すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

入院前夜

2014-09-20 23:03:12 | うちのキヨちゃん
 明日キヨちゃんが入院する。仕事中親友ナースから電話。
 「おばちゃん、明日入院じゃけん、かんまんかったら今晩娘を連れて行こうと思うんやけど。」
彼女は保育園の娘と見舞ってくれると言う。
 「ありがとう。母さん喜ぶわ。」
 定時で終われず少し残業。今日に限ってくりりんもいつもより遅かったので、一番乗りしたのは彼女と娘だった。私が帰った頃には、すでにくりりんやキヨちゃんと賑やかなおしゃべりが聞こえていた。
 一番乗りしてリュウと遊んでテンションが上がっていたのか、すでにくりりんにも慣れたのか、おちびさんはいきなりご挨拶にくりりんの股間を
 「チーン」
と弾いたらしい。何でも保育所で流行っているとか。一体何が流行るのだ(笑)。
 ちょうどキヨちゃんの作ってくれていたのがカレーライスだったので、二人に食べてもらっても十分あるので、一緒に食事しようという事になった。親友ナースはキヨちゃんのカレーが大好きだが、おちびさんもカレーは好物らしい。そして、おちびさんはびっくりするほど良く食べる。
 初め子供用に軽めに入れていたのだが、結局おかわりをして大人並みに食べた。そしてくりりんを相手にままごとをしたり、くりりんの頭を何度も叩いては喜んだ。きっとペチペチという音が楽しいのかもしれない。
 リュウにおやつをあげたり、台所のくろべえを覗きに行っては、
 「黒ベリー探す。」
とおしゃれな名前に変えて探していた。
 今度は私がトイレに行くとそこまで付いてくる。入っている間、
 「いますか~。まだですか~。」
とノックを繰り返した。
 そして次に自分がトイレに行くと、大声で、
 「おじちゃ~ん!ちょっと来て~!すずちゃ~ん!来て!」
と叫ぶ。何か虫でもいたのかとトイレに走ると、そこには大人並みの見事な1本が待っており、どうしても「力作」を見せたかったらしい。流石の私もくりりんも腰が砕けた。子供って・・・(笑)。
 そんな色んなおちびさんの行動に、キヨちゃんはとにかく物凄く笑った。ここ最近こんなに笑った事は無い。だから物凄く有難かった。
 キヨちゃん、頑張って手術してリハビリして、またおちびさんと大声で笑おうね。

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コメント (2)
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