すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

眠れない、寝てないと言うけれど

2011-09-19 20:43:32 | うちのキヨちゃん
 うちのキヨちゃんの口癖は
 「眠れん。夕べも眠れんで、明け方になってうつらうつらした。」
である。確かに夜中に目が覚めたり、眠りが浅い時もあるのだろうが、実際私が遅くに枕元を通っても、爆睡している事の方が多い。
 そして、夕飯後テレビを観ながらゴロンとなると、そのままうつらうつらしてしまう。そんな時間から寝てしまえば、夜寝られなくて当然だろう。
 「そこで寝るんなら、布団に行けば。」
と言うと必ず
 「寝とらん。目つむって聞きよるんじゃ。」
と言い、寝ていたことも認めるときも
 「布団に入ったら目が覚めるから。」
などと、意味の分からない言い訳をする。
 今日もテレビを観ながら19時頃からうとうとしていた。くろべえのニャオ~ンという声に覚醒して、
 「いかんいかん、もう9時がきよる。寝ないかん。」
と言った。時計は20時前である。
 「母ちゃん、まだ8時でよ。」
 「え!」
 すると、そのまままたゴロンとなる。
 「なあ、寝るんなら布団に行けば?」
 「寝よらん。聞っきょる。」
私の忠告にいつもの返事。そして、15分ごとに目覚めては
 「うう~ん、まだ15分しか経ってないでえ・・・。」
と繰り返す。
 キヨちゃん的にはどうしても21時に布団に入ると決めているらしい。何だろう、このこだわりは・・・。

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コメント (5)
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