文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

避難地域にいるとどれくらい健康上の危険があるのか、きちんと説明しないと住民は納得できないだろう。

2011年04月12日 06時34分07秒 | 日記
長瀧重信・長崎大名誉教授は「避難によるストレスで住民の健康悪化も心配だ。避難地域にいるとどれくらい健康上の危険があるのか、きちんと説明しないと住民は納得できないだろう」と話している。

その住民に対する答えが、「国として汗をかかせていただく」、では話にならないではないか。

今朝の朝日新聞2面から。

今朝の朝日新聞2面から。

2011年04月12日 05時53分19秒 | 日記
福島第一原発から20キロ圏外に避難区域を広げることを発表した菅政権は、福島県南相馬市と川俣町について、具体的にどの地域が避難地域になるのかという、住民が最も知りたい情報を示さなかった。

「生煮え」の発表に、地元からは不満の声が相次いでいる。
 
枝野幸男官房長官は会見で、新たに「計画的避難区域」に指定する5市町村を読み上げた。だが、南相馬市と川俣町についてはその中の「一部」が対象となると述べただけで、地名などの具体的な区割りは示さず、肝心の避難先についても「国として汗をかかせていただく」と述べるのみだった。

*枝野さんよ、国民と同じように芥川は、発生以来、貴方を見続けているが、貴方が東北大学出だと感じた事は一度もなかった…貴方の態度や雰囲気から東北に対する愛情や愛借の念を感じたことはなかった。

 
原発から20~30キロ圏内に新たに設定する「緊急時避難準備区域」にいわき市が含まれるかどうかは、言及すらなかった。枝野氏は会見後、記者団に指摘されて初めて、30キロ圏内のいわき市に出ていた屋内退避指示が近く解除される見通しだと明かした。…後略。


*例えば、昨日、国民の神経を逆なでする様な…選挙と言う民主主義そのものが、政治家、政党に対する判断、審判を下した結果を省みる事も無く、「私たちは、民主主義のルールに則って成り立っている政権だから、止める必要はない」、等と国民の神経を逆なでする様な発言は、対中国問題の時も含めて、何度か、耳にしてきた。

芥川は、貴方に聞きたいのだが、2年前に、貴方がたの代表だった小沢一郎氏が、あのような形で迫害を受けた事は、民主主義のルールに則ったことだと考えているのか?…法律家である事=弁護士であることが唯一の存在理由であるような貴方に芥川は問う。

敗北民主は後がない…今朝の朝日新聞、社説から。

2011年04月12日 05時43分09秒 | 日記
…前略。

危機克服に一刻の猶予もならない時だからという理由だけで、辛うじて政権の継続が黙認されている。

*何を言ってるんだ、すっとこどっこい。黙認させて来たのは…そのように仕向けてきたのは、貴方がただろうが!

もはやそこまで追い詰められていると、首相と民主党は自覚するべきである。

*貴方がたも追い詰められているんだよ。

…後略。

政治家の無能がこれほどこたえたことはない1ヵ月だった。高村薫…アエラ今週号から。

2011年04月12日 05時13分09秒 | 日記
政治家の無能がこれほどこたえたことはない1ヵ月だった。それでも、何とかなっていた安穏な時代は、すでにない。
 
この春も関東以西では桜が咲いた。東日本大震災の被災地は少し時期が遅くなるが、それでも桜の木は間違いなく花芽を膨らませていよう。東京では、お偉い都知事が都民に花見自粛を呼びかけ、上野公園などには早速その旨の看板が立ったとか。お上の一声で花見まで中止になる首都の心象の寒々しさには、それはそれでこころが痛む思いがする。電力不足で暗い街をものともしないのは、権力欲に憑かれたというわけでもあるまいに、我も我もと都知事選の立候補者に名を連ねる勘違い有名人たちだけか。
 
まったく、大震災で見渡す限り廃墟となった国土を眺め、家も財産も仕事も失って避難所に並ぶ被災者を眺めるにつけ、あらためて政治家の無能がこれはどこたえたことはない一ヵ月だった。


意味不明の防災服を着て永田町をうろうろするだけの国会議員たちのせいで、どれだけ多くの被災地で、飲み水さえ届かない日が続いたことか。

これは道路が不通だったせいではない。

津波発生直後に自衛隊のヘリコプターが道路状況を確認したのであればなおさら、国の防災の責任者の決断一つで、真っ先に水を空から届けることぐらい出来たはずなのだ。 

多くの被災地では自治体の職員も被災者となった結果、避難所の全容がいまなお調査しきれないでいるのだが、これも国が自衛隊や警察・消防の人員を使って、自治体の代わりに詳細を把握し、初動の救援に活かすべきではなかったのか。

これだけ広域にわたる被害にもかかわらず、結局自治体が細々と動きだすまで被災者は水も食料もないまま放置され、医師や医薬品の確保も大幅に遅れた。

この一ヵ月、政府はいったいいくつの「会議」を設置したのか知らないが、災害救援や復興について何も知識のない政治家たちがいくつ首を並べても、何の役にも立たない。

政治家の仕事は、専門家や役人たちに権限を与えて動かし、自分は最終的な責任を取ることだけなのに、政治主導をはき違えた政治家たちが、今日も永田町で延々被災地支援を論じている。 

彼らの頭にあるのは、結局コンクリートによる復興の青写真だけなのだろう。原発がもたらすメリット・デメリットをいま一度真剣に考えてみるだけの真面目さもなければ、電力不足がもたらす経済縮小への危機感もないのだろう。

この大災害に際して、被災者の生活一つ満足に守れなかった政治家たちに、国民の生命財産を守る意思と力があると思う国民はいない。

それでも何とかなっていた安穏な時代は、すでにない。

…中略。
そんな政権に、失われた被災地の生活と経済を中長期的に建て直すことなど出来るはずもない。

粛々と停電に耐える前に、日本人は本気で怒るときである。


同様の怒りに依る文字拡大、及び黒字化は芥川。

日本が直面する新たな危機 失敗続きの情報発信 国際社会がいらだち始めた…アエラ今週号から。

2011年04月12日 04時50分47秒 | 日記
仏の経済学者、ジャックーアタリ氏が4月1日にネットマガジンに寄稿した「人類と福島を救うあらゆる手段を」は、日本政府への不信感に満ちている。要約すると……。
 
もし福島原発の使用済み核燃料貯蔵施設が損傷すれば、放射能が空や海に放たれ、最悪、大量のプルトニウムが放出される。日本の一部は居住不可能になり[地球全体]に汚染が及ぶ可能性もある。原子力産業を救うなら早急な事故解決しか道はない。「あらゆる技術を集めた国際コンソーシアム」、それを日本は受け入れるべきだ。内政干渉を論議している時ではないー。
 
とりわけ原発関係当局への糾弾は痛烈だ。
 
「初期対応にミスを重ねたうえプライドと秘密好みの心理のせいで国際的援助を拒む一方、世界規模の災害と認識しながら真実を明らかにしない」 「最小限の情報しか与えずに原発作業員を危険にさらす。自分たちのウソがばれないように、外国の協力を受け入れず地球全体をも危険にさらしている」

ミッテラン元仏大統領の側近で欧州復興開発銀行初代総裁も務めた人物の主張だけに、「我々は自分の国の政府にだまされているのか」と疑心暗鬼に陥る日本人もいるだろう。
 
外国の知恵と技術は必要なら当然借りるべき。だが「人類全体の危機」と終末論さえ想起させる主張は現時点で妥当か? それにもまして怖いのは「日本政府は大ウソつき」が国際常識になることだ。
 
国際社会を納得させる情報発信にしくじり続けた政府や東京電力のコミュニケーション能力不足がその根にある。
 
官邸や原子力安全・保安院は「今のところ」「念のため」と繰り返すが、事態が深刻化する現実の前では「責任逃れの発言」とも映る。

国内では「エリート」でも英語カゼロの霞が関官僚。IAEA緊急会合で日本語資料を配布したお粗末さは記憶に新しい。
*芥川は。この部分は初めて知ったが。
 
原子炉の冷却作業難航を打開するため行われた低濃度放射能汚染水の海への大量放出。枝野官房長官は「直ちに汚染の影響を周辺国に及ばすものではない」。外務省は事後に、在京各国大使館に説明、ファクスでも伝えたという。
 
だが「近隣国に不安を与えるような場合は事前連絡があったほうがよかったのではないか」と韓国政府は反発。有力紙は1面トップ記事で「無責任な日本」などと批判、「日本を助けよう」と異例のキャンペーンを続けてきた論調を変えつつある。ロシアでもイワノフ副首相が「もし海が汚染されれば我々が漁獲する魚ですら危険になりかねない」と不満を述べた。
 
原発推進国にとっては、政治的にも、福島の事故で反原発の動きが自国に広がるのを防ぎたい思惑は当然ある。
 
苦難に静かに耐える被災者の姿に感嘆し、「ガンバレ日本」 一色だった国際社会の目が「いらだちと不信感」に一変するとき、日本は「信用失墜と孤立」という新たな危機に直面する。

編集部小北清人

*小北さんよ。こんな内閣を彼らが作ったのは、或いは、作らせたのは、貴方がた編集部が、…反民主主義そのものだった迫害に、ほぼ100%与して…小沢一郎を叩き続けた事に在ることを、忘れちゃいかんぜよ。