2号機は損傷した圧力抑制室から、1号機と3号機は損壊した原子炉とタービン建屋の間の配管から漏れた可能性が高い。
原子炉の水が漏れると高濃度の放射性物質が流出する。どの配管から漏れたと考えられるのかを明らかにしないとかえって不安を煽るでしよう」

宮崎慶次・大阪大名誉教授は、事故への対応の遅れとの関連性を指摘する。
 
事故発生直後に相次いだ水素爆発は、ベントを開けて早めに原子炉内の蒸気を排気すれば防げた。大気中に放射性物質を撒くことにはなるが、今の状況を考えると踏み切るべきでした。専門家なら、今回の事故後に起きた事態の大半は早い段階で予想できたのに決断が遅れた。事故の状況をどう発表するかについても迷いが感じられます。ある日は『原子炉は小康状態が続いている』と言ったのに、数日後に『原子炉が壊れているかもしれない』と言うのは罪です」
 
宮崎教授が求める。のは政府の決断だ。
 
「原子炉へ給水するための複数の系統の配管がある。配管や施設の機能に問題がなければ、格納容器の圧力抑制室を使い、原子炉内の水の熱を海に逃がす方法がある。
困難ならば、環境への影響を検討したうえで、原子炉から通じる配管の弁を開き、外部ヘー気に水蒸気を逃がして気圧を下げながら炉内に水を大量に注入する。これらの決断にはリスクが伴うので、大局を考えて踏み切れるかどうか」
 
政府は28日、2号機のタービン建屋地下の水は「一時溶融した燃料と接触した格納容器内の水が流れた」との見解を示した。圧力、格納両容器周辺の損傷を匂わせる微妙な表現だった。

黒字化は芥川。

菅直人は、いずれ、国会で、…宮崎さんの様な方たちに専門家として明らかにさせた上で…証人喚問する必要がある。…芥川は、既述のように、…彼の罪が一番深いと、今でも指摘する。

「フクシマ」暴走 大本営発表の大罪…サンデー毎日4月10日号から。

2011年04月02日 11時43分49秒 | 日記
電源が通じ最悪の事態を脱するかと思いきや、想定外の高濃度の放射性物質が流れ出すI福島第1原発事故に関する政府や東電の発表や指示は疑心暗鬼を招き、専門家からは大本営発表のようだと声が上がる。知らないうちに破局に突き進んだ愚を回避できるか。
 
「原発の事故を巡る政府や経済産業省原子力安全・保安院、東電の発表は、、最悪の事態を国民から隠した戦争中の大本営発表のように思えてなりません」
 
こう告発するのは福島第1の設計に携わった科学ライターの田中三彦氏だ。大本営発表とは穏やかではない。田中氏の説明を聞こう。
 
「政府が公表したデータを見ると、1~3号機の原子炉に海水を注入し続けているのにもかかわらず原子炉の水位はずっと低いまま。炉に注入した水はパイプを通って隣のタービン建屋にたまったり、海へ流れ込んだり、”だだ漏れ”しているとしか考えられません。政府はその危険性を隠そうとしているようにみえます」

政府などの発表によると、三つの原子炉は津波の影響で電源が壊れ冷却機能が失われため、原子炉内の燃料の熱で冷却水が蒸発し水位が下がった。燃料棒は水面から露出し、核分裂の生成物による崩壊熱で燃料棒が溶け出す「炉心溶融」が起きた。放射性物質を含んだ水蒸気や水が環境中に放出されている。

「放射性物質を含んだ水がだだ漏れ状態では電源が復旧しても炉の水位は回復しないし、放射性物質の流出は止まらない。漏えい箇所
を発見し補修することが重要ですが、原発の建屋内は放射線が強く出ている場所があり作業には時間がかかるでしょう。温度や圧力が一定しない炉の状況に2~3年間、おびえ続けなければならないかもしれません。そのような可能性を国民に知らせないことに不信感を覚えます」
 
田中氏は、政府などは溶融と水漏れを早い段階で分かっていたのではないかと疑う。1号機で3月17日夕方から19日の間に原子炉内の圧力がゼロになった。炉からタービン建屋につながる配管が損傷、放射性物質を含んだ水蒸気が抜けたことがわかるという。

「放射能の強い原子炉に通じる配管の損傷を認めると、避難範囲を拡大させなければならない。地震のせいで配管が壊れた可能畦が浮上すれば、“想定外の津波”という言い訳が通用しなくなる。『十分な耐震能力かおる』と言ってきた国や東電関係者の主張が根底から崩れる。

政府が『1号機の圧力が高くて危ない』『圧力の損傷の可能性がある』などと目前の現象だけを発表し続け全体像を示さなかったのは、こうした思惑があっだのではと勘ぐりたくなる」
 
局地の戦況のみを発表し、敗戦に向かっていることを知らせなかった戦争中と同じというわけだ。
 
井野博満・東大名誉教授も、原子炉周辺の状況を政府や東電は早くから認識していたのではないかと言う。

…以下略。

米原子力人材会社 フクシマでの技術者募集…昨夜の日経夕刊から。

2011年04月02日 11時21分03秒 | 日記
【ニューヨーク=共同】米原子力人材会社が福島第1原発で作業に当たる技術者の募集を始めた。求めているのは原子力産業の経験者で、家族の同意が条件。

通常より高給が保証されているといい、4月3日にも第1陣が出発する。ロイター通信が3月31日報じた。
 
原発技術者などをあっせんするバートレット・ニュークリア社(マサチューセッツ州)で、まず10人弱を派遣するという。

「中国」で塩6トンを買い占めた…週刊新朝、4月7日号から。

2011年04月02日 10時56分44秒 | 日記
先を争って日本から脱出する外国人に、買い占められるミネラルウォーター。原発事故はあちこちでパニックを引き起こしているが、どうしたことか日本人以上に大騒ぎしたのがお隣の中国だった。
 
日本を脱出する外国人で成田空港がごった返したのは、つい最近のことである。
 
「フランス人は、原発事故が明らかになってからこれまでに7000人が出国したとみられています。また、中国人も凄かった。空港には一時、数千人が押しかけていました」(社会部記者) 中国へは普段2万~3万円ほどのチケット代なのに、片道約13万円を払ってでも帰ろうとする者も。
 
「中国の場合、留学生に大使館から電話がかかってくるのです。強制ではないが、日本から逃げたほうがいいと。日本にいる10分の1ぐらいの留学生がすでに帰ったでしょう。全体では数万人にのぼるはず」(同)
 
とにかく日本にいては危ないというわけか、3月26日には千葉県から長崎に逃げだした不法滞在の中国人男性(48)が,“強制送還してほしい”と警察に出頭する事件も起きている。
 
ところが、専門家によれば、中国に帰ったところで浴びる放射線が減るわけではない。

醤油も消えた
 「
もともと中国は日本より自然放射線量が高いし、香港に近い陽江という所では日本の8倍の放射線を浴びるのです。また、中国は96年まで新疆ウイグル自治区で45回もの核実験が行われており、今でも春になると放射性物質のセシウムが風に乗って沿岸部に運ばれてきます」(放射線の研究者)
 
だが、かの国の人たちはいったん火がつくともう止まらない。むしろ現地では日本よりヒステリックな事態になっているのだ。
 
中国に詳しいコラムニストの新田環氏が言う。
「日本から放射性物質が飛んでくるかも知れないという噂が流れて3月16日ごろから浙江省温州市で食塩の買占め騒動が起きたのです。食塩に含まれるヨウ素が放射能に効果があるというデマが流れたせいですが、浙江省では1日に4000ブもの食塩が売れたとか」
 
スーパーには塩を求める客が殺到し、あちこちからかき集めて1人で6・5ブも買った人も。さらに塩がなくなると、塩分を含んでいるからと棚から醤油が消えてしまった。
 
評論家の宮崎正弘氏も言うのだ。
 
「こうなってしまうのは中国政府が情報統制して正確な情報を公開しないからです。だから、人がもたらす情報を信じるしかない。それがデマであってもです」 この騒動、いったん収束したが、今度は食塩を返すから金を返してくれと騒ぎになっているとか。日本の原発事故などそっちのけで。

黒字化は芥川 *芥川が、日本のテレビが、この20年超、やり続けて来た事は、…真似てはいけないアジアの indecency を、流し続けて来たのだ、と言い続けてきている事が、その通りであることが、分かるのではないか。

空威張りした「菅総理」の器…週刊新朝4月7日号から。

2011年04月02日 10時45分43秒 | 日記

菅総理は震災後、それまで1日1回行っていた「ぶら下がり会見」を中止している。ところが、先日何を思ったのか、突如、番記者との異例の「完全オフレコ懇談」を開催した。

その中身を覗いてみると……。

「まあ、それは秘書官とよく相談してくださいよ」
3月26日夜、官邸2階の小ホール。冒頭、菅総理は、「ぶら下がりを再開してほしい」と抗議する記者に対し、ムッとして答えた。
 
まずは、この完オフ懇談が行われた経緯を説明しよう。
 
「震災後、総理は『国民の皆様へのメッセージ』と称し、4回会見を行っている。もっとも記者からの質問は、殆ど受けていません。記者は、日々の総理の考えを聞きたい。記者クラブとしても、“ぷら下がりに応じてほしい”と要請してきたものの、多忙を理由に拒否され続けてきました」(政治部デスク)
 
それが26日の夕方、突然、総理との懇談がセットされたのだ。
 
さて、菅総理からどんな発言が飛び出したのか。まず、震災翌日、総理自ら原発の事故現場を視察したことについて。「そのせいで事故対応が遅れたとの指摘が出ているが」と聞かれると、「現地を見ることが重要だと感じた。今でもそれが役に立っている」と、あくまで自分に瑕疵はないと胸を張ったのだ。
 
馬淵前国交相を補佐官に起用したことについては、「(同じ補佐官の)細野の仕事量が増えたから。細野がやりやすい人を選んだ」 と説明。

官邸関係者が補足して言うには、 「原発事故への対応で手いっぱいの細野が泣きついてきたんです。結果、寺田学が補佐官を辞任したが、彼は総理の数少ない、“お友達”の一人。今後も官邸へ出入りするでしょう」

枝野長官は不快感
 
また、「馬淵氏は原発に詳しいのか」と質問されると、菅総理はこう答えた。
「専門家であることと、まとめることは別だ。原子力といっても専門家はたくさんいる。私だっていわゆる専門家ではない」
あれ、菅総理は「原子力に詳しい」との自負があるからこそ、事故現場の視察を強行したはず。少々無責任という気もするが……。
 
さらに、「統合対策本部」が設置され、「東電の対応が変わったか」と聞かれると、「トヨタに車を作るなと言えないように、民間会社にあれこれロを出せない。だが、原発は、法律で政府が責任を持つことが決められている。なのに最初の水素爆発の時、中々官邸に情報が上がって来なかったんだ」 東電に対する怒りは今も消えていないようである。
 
「ぶら下がりをやらないのは、記者の厳しい質問から逃げたいからでしょう。懇談も、記者を懐柔するためのパフォーマンスです」(政治アナリストの伊藤惇夫氏) 

政治部デスクが言う。「枝野官房長官は、懇談をやる暇があるなら、ぶら下がりもできるはずだと非難されるのを恐れ、今回の懇談について、“俺に聞かないでくれ”と不快感を示していました」
 
全て中途半端。懇談で空威張りしたところで、器の小ささが目立つばかり……。


そんなことを言っていると、あんたも反対派だと思われて損をするよ…週刊文春から。

2011年04月02日 10時25分40秒 | 日記

「最後の処分地の話は、最後は結局お金でしょ。どうしてもみんなが受け入れてくれないっていうんだったら、おたくには二倍払いましょ。それでも手を挙げないんだったら五倍払いましょ。十倍払いましょ」
 
鎌仲ひとみ監督は、「当事者意識の薄い喋り方をする人だ」と語る。
「最後の処分地の話は、最後は結局お金でしょ。どうしてもみんなが受け入れてくれないっていうんだったら、おたくには二倍払いましょ。それでも手を挙げないんだったら五倍払いましょ。十倍払いましょ」
 
鎌仲ひとみ監督は、「当事者意識の薄い喋り方をする人だ」と語る。

「映画には収録していませんが、『そんなことを言っていると、あんたも反対派だと思われて損をするよ』『便利さを求めて、かつ安全だなんてことは有り得ないだろ』とも言われた」…以下略。

*こんな、がさつで乱雑な、…巷に幾らでもいる悪党の、あんちゃんの様な男が、東大・原子力工学科出だという肩書だけで、高給を取り続けただけではなく、日本人に原発神話を植え続けて来たという…この、「下品」。

巷に悪党が跳梁跋扈しているのも当然だろう。



「原発を作れば国民は長生きできる」…週刊文春4月7日号から。

2011年04月02日 09時50分56秒 | 日記
「原発を作れば国民は長生きできる」 渡部恒三 東電との蜜月

「(福島)県民が非常に心配している。皆さんの安心安全のため、百パーセントを超える努力をするようにお願いした」
 福島第一原発の爆発から二日後の三月十四日、福島県選出の渡部恒三民主党最高顧問は、海江田万里経産相に要請した。
 
ところが、かつて渡部氏は原発について呆れたトンデモ発言をしていたのだ。
「福島県には日本の原発の三〇%近くがあるが、そこで育って暮らしているこの私がこの通り元気一杯なのだから、原子力発電所を作れば作るほど、国民の健康は増進、長生きし、厚生行政は成功していくのではないかと思う」(八四年一月五日) 当時、渡部氏は厚生大臣。

都内のホテルで開かれた日本原子力産業会議(当時)の新年名刺交換会の挨拶で、こう宣(のたま)ったのだ。同会議はその名が示すとおり、原発メーカー、電力会社、原子力研究開発機関などで組織される原発推進団体だ。
 
この席で渡部氏は次のようにも語っている。
「私はエネルギー問題を解決する最大の課題は原発の建設であるとの政治哲学を持っている」
 
また、八〇年四月には、衆議院商工委員会で、こう発言している。
「原子力発電所の建設の一番大きな阻害になっているのは、(略)安全性に対する国民の認識の問題だ(略)原子力発電所の事故で死んだ人は地球にいないのです」

元東電会長との仲
 
さらに、前福島県知事が反対していた福島第一原発へのプルサーマル導入を決めた佐藤雄平知事は、渡部氏の甥にして、長らく秘書を務めた人物である。
 
渡部氏がここまで原発に肩入れしたのは、なぜなのか。

東電関係者の解説。
「渡部氏は、東電の“中興の祖”といわれる故・木川田一隆元会長と駝懇の仲だったのです。渡部氏が一年生議員のころ、当時社長だった木川田氏が福島出身だったので、後援会長就任を打診したほどです。また、福島第一原発を作ったのは木川田氏が社長の時代でもありました」
 
渡部氏は故・平岩外四氏、那須翔氏の両元会長とも親しかったが、現在の菅内閣の中にも渡部氏と同様に、東電幹部と親しい大臣がいる。
 
それは、江田五月法務相と、海江田万里経産相だ。

彼らは東電幹部がメンバーとして参加する「十人十色の会」という会合を定期的に開いているのだ。

雑誌『自由』の発行人だった石原荊記氏が主宰する十人ほどの懇親会です。東電の次期社長候補といわれた鼓紀男副社長、元東電労組書記長で元連合会長の笹森清氏(現内閣特別顧問)もメンバーです。二、三年くらい前から始まり、当時、江田氏が参院議長だったので公邸で集まったことも数回あります。

…以下略。

役立たずな官僚たちを首相が叱咤している、というイメージを作りたいようです。…週刊文春から。

2011年04月02日 09時36分02秒 | 日記
前章続き。

ならば、と東電関係者が原発への対応について質問しようものなら、「俺に聞くのか! バカヤロー!」と、取り付く島もない。
 
あるトップ官僚は思わずこう吐き捨てた。
 
「もう総理の顔は一秒も見たくない。あのウジ虫が!」 

経産官僚を狙い撃ちするのは、首相ばかりではない。
 
「事務次官を集めた『被災者生活支援各府省連絡会議』では、松永(和夫)経産次官がサンドバッグ状態になっています。二十四日の会議では、取り仕切る仙谷由人官房副長官が、『原発の対応が消極的。計画停電も場当たり的だ!』となじった。二十八日には、『屋内退避区域の市町村に対して、原子力安全・保安院次長ら三人が二週間で説明に回る』という次官の発言に、片山善博総務相が『次官自ら行け! 二日で回れ』と叱りつけています」(別の官邸スタッフ)
 
ある官邸担当記者は、こう語る。「実は、首相が経産省の役人や東電幹部を叱責した、という話は、首相側近が積極的に流しているのです。役立たずな官僚たちを首相が叱咤している、というイメージを作りたいようです。経産省と東電だけを悪者にするつもりなのでしょう」 
こんな時に、首相が責任逃れをしていては、「十年後」などあるはずない。

黒字化は芥川。…人は、余程、腹に据えかねなければ、この言辞は出て来ないでしょう。

皆さまがたも、人生に一度ぐらいは、こう言いたい様な人間と出遭う羽目になったことはあるのではないか。

トップ官僚「総理の顔は一秒も見たくない」…週刊文春4月7日号から。

2011年04月02日 09時20分37秒 | 日記
昨日、帰りの地下鉄中づり広告を見て、文春と新朝をキオスクで買って帰宅した。

テレビでは分からない…というよりも全く伝えない部分を報道できるのが、活字媒体の存在理由だろう。

菅が机を叩いて絶叫

トップ官僚「総理の顔は一秒も見たくない」
 
「それは十年後に本を書く時にでも……」
 記者のぶら下がり取材に応じず、「引きこもり」と揶揄(やゆ)されていることを気にしてか、菅直人首相は三月二十六日夜、番記者とのオフレコ懇談を行った。だが、「(専門家の意見を離れて)総理自ら政治的な判断をしたことがあるか?」との問いに、菅氏は冒頭のように、はぐらかすのだった。

 「もともとは、菅首相が、旧知の全国紙幹部を『公邸で飲もう』と誘ったが、『寝ずに頑張っている現場の記者と話すべき』と突っぱねられて開いた懇談。乗り気じゃなかったんです」(官邸キャップ)
 
「なぜ記者会見を開かないのか?」と聞かれ、「そうしたことは秘書官と相談してください」と首相が不機嫌に答えて始まった懇談は終始、険悪ムード。出たお茶に手をつけない記者もいた。記者「原発を民間に任せていいのか?」
首相「それは今言うべきことじゃない」

記者「総理が海水の注入を決めたのか?」

首相「(笑顔Iそれも十年後に)
 
「オフ懇とはいえ、普通は何らかの形で記事に反映させるものですが、今回は一文字にもならなかった。懇談後、記者から『総理は結局何を伝えたかったのか』と聞かれた側近の寺田学衆院議員も『知らんよ!』と苦笑したほどです」(前出・官邸キャップ)

却って記者との溝を深める形となったが、一方で、ブレーン作りには余念がない。
 
「総理は味方を増やしておかないと不安なのです。原子力に詳しい専門家など、震災後、六人も参与を増やしました。参与にすると、国家公務員の扱いで守秘義務が発生するので、マスコミに好き勝手に発言されずに済む。ただ、ブレーンが増えた分だけ会議も増え、結局は方向性が何も決まらなくなった」(官邸関係者) 

その責任を押し付けるかのように、。”イラ菅”の矛先は、閣僚や官僚、東京電力関係者に向かっている。
 
特に「A級戦犯は経産省。その言い分を垂れ流す海江田(万里)大臣はもっと悪い」(官邸スタッフ)という認識が官邸サイドにあり、菅首相もそれに丸乗りしているのだ。

海江田氏を面罵
 
「原子力に詳しい俺が、こんなので納得すると思ってんのか!」
 
十七日、菅首相は原子力災害対策本部会合で、報告書を提出した海江田氏をそう面罵したという。
 
「自分の部下である経産官僚が居並ぶ前ですから、海江田氏のプライドはズタズタでしょう。『総理は怒ってばかり。官邸で何も決め
てくれないのに』と周囲に漏らしていて、首相への不信感は相当なもの。いずれ、政権から離反しかねません」(経産省関係者)
 
二十二日、海江田経産相は、東京消防庁隊員を“恫喝”したことを謝罪した。その前日、石原慎太郎都知事が官邸に乗り込み、首相に抗議したことを受けてのものだが、海江田氏は周囲にこうコボしているという。
 
「菅さんから『ともかく何でもいいから謝ってくれ』と押し切られたんだ。俺は原子力安全・保安院の職員は叱ったが、消防庁には何も言っていないのに……」 民主党関係者が言う。
 
「菅首相とすれば、いま自治体を敵に回すと、四面楚歌となりかねない。そこで石原知事の言い分を丸呑みしたようです」
 
説明に上がった経産官僚に対しても同様に、机を叩きながら、こう絶叫。
 
「こんなことでうまく行くのかバカヤローー 俺はお前なんかより原子力について詳しいんだ!」

…以下略。
 

芥川の、「アポカリプス」。

2011年04月02日 00時49分34秒 | 日記
(文中敬称略)

原発が安全でないものだということは、芥川は、一行で分かった。

昨日、サルコジとアレバ社が、颯爽と日本に乗り込んで来たのを、ニュース映像で観た感想は、既述の通り。

今日、ならばフランスは、芥川の一行ではない完璧なのだろうかと思って、検索した。

分かった事は、信長殿の大音声になるでしょうから、此処では書かない、書けない。

メルマガで読んで下さい。

芥川が襲われた悪と、原子力に関係した者たちの悪、その事を見抜けず、今日まで来た言論界の悪…ありとあらゆる悪に、一時に襲われた様なもので、これ以上の暗澹はない気持のまま、帰宅したら、くりきんとんさんから電話が鳴った…明日、京都に行って、在る山の上で、大声を上げて、この世の悪を名指しで信長殿の大音声を上げようと思っていたので、同行を、お願いしていたから。

所が、開口一番、言った事は、ネットで…彼女は良い人なのだが、ネット中毒的な所が在る事は既述の通り…今回の事で、身寄りの全てを亡くして、何も出来なくなった、誰にも信用してもらえなくて困っている人がいて…と言い出した…最初、小さな子供が孤児に成ったのかな、と思ったら、25歳の男だと!

芥川は、思わず、このど阿呆が!と怒りが爆発した…理由は言うまでもなかろう…ネットに巣くう底知れない悪、「下品」、の極み。…その様な者たちと同様の悪に、芥川は、この20年、節目の時に、どえらい目に遭って来たのだから…ましてや今だ。

すっかり、くりきんとんさんが嫌になった…明日、一緒に行く事を楽しみにしていたのだが、その気持ちも失せた…今、芥川は、この世の馬鹿に、本当に腹を立てているのである。

原発が安全であると言い続けて来た者たちの精神構造とは何なのかは、芥川にしか言えない。
僕は、この中核を為した者たちの出身高校すら言い当てられる気がしているし…それは殆ど外れる事はないだろう。

体育会系の阿呆・馬鹿学校を出て、悪を働く者の背後に在る物と…が働いた悪の背後に在るものは何なのか…後は、メルマガで読んで下さい。

芥川が世に出るのが、20年遅かったと言っても、そうしたのは、後者の悪。

原発について、判断を迷っている方は、芥川の、メルマガを読まれる事をお勧めする。

何の迷いもなく…あなたの立場が狂う事は二度となくなるはずだから。

くりきんとんさんの様に、ネットに淫してしまい…史上最大の図書館である事に気づいていたなら、大変な知識人に成れたものを、…その反対に、この世界に潜む悪にとらえられてしまっている阿呆さ…今日の今日に至っても、己の全知全能を、自分の党の全知全能を、被災した人たちや、原発で頑張っている人の為に、使おうとする前に、大連立はあきらめない等と、己の保身を先に立たせる世間と同じように、ネットの闇には、およそ、この世のさいはての様な、醜悪がウヨウヨしている。