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いっや~赤面💧 赤っ恥かくたァ このこと。
毎度毎度「IT業者の端くれ」と自認してきた小生が、あろーことかまんまと「偽サイトで買い物しようとしてカード情報を入れちまう」てな大失態❕❕ 考えられん自責ミス。さすがにシニア呆け❕ と嘲笑されても、今回ばかりは反論の術(すべ)が無い。ここに(自らへの叱責&戒めとして)、その愚行ぶりの全容をUPし留めておこう。
◆ ◆ ◆ ◆
最初に単刀直入、自分が「なぜ騙されたのか」について。ズバリ、以下の2点
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(1)極貧ニートの数百円の買い物が狙われるハズがない、という勝手な思い込み。
(2)キズモノ中古品の小っせえ売買にまで、偽サイト詐欺するバカはいない、という先入観。
騙された「過去完了形」の今ともなっちゃ、上述の二点がカン違いも甚(はなは)だしいわ❕ と如実に痛感できる。
つまり、今回のような罠サイトを仕掛ける詐欺グループは、その買い物の代金をダマし盗ろうとしてるんじゃない。カード情報を入力させて、カモ客の口座に眠る貯金自体を不正に引出そうとしてるのだ。
そして、地球のウラ側の住人かも❔しれん犯行グループ当人らにとって、アクセスしてくるカモ客が「利子生活の大金持ちか、日銭暮らしのニートか」なんて区別つくハズがねえ。
だから、おいらのよーな最下層のニート中年に対しても「詐欺目的の偽サイトは平等に待ち受けてる」んであった。こんな当然な理屈、何で自分に分からなかったのかっ
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と、大まかな前フリ解説をしたところで、以降「騙されてった経緯」を順に
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◆ ◆ ◆ ◆
(過去、何度か当ブログにも投稿してる通り)わたしは根っからの「日本の金物生活用品フェチ」で、なかでも「三徳缶切の蒐集」をコレクション標的のひとつにしてる。
今回の被害も、いつものように「三徳缶切」を画像サーチして、昭和レトロな逸品で未保有な"三徳缶切の出物"が出てないか❔ 探ったのが発端だった。
そしたらば…❕
実に「オイしそうな」レトロ缶切りの画像
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こりゃイイ🎵 と射幸心の高まるなかクリックすると、出てきたのが
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この時点で、コレクター魂が沸いちまってた自分。
自分が未入手だった「コレがほしい」という欲求。それにしては激しく安い!?という「お得感」。そして店名が平仮名で『有限会社はたや』などという💧いかにも地方の古道具屋っぽい屋号な「親しみ感」。その3点が重なってたことで、「偽サイトかもしれん」と疑う平常時の注意力を失った。コロリと騙され「これは早く買わねばっ」という物欲に急かされるまま、おもむろに"会員"登録してカートに(この"商品"を)入れてしまった。
よくよく見ればURLのドメイン拡張子が「~.xyz」という詐欺ご用達アドレスだったり、ヘッダー広告のセール期間が3月のものだったりと不審点が見えるのだが、自分はそこまでチェックした上できっと小さな個人営業店だから、サイト広告の細部にメンテが回らなかったり、安くてマイナーなドメインを通じて商売してるに違いない……などと、あえて自分に「ここは怪しくない」と言い聞かせつつ「買うこと最優先」で思考を進めてしまってた。
完敗である💧
もし、『有限会社はたや』だろと「~.xyz」ドメインなんて絶対に怪しい、と冒頭で正常に判断できてたら、わたしは商品ページからTOPページに
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あろーことか、その店構えは「巨大電子モール」さながら💧
電化製品から衣料品まで扱う「楽天市場もどき」になっとるぢゃないかw いくらなんでも、このTOPページさえ見てたなら たちどころに「こんなの、偽サイトだろフツー」「典型的な詐欺ページじゃね?」って見切りがつく。
記載にある"会社"概要は、こんなん
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いちおー、実在の住所が本社所在地になってたので、Googleマップで検索。
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ははあ。
これまた、日本国内を騙る偽サイトの常套手段。正否が判定されにくいように、集合住宅(多くの場合、マンション)が使われてた。と言っても、こんなマンションの何室かを事務所にしたと仮定して、「全国8事業所もの生産拠点を持つ巨大製造卸会社の本社機能」が収まりきるハズねえ💧 じゃんか。
300%詐欺サイト。
いつもの冷静な自分なら、この手順で結論づけてたのに。さらに"電子モール"内の記述を追えば、偽サイトに決定的な「文体が不自然で、怪しげな"日本語"文」すら何行も
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何が「素晴らしいサービス」だよっww 自分で言うな❕ っての。
真のサイト主催者が(『はたや』なんて和風イメージからホド遠い )どっかの外国人で、機械翻訳してるのバレバレ。
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URLから逆ググりすると、この「有限会社はたや」は国内の偽サイト警告情報ページに すでに掲げられていた。どころか、同一犯グループによるとみられる「姉妹サイト」が何個も
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ところで、これらの偽サイト運営者の「本当に根城としている親ドメイン」は実際、どこにあるのか。
当然(これまで追ってきた手がかりから見て)海外だろうが、世界は広い。とはいえ不覚にも騙されて癪に障る🔥わたしとしちゃ、そこまでも突きとめないと気が済まない。さすがに不可能かとも思ったが、実は…結構カンタンに炙(あぶ)りだすことが出来たのだ。
連中のアジトの捜索に、特別なツールは要らない。実は「偽サイトの素ドメイン名」なるものは、そこで掲載されてた商品画像をググるだけで良い。(註:8月17日現時点では出来なくなりました)
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出てきたのは、「casaskrea.com」というメキシコの不動産会社
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どうも今回のフィッシング詐欺一味は、少数の日本人(もしくは在日メキシコ人)メンバーを含むメキシコ人たちと推測されよう。遠路はるばる、毎日あらたに増やし続ける偽サイト。掲載商品を無断でコピペしまくるだけでも膨大な作業量だろに、ホントご精が出る犯人ども
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最後になるが、わたしの場合「購入に進みカード情報を入れてしまった」が、その後の3週間で まだ実害はない。
決済ページに購入確定ボタンが(何度入れ直して試しても)出てこない時点で(ようやく)騙されたと💧気づいたため、入力したカードのデビット機能を即!停止した。もともと数千円しか預けない「ネット小買い専用」口座だから、大金を出金する企みは成功しない。
念のため、会員情報やカード番号等も「数分後には全部デタラメの偽情報」に書き換えた。退会や空白入力は出来ないのだから💧せめてもの抵抗である。これとて、獲物のひとりひとり細かいログ情報まで遡って(緻密に)口座ハックする連中ならカネを盗まれてしまう💧可能性は残るが、果たして送金額に数千円の少額を入れて回るかw その可能性は天文学的に低い、と勝手に安心してる。
=了=
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