関心空域 ━━ す⊃ぽんはむの日記

元「関心空間」の日記(引っ越し後バージョン)です♪

北イタリアにあるという❔懐かしの洋画『ミニミニ大作戦 (1969年)』のエンディングに使われた《断崖絶壁の山岳道路》の現在にトコとん!迫ってみた💛  =Part①=

2018年11月10日 | 日記
薫る晩秋───きょうは、年齢層だと50代以上の洋画ファンにピントを合わせた《懐かしネタの再点検》を、長くなるので二部構成に分け展開してみたい。いわゆる、『あの名画のロケ地は今❔』といった趣向の話である。

ターゲット作品は、1969年公開の米英合作(と言っても実質、限りなく英国制作)のクライムアクション・コメディ、『ミニミニ大作戦(The Italian Job)』 2003年に初リメイクされた同タイトルの米国映画は、雰囲気のまるで異なるシリアス一辺倒な映画になってしまい、旧作フリークは興醒め⚡しきりだったんではないだろうか。

そう、元祖1969年版は(あそこまで)シリアスなだけの娯楽アクションじゃなく、(カーチェイスなどスピーディな痛快さの一方で)コメディ要素がテンコ盛りのエンタメ映画であった。そして、主演が"サー"・マイケル・ケイン。その名を聞いて平成生まれがイメージするよーな、きょうびのハリウッド映画で観る「お爺ちゃん俳優」じゃない。何せ半世紀前のこと。当時はプリっプリに若さと活気に満ちてた🎵……そのマイケル・ケインさまが柔に剛に、しなやかな眼力と声色で「怪盗グループのリーダー」に成り切ってる。そのカッコ良さったら無かった。


で、コメディ風味の犯罪ミッション映画であるからして、そのテイストが遺憾無く発揮されたパートと言えば、筆頭は「あのエンディングシーン」であったろう。すでに(本作を)全編鑑賞された人なら、8割余の御仁には賛同いただけるコトと信じている。

というワケで最初に、おさらいだ。例の『痛烈(❔)なるラストシーン』を動画で振り返ろう。

【警告以下 核心的ネタバレ!!!】英国の盗っ人たちが即席チームを組み、中国からイタリアに空輸された金塊を強奪することになった。舞台はトリノ。中心市街の交通渋滞に乗じ、まんまと金塊をせしめたメンバーは首尾よく手配した大型バスに乗り込んだ。逃走バスの行き先は、アルプスを越えてスイスへ。ジュネーヴの銀行に、奪った金塊を預ける算段だった。

ところが、最後の詰めでアクシデント。車内で乱痴気騒ぎをしながらのアルプス山道走行中、浮かれた運転手が(突然の急カーブに)ハンドル操作を誤まってしまう。バス後輪(すなわち駆動輪)が空を切って車体後尾が大きく振られ、路肩石をも突き破ると……
 
1968年『ミニミニ大作戦』エンディングシーン【警告↓核心的ネタバレ!!!】


…バックに流れてる合唱?曲『The Self-Preservation Society』は直訳すると「自衛主義社会」。ぶっちゃけ「🎵渡る世間は自己責任、自分の身は自分で守らないと、どーなったってオラ知らないぜ」といった趣旨のコトを茶化し半分、諭(さと)し半分に歌ってる。ムード的には、むしろ真逆の「自暴自棄」テイストが混ざった庶民目線の哀歌だ。この映画の悲喜劇的なエンディングには良く合ってると思う。たまたま、きょうびの日本で渦巻く「自己責任論」に吹っかければ、われわれの目下の世情をも揶揄してるように聞こえて神妙な気分❔になれる。

さて、曲はともかく当記事の本題だ。このエンディングに映された「脱輪事故現場」は具体的にどこか?

まず大前提。バスのリアウィンドウ越しにアルプスの山々が映ってたので、「欧州の、アルプス地方のどこか」であることは間違いない。じゃ次に、もっと(場所を狭めて特定できそうな)具体的な手がかりは? 

他に大きく、ふたつの手がかりが映っていた。

ひとつは、断崖絶壁の直下に。少し離れた場所にも、また……都合、「ふたつの湖が隣接してた」ってこと。これは大きな地形上の特徴だろう。

他には何か? もう一度、「バス宙ぶらりん」の現場映像を見てほしい。


この絵柄が映るのは、空撮するカメラがいっきにズームアウトしてくシーンなので、(映画の観賞中は)一瞬しか細部までは視認できない。だが、こうして瞬間をスチル画像にしてしまうと……明らかに、バスのそばに「とても奇妙なモノ」が映っていたことに気付かされる。


ちなみに、このスチルは本作がデジタルリマスターされたあとの「精細バージョン」を停めた画像。この、四角い枠で平面を削ぎ出したような部分には「実際には何か文字が掘られてあったのを、撮影するのに邪魔だから応急に、パテ状の物(粘土?)で埋めた」ような痕跡まで読み取ることができる。

これはさぞかし、決定的に「文字が読めると場所が限定されて観客がシラける」と監督が思ったから、そこまでして「画面から揉み消そうとした」のだろう。

さあ、この二つの手がかりさえあれば、ロケ地点を見つけるのは難しくあるまい。 いや実際に、調べてみたら容易(たやす)かった。
検索タグ: ランボルギーニ・ミウラ
── と言うワケで(場所の"捜索過程"レポートは割愛し)いきなり次回記事《~ =Part②=》では、今回の問いかけに対する「正解篇」を順序だて、説明いきたい。 ひとまずは、これにて。
次回につづく=


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