日本は、あまりにも典型的な島国。俗に国内じゃ「日本列島」などと言い馴らすも、平たくは「日本群島」であり「西インド諸島」とかと同じく「日本諸島」とも表現され得る「本州アイランドを中心とした大小の島々の集まり」から成ってる。
当然、島嶼間の行き来には(橋や海底トンネルで陸続きに渡せなきゃ)大小の船舶が活躍するワケで。
そんな中、先日「高松市男木島(おぎじま)と女木島(めぎじま)」と高松港を結ぶフェリー航路に新造船が就役した。先代『めおん』の二代目、お出ましである。
しかも❕ ヘッダー画像のごとき「紅白ヨコ縞」模様だ💧 ってんで、その大胆な塗色が話題の的だ。
地元の愛称は「しましまめおん」だとか。自分としちゃ、これを例の「"まことちゃんカラー"塗装船」と呼ばずして他に何と言い表せようw
進水式の時点では純白モノカラーで、まだ「そんな迫力」まで窺(うかが)い知ることは出来なかった。いや、正確には「船体に掛けた紅白幕が思わせぶり」だったんだがww
新造船「めおん」進水式 2020.11.2
さあ。ところでフェリーボート(渡し舟)と言っても、世界じゅうに大小のバリエーションあるよね。
デカいのは乗用車や大型トラック、鉄道車両までも載せてゆく。さすがに列車ごと向こう岸まで運ぶ鉄道航送船は、もう鉄道王国ニッポンでも絶滅してしまった(JR切符のまま、海を"線路扱いで"渡る鉄道連絡船が2航路 残るのみ)のは、ご存じの通り。
きょうび本州諸都市と北海道の往復は(時間とコストで鉄道に圧勝した)航空路線が主役だが、その空路が今やコロナで採算とれない。こんな時代が来るなどと誰が思ったか。
一方の「小さなフェリー」と言えば、まさに昔で言う「渡し舟」。橋を渡す代わりで「人と自転車しか乗れないが、10分おきにシャトル輸送」なんて小型船も多い。有名なのが下の、オランダのやつ。昔、当ブログ記事でも紹介した船舶データベースから拝借した。
オランダの表玄関=アムステルダム中央駅から吐き出されてくる大量の通勤通学客を人工湾(つか水路)の対岸へ送迎してる。言わば、市街を南北に隔てる湾全体を「駅ウラ広場」に見たてて“橋渡し”してるのであり、運航費は鉄道会社が負担。乗船は無料だ。日本の高松駅と立地条件は似てるが「めおん」は利用料金を取る💧…ここら辺り、オランダが羨ましいね。
よくよく見れば……乗ってる人たちは皆、マスク姿。世界のどこで撮られた街にも、こんな人々が……という光景はあと何か月(あるいは何年?)続くのだろうか。
=了=
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